資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

中小企業診断士と下町ロケット~後編

2015年11月27日 | 中小企業診断士資格とその活用
下町ロケット2 ガウディ計画
クリエーター情報なし
小学館

 昨日に続いて今日は、下町ロケット2の話。書店に平積みだ、売れてるんだろう。この本は前作から5年後の作品だ。単行本だが、最初に登場人物の相関図が出ている。これは分かりやすい。帝国重工、日本クライン、サヤマ製作所、アジア医科大学、PMDAなど、何度もこの相関図で役割が確認できた。

  そして、冒頭、試作品を作る部分が出てくる。「バタか・・」という記述。バタフライバルブだ。私のサラリーマン時代、ガス管にバタフライバルブがかなりついていた。その昔、天然ガスへの熱量変更をする際、ガス導管を遮断するため設けられたものだ。従って、ちょっと古い。円形の板に軸がついていて、軸を90度回すことで、開閉ができる。古いものだから、どうもバタ弁の私のイメージは悪い。小説ではこれを人工心臓に使うそうだ。私の感覚からしたらほんとにバタ弁なんて使えるんかいな、という感想。

 小説では、データ偽装、週刊誌ネタと、色々事故、事件が発生する。ここでは内容は書きませんので、テレビや小説を買ってお楽しみください。

 話の途中で、作業工程を「リスケ」する記述が出てくる。リスケはリスケジュールの略だ。中小企業診断士になって、このリスケという言葉を覚えた。借金の返済をリスケするなどだ。佃製作所などの中小企業の経営再建は、中小企業診断士の仕事なんだが、この小説には診断士は登場しない。作者は、まだ中小企業診断士なんて、知らないようだ。私の仲間の中には、この経営再建を専門にしている人もいる。もっと知られてほしいものだと思う。

コメント
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