都内でまた二酸化炭素中毒事故が起きた。ビルの消防設備の点検時に、誤って二酸化炭素が発生、4名が死亡だ。お気の毒にご冥福を祈る。事故原因はまだ調査中、再現実験を行うそうだ。おそらくは、点検員が消防設備をよく知らないで仕事をしたと、私は推定する。
私の現役時代もこのような事故がよくあった。ある高層マンションの消防設備の点検で、誤って、ガスの遮断弁を作動させて、何十件ものガスの供給支障が発生した。それも同じマンションで二度もである。原因は、作業員が遮断弁の設備の知識なしに、点検作業に従事していたことだった。
今度の事故も、調査中とは言うが、おそらくは知識不足だろう。なぜか、私の経験から、この企業さん、従業員に十分な教育をしていないのだろう。新聞には、大学の先生が、消防設備士の立ち合いを義務化せよ、という。全くその通りだ。
消防設備士ねえ、私はかなり昔、消防設備士の乙種4類と6類を取っている。消火器と火災報知器だ。消防設備にはいろんな種類があり、これが役に立つかどうかはわからないが、該当する消防設備の点検には必要だろう。なんせ、4人も死んでるんだからね。