資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格は2年前倒しで達成、今年は百名山完登が目標、徒然なるままに書いていきます。

フランス紀行その5~ガール&リヨン

2019年01月08日 | 地理・歴史系資格とその活用

 昨年末に行ったフランス紀行の続きを、スケジュール表やガイドブック、撮った写真などからして書く。まだ何回か続きます。

 この日は、午前のアルルに続いて、午後はガールの水道橋、夜はリヨン歴史地区と世界遺産を3つも見学だ。まずは今回の旅行のお目当ての一つ、ガールの水道橋。古代ローマの遺産だ。三層の石造りのアーチだが、これにはちょっとした感慨がある。私の学生時代の卒業研究は、鉄筋コンクリート製アーチ橋の設計である。従ってアーチの特徴は今でもよく覚えている。当時はコンピュータはまだ学生では使えない、普及し始めた電卓を使った。中には計算尺を使っているものもいた。

 ガールの水道橋は、高さ48m、長さ275mで水路の全長は50km。1kmで34cmという高低差だ。今の技術なら何のこともないが、時代は古代ローマだ。当時からその測量技術は優れていたようだ。下の写真は、入場きっぷ。

 

 

 さて、水道橋。受付して、しばらく歩いて川のほとりへ。現在は水道橋の手前にもう一本の橋が架かっており、これを渡って対岸に進む。この対岸の方が、いい写真が撮れるそうだ。しかし、まあ、すごいものを作ったものだと思う。フランスと言えば、当時はローマの属州だ。近くの街の住民の生活のために作ったんだろうが、住民は喜んだだろう、ローマはその力を見せ、住民はそのローマに従ったんだろう。

 

 

 バスで240㎞、フランス中部の中心、リヨンへ。このリヨン、私が小学生か中学生の頃、学校の試験問題で、社会科の試験で、フランスの首都はどこかという問題が出された。もちろん正解はパリなんだが、選択肢にリヨンというのがあった。当時、リヨンなんて誰も知らない。もちろん私も知らない。先生が苦し紛れに作った問題なんだろうが、これで私は「リヨン」という地名を覚えた。

 リヨン到着は、もう夜だ。まずは世界遺産の歴史地区をフルビエールの丘から展望。そして、ノートルダム寺院に入る。ドームの天井画が美しい。

 

 

 

 夜は、リヨン繁華街の居酒屋で夕食。終わってリヨンの街を散策しながらホテルへ。一日に3か所の世界遺産を見学。充実した一日だった。続く。