資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

ゆるいね、出版業界

2019年06月07日 | ビジネス・経済

  独立してから出版社の方とお付き合いが始まった。都合5社ほどだろうか。サラリーマン時代は、印刷会社とはお付き合いがあったが、出版社とはもちろんない。著作者になるなんで思ってもみなかった。そこで気がついた事がある。何事にも「緩い」のだ。

 出版に校正はつきものだが、とにかく遅い。自費出版なら自分で校正するが、1冊、2,3日だ。しかし、出版社にかかると、2か月、いや1年近くかかる。校正の所要時間の実績は、1冊目は数か月、2冊目は半年ほど、3冊目は2か月だった。なんでこんなに遅いんだ? 

 私、ガス会社にいる頃は、お客さんへのガス開通は、なんとしても工期には間に合わせる。引っ越してガスが使えないなんて考えられない。ガス漏れがあったら、私道でも何でも、地主に頼み込んで、頭を下げて、地面を掘って、修理を行い漏えいを止める。これが供給義務という法律で縛られていた会社の仕事だった。

 また印税の支払いもひどい。付き合った出版会社は、1年間まとめて年末だ。建設業では下請け法というのがあって、発注者から元請けが支払いを受けてから、1か月以内に下請けへ支払う。1年なんでとんでもない。倒産してしまう。

 流通もそうだ。アマゾンは、1冊ネット注文したら、たいてい翌日に届く。しかし、書店で大量に注文すると、こちらは卸からの便が1週間に1回、タイミングが悪いと10日くらいかかる。急いでいる講座などは、大量に必要な時、間に合わないのだ。アマゾンのビジネスモデルと書店―出版社間は、大きく乖離してしまっている。

 この業界の方々は、中にいるからそんなもんだと、気が付かないんだろうか。ゆでガエルだ。この業界、徐々に縮小しているそうだが、これじゃその通りだね。自ら改善できないなら外圧で改革するとか、何とかしないと、世の中においていかれるよ。

 

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