資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

経済で読み解く日本史3~江戸時代

2019年06月29日 | ビジネス・経済

 

【数量限定】経済で読み解く日本史 文庫版5巻セット
上念 司
飛鳥新社

 経済で読み解く日本史も3巻目に入った。江戸時代の経済のキーワドは、「貧農史観」と「財政政策」だろう。教科書に書かれている江戸時代は、「貧農史観」だ。つまり江戸時代は皆貧乏で、武士に虐げられていたというもの。でもこれ、事実ではないようだ。

 江戸時代は生産性も上がってきて、マーケットを考えて、農民も町人も米以外の商品を自由に作り、売っていた。そして金融の仕組みも当時の欧州をしのぐほどに発達していった。ブレーキをかけていたのは、武士の〇〇の改革だ。〇〇は教科書に出てくる三大改革の名前。

 もう一つの財政政策とは、金銀を改鋳して、貨幣を多く作り、市中にばらまいた。貨幣が出回ったら、市中は空前の景気が訪れる。〇〇の改革をして、金融を引き締めれば、途端に不景気になる。これの繰り返しだったようだ。

 これは、武士は、家柄が重視されたから。能力などはその次の問題だ。もともと経済政策など非常に難しい政策を、家柄がいいからといって、担当させる。これじゃ、景気を加速したり、減速したり、三歩進んで二歩下がるになってしまう。

 そして、時代は待ってはくれない。海外から開国の圧力が、始まってきた。今日はここまで、次はいよいよ明治時代だ。

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