亡国の農協改革 ――日本の食料安保の解体を許すな | |
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飛鳥新社 |
久しぶりに三橋氏の著作を読む。この方、執筆スピードが異常に速い。ゴーストライターがいるんじゃないかと思うほど脅威的だ。月に2冊くらいのスピードで出版しているんじゃなかろうか。
内容は、農協関連法が改正され、外国資本が参入し、日本の農業や農地が減っていき、干ばつが起こると日本は飢えてしまう。亡国の危機である、というもの。三橋ブログである程度予備知識があったため、腹にストンと落ちた。
よく日本人が誤解している点を一つ。「日本の農業は保護されていて、競争がない、これからは自由化して海外に打って出よ、おいしい果物などは高く売れるはずだ」というもの。
これは誤解だ。実際、日本の農業は主要先進国の中でも最も保護されていない国だ。農業生産額における国の農業予算は、最低だ。これは知らなかった。そもそもが間違いだった。(各国の農業への補助はこちらをご覧ください、新世紀のビッグブラザーへ)
この分野、自分の仕事には直接関係ないが、心配な分野だ。将来の日本が飢えてしまうなんて。