地方消滅 - 東京一極集中が招く人口急減 (中公新書) | |
増田 寛也 | |
中央公論新社 |
少し前に話題になってた本である。元総務大臣の増田寛也氏のの著書だ。以前から読んでみたいと思っていたが、なかなか機会がなかった。新書版は、移動中に読むのにちょうどいい。スマートフォンでは、時間が持たないためだ。
さて、内容だが、人口は2100年には5千万人になる。これを何とか止めないといけない。特に問題は地域格差である。首都圏は子育て環境が悪く、ここだと子供を多く産めない。しかし人口はここに集中している。これが問題だという。
段々地方に人がいなくなって、首都圏だけに人口が集中する社会を極点社会と筆者はは呼んでいる。こうなってはお終いだ。そこで、いろいろな人口増対策が書かれている。
この問題は、実に大きい問題だ。ただ、私は人口が減っても、一人当たり所得が増えるなら、国民は豊かになるんだから、それでもいいか、企業だって、従業員一人当たり生産高が多くなれば、一人当たり利益も多くなるんだから、それでもいいか、と思うんだが。スイスなどはトータルGDPは少ないが、一人当たりは多い。
まだ頭が、混沌としているが、この問題、時々チェックしないと。