資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

防災士が急増しているそうな

2019年06月04日 | 土木施工管理技士資格とその活用

 先日の読売新聞に載っていた記事、「急増する防災士、知識に期待」だ。しばらくぶりに防災士の記事を目にする。記事についている写真は、グループ討議の風景。私もこの討議に参加した記憶がある。

 

 記事の主なキーワードを拾ってみると、合格率98%、取得費用6万円最短2日間、取得年齢9~93歳、各地の研修はすぐキャンセル待ち、補助する自治体は44都道府県351自治体、資格は生涯有効、防災士会への入会は5%、ペーパー防災士、専門性高くない、合格基準を7割から8割へ。

 つまり、今、防災士は大変な人気だ。自治体から補助金がでるが、研修が満員でなかなか受講できない。しかし取得後は、特に義務もなく、ボランティア組織である防災士会への入会は取得者のたった5%。ペーパー防災士がほとんど。

 そして2日間の講習だけだから(以前は確か、通信教育も受講条件だったが、今はどうかな)それほど専門性は高くない。なんたって合格率ガ98%というから、ほとんど誰でも取得できるというものだ。これが逆に取得希望者が多い原因かもしれないが。

 分野は少し違うが、気象予報士などに比べれば、雲泥の差だ。予報士は数百時間の学習が必要だが、防災士はたった2日間、このため主催団体は、合格率を70%から80%へ引き上げるという。まあ、それは結構だが、これでどのくらいレベルアップするかな。

 私はもう10年も前にこの資格を受講して、取得したが、講師陣は当代一流の先生で、講義の質も高かった。またグループ討議は、発災後数時間の状態で、小学校に避難所を作る、さあ、どうするというテーマだった。これ、なかなか実践的で役に立つ内容だった。しかし、取得後は何もないため、だんだん忘れていく。記事の通りだ。

 更新制度も考えられるが、集合研修は、費用も掛かるし、手間だ。やるならFPのように、月刊誌に最近の情報と設問があって、ハガキで解答し、更新できる制度ならお手軽で、費用もかからないからお薦めだ。これで知識補充にもなる。

 この研修で思い出すのは、当時、社内異動や昇格の時期で、私から本人に電話し「内示」をする必要があったが、ちょうどこの研修の時間、休憩時間の度に、廊下から内示の電話をしていたっけな。

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