資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

インフレターゲット2%の理論的背景

2013年04月22日 | 中小企業診断士資格とその活用
 先日の三橋先生のセミナーの時の情報。日銀はインフレターゲット2%を目標にしているが、日本の場合、この数字、1%でも3%でもダメで、2%なのだそうだ。マクロ経済学にフリップス曲線というのがある。インフレ率を上げていくと、失業率が下がっていくというもの。

 写真は日本のインフレ率と失業率実績の関係だ。縦軸が失業率、横軸がインフレ率で、図の左上のプロットは、インフレ率がマイナス(つまりデフレ)で高失業率、つまり最近の状態だ。日本は見事にフリップス曲線に載っている。

 そして図の右下インフレ率が2%のとき、これ以上インフレ率を上げても失業率は下がらなくなる。つまり収束する。インフレ率1%ではまだ失業は高い、3%では失業率が下がらないのに物価が上昇する。アメリカなどはなぜか、このフリップス曲線には載らないそうだ。
     
 というわけで、一部にはインフレになっても失業者は減らない、景気はよくならないという学者がいるが、そちらの方が異常である。失業率が下がらないならその説明ができるのか。黒田日銀に期待!!
 
コメント
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