先週、以前から計画しておいた、紅葉を見に火打・妙高二座の百名山登山に出掛けた。第1日は登山口の笹ヶ峰標高(1,300m)から高谷池ヒュッテ(標高2,100m)へ、第2日はヒュッテから妙高山(標高2,454m)の往復、第3日は、火打山(標高2,462m)に往復登山し、高谷池に戻り、そのまま笹ヶ峰に下山する。
天候は第1日雨80%、第2日20%、第3日40%だ。変わりやすい秋空だ、3日も続けて晴れることは少ないから、初日の雨はしようがない、と割り切って出発。
配偶者と二人の予定だったが、所用でソロ登山になってしまった。小雨の笹ヶ峰登山口からスタート。まずは木道を1時間ばかり歩く、滑りやすい。誰も歩いていない。ちょっと心細い。前日、電器店でラジオを購入したため、これを聴きながら登る。
黒沢橋に到着し、小休止。ここからが急登だ。渓流の滝の音がすごい。この日は、終日、小雨だったり、止んだりだった。合羽を着ていると、発汗で中から濡れていく、そして尾根に出ると、風で体が冷える。低体温症に注意しないといけない、従って、衣服の調整はこまめにする。一昨年の槍ヶ岳で学んだことだ。
笹ヶ峰は、火打山に登るときは必ず通るルートだが、下のような大石も登る、結構きついな。急登の十二曲りは番号がついてる。これは目標になって登りやすい。十二曲りを登り切ったが、さらに登りは続く。紅葉の盛りの場所も出てきた。
そろそろ退屈してきたときに、富士見平に到着。名前はいいが、展望はない。ここまで累積で3時間ほど。富士見平からは高谷池ヒュッテ方面に進む。大石の道や水たまりがある道で、歩きにくい。そして三角屋根の高谷池ヒュッテに到着。所要4時間とちょっとだ。
ヒュッテは、雨のせいか、人気(ひとけ)がない。建物は古いが中はきれいだ。ただ、電気は17時からがつくそうだ。乾燥室もない。しょうがない、食堂の石油ストーブで、濡れた衣服を着たまま乾かす。この日の泊まりは10人ほどと少ない。
配偶者と一緒の予定で、個室を頼んであったが、一人で占有する。荷物は出しっぱなしでいいから楽だ。しかし、雨のせいか寒い、部屋は暖房もなく、ガランとしている。
翌朝は、快晴、ヒュッテ前の高谷池に火打山が素晴らしい。さて、この日はは、妙高山に登山だ、続く。