森林インストラクター受験~直前対策の11日間、第四日(第4問)、五日(第5問)について書く。第4問は、ほぼ選択問題で、特徴のある樹木(棘、匂い、葉柄の長さ)、気候帯と樹種、乾燥・湿った場所の樹木、対生の樹木。こちらは10年間の平均点は、7.2。まあまあだ。
お次は、第5問、こちらは記述式、得点は10年分で0点~10点と、相当ばらつく。わかった問題とわからなかった問題が極端。
①気候帯と樹木帯の関係、②動物散布の種類と植物名、③付着型散布と被食型散布の内容と樹木名、④栄養繁殖の種類(挿し木、取り木、株分け、接ぎ木)、⑤虫媒花と風媒花の説明と植物名、⑥スプリングエファメラルの種類と説明、⑦植生帯の水平分布・垂直分布、⑧イヌと名がつく植物とつかない同類の植物(イヌブナとブナ等)、⑨ヒノキ・サワラ・ネズコ・アスナロの特徴・気孔、⑩植物の学名の付け方 である。10年の平均点は、5.2と低い。
5問目は、④栄養繁殖や⑥スプリングエフェメラル、⑧イヌと名がつく植物は、森林インストラクターのテキストに記述はなく、ほんとうに植物を知ってる方でないと得点できない。私のように、生物は中学生以来の学習であるような人間では、正直、手が出ない。ここは、出題内容によっては、運不運だ、しょうがないね、これまでだ。
最後に忘れないように、メモしておく。付着型散布では、ヌスビトハギ:果実の表面にカギがあり動物の毛につく、オナモミ:果実表面のカギのある棘、毛につく、オオバコ:種子が濡れるとゼリー状になり動物につく、イノコヅチ:棘のある果実(種子)が衣類につく、アメリカセンダングサ:果実に棘あり。
被食型散布では、ムクノキ:ムクドリが好む実を野鳥が食べ糞を出す、スミレ:エライオソームという物質を出し、アリが巣に運び、種子は巣のそばに捨てる、ドングリ:リスやカケスが貯食性があり、貯えるが食べ残す、ミズバショウ:クマが食べて運ぶ、ナナカマド:鳥が好む赤い実をつけて運ばせる、カンアオイ:種子とエライオソームをアリが運ぶ。ふう、たいへんだ。
という訳で、樹木の問題は、問1:8.1点、問2:7.8点、問3:7.0点、問4:7.2点、問5:5.2点。問5以外は今のところは及第点かな。次は、森林の哺乳類。