先日、森林インストラクターの一次試験を受験した。この試験は、半分が小論文だ。従ってその採点は難しいだろう。採点者は複数だろうから、何らかの採点基準を作って採点しているのは間違いない。
最近の試験のほとんどは、マークシートだから、こちらは間違いようがないが、小論文は、怪しい。人間、間違いもあるはずだ、多数の答案を採点するのだから、採点ミスだってあるかもしれない。そんなとき、受験者から文句が言えるんだろうか。
どう考えても合格なんだが、不合格になってしまった。そんなときどうするか。実は、数年前に気象予報士の実技試験で、再現答案を受験機関に採点して貰ったら、この答案、合格確率は90%ですと言われた。しかし、不合格。すっかり自信を失ってしまった。
そのときは、不服審査請求など考えもしなかったが、森林インストラクターで不合格の場合はどうなるのか、そんなことを考えていたら、思い出したことがある。三十年以上前に行政書士資格を取得したときのことだ。確か、国家試験の採点は、役所には文句が言えないんじゃなかったかな。
という訳で、キチンと調べようと、ネットで検索した。今のネットは自分の記憶があやふやなものでも確かめられる。行政不服審査法第7条1号に掲げる処分・不作為、適用除外で、「専ら人の学識技能に関する試験又は検定の結果についての処分」がある。つまり国家試験の合否結果は、不服審査の対象外ということだ。
まあ、採点ミスで不合格になるような点数じゃなく、ゆうゆう合格となる点数をとればよいだけなのだが。