大菩薩に登ったついでに、この日は脚をの伸ばして甲府の手前、石和温泉に寄る。石和は、サラリーマン時代の会社の旅行先だったが、私は一度も機会がなかった。一昨年だか、公共の宿に泊まったきりである。駅からは山々の上にちょこんと富士山が顔を出している。甲府では富士山はこんな風に見えるのか。
温泉は、アルカリ性単純泉。泉温は45.9℃の高温泉、ぺーハーは9.1とアルカリ性、7.5以上だから美人の湯だ。療養泉には温泉成分が不足する。
これじゃ、なんで名湯百選に選ばれたのか、わからないな。泉質でなく、温泉街の大きさとか有名さなどだろうか。ちなみに山梨県の百名泉は、石和以外に、増冨温泉、下部温泉だ。増冨はラジウムで有名だし、下部もよく聴く温泉だ。
そのせいだろうか、別に呼び物がある。ワイン風呂だ。スマホを持って温泉の中には入れないから、外からそっとワイン風呂を撮る。浴槽に入ってみると、真っ赤な温泉だ。入浴剤のようだが、かすかにワインの香りがする。
お土産には、ワインの代わりにブドウジュースを購入。名湯百選を一つクリアした日でした。