kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

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2010-12-05 | 陸上競技
土曜日、練習には行きませんでした。さすがにこのままでは良くないと感じていたので前日に3年生に頼んで話をしてもらうことにしました。多分伝わらないだろうというのもありましたが、もう少し考えさせないといけないと思ったので。甘いですね。

3年生はかなり話をしてくれたようですがなかなか伝わりません。私は家で自分の時間を過ごしていました。誰かに強制させられるものではない。しつこく連絡があったので仕方なく練習に行きました。こちらから話すことはないと思っています。生徒から話を聞きましたが特に何も感じませんでした。「先生が怒っているから何を言っても無駄だと思って…話ができなかった」と言っていましたが、何も問題は解決しません。何をしたらいいのかを考えないからそうなるのです。生徒からすれば怖い存在かもしれません。それは自分達に非があるからそう感じるのだと思います。普通なら良好な関係が保てますから。
そこができないなら自分で好き勝手にやればいいと感じました。自分に都合が悪いときには避けて時間が過ぎるのを待つ。嫌な練習はやらずに、好きなものを好きなだけ食べて身体も作らず試合に出て「自分達は一生懸命にやった」と自己満足の涙を流せばいい。私が求める一生懸命とは方向性が違います。それも説明しました。

「自転車を運転して子供に接触して怪我をさせた。謝りに行ったら保護者が許さないと言った。」という例え話もしました。許さないと言われたら謝らないのか?それでも気持ちを伝えないと何もできない。何も前に進まない。また、こちらが練習をしてくれとお願いしているわけではない。強くなりたいというから協力をしているだけ。そこが分からない限り指導する必要はないと思うと。

それでもどう動いたら良いのか分からない。誰かが動かなければ動かないという姿が目につきました。どこまで話せば良いのか正直分かりません。一つ一つ話していって、こういう時にはどうしたら良いのかも伝えているつもりです。それでもどうしたら良いのか分からない。うーん。

何人かは直接話に来ました。問題点を1つずつ指摘して自分が何をしているのかを考えさせました。かなりの労力を要します。そこまでやってやらないといけないのかと疑問に思うことがかなりあります。こちら側の心が折れます。それでもやらないといけないのか…。1人でこれを全てやるのは考えられないくらいのエネルギーを使います。

それでも分からない者もいます。直接話しました。現実から目を背けていたら何も変わりません。「どうしたら良いのか分からない」と口にしていました。本当に怖いことは何かを問いました。先生に色々と自分の問題点を指摘されて現実を突き付けられるのが怖いのか、怒られるのが怖いのか。最も怖いのは競技をしていて来年の春に今よりも力が落ちていたり全く伸びていない事ではないのか?それから比べたら他の事は小さな事だと思います。それが分からないと先には進みません。

何だかんだいって私も甘いと思っています。本当に見切りをつけて突き放すことができない。甘いですね。一応話をした者とは練習をしようという事になりました。甘い…。
が、数人はメールをしてきて「頑張りたいから練習を見てくれ」と…。何も言わずに練習に参加している者も…。これでもまだ指導をしないといけないのか。理解できません。礼儀というものが存在します。自分がやりたいようにやれば良いのか?私が頭を下げて練習してくださいと言わないといけないのか?理解できません。

取り組む姿勢、まだ甘過ぎます。ここが出来なければ本当に強くはなりません。高校生相手ですから最初から全てできるとは思っていません。今まで出来ていた3年生と比べても意味はないというのも分かっています。こちらも待たないといけない、育てないといけないという気持ちで向き合っています。しかし、一人の人間ですからここまで続くとしんどいのは事実です。

blogに書くのは相応しくないかもしれません。それでもうちの記録として残しておかなければいけません。これが出来るようになって大きく成長するか、また同じ事を繰り返すのか。私の指導が厳しすぎると言われるのかもしれません。しかし、実際にこの場面に立てば分かると思います。許していいものと許してはいけないものがある。ダメなものはダメだと教えていかないといけません。批判覚悟で事実を書きました。本気で指導を辞めても良いと思いました。情けないですが…。

ここがきちんと出来るようになれば見違えるような選手になると思います。避けては通れない。練習はきちんと出来ている部分はあります。今やろうとしていることが出来れば届くと思います。疲れました。
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2010-12-05 | 陸上競技
更に続き。

翌日の朝、「勉強会で使う教室は使わないほうが良いか?」と連絡が来ました。当然です。練習を見ないと言っているのですから勉強会もやりません。そこまで面倒を見る気になりませんから。

放課後、2年生は修学旅行の事前指導。遅れてきます。1年生が私を訪ねて来ました。「今日の練習は何をしますか?」と。かなり頭に来ました。前日に「練習は見ない」と話しています。「練習何をするか」ではなく、自分達がどういう気持ちで取り組むという決意表明が先だと思います。何も言わないでも練習は見てもらえるだろうと思っているのかもしれません。以前から「kanekoは練習を見るのが当たり前」だと思っている部分があります。聞きに来たのは前日に「早く終わった者が聞きに来る必要がある」と言われたからです。そこの「言葉」だけを聞いているからです。「練習を見ない」と言っているのにこれですか…、と思ったので「解散」と言って終わり。それ以上は何も言いませんでした。もっと真剣に考えない限りは練習を見る気にはなりません。

2時間以上経過して2年生の1人が話があると言ってきました。やっと考えたのかと思ったら、他の者は帰っていました。「解散」と言われたのでジョグして帰ったとのこと。本当に情けなくて涙が出そうでした。というか、この状態で指導をする必要は全くないと思います。こちらが考えさせるために発した言葉は全く届いていないのです。「解散」と言われたから帰って良いと思った…。その程度の意識なのです。話になりません。毎日の練習の積み重ねでしか先には進みません。前日に練習をしていないのに翌日もやらない。これで目標に届くほど簡単なものではない。何故分からないのか。もどかしいですね。

1人が話を聞けというので一応聞きました。「やりたい」という事でした。かなり嫌だったのですが妥協して練習を見ることに。3年生にも付き合わせることにしました。1対1で見る気にはなりません。2時間程度練習して3年生も交えて話をしました。今の状況をどう思うかを。3年生には話が通じます。が、2年生分かった気になっているだけ。自分がどうしたら良いかを考えたのであれば1人で行動したら良いのか?上級生が「解散」と言われて何をしたらいいのか分からない。自分だけ練習すれば良いのか?きつく言い続けました。本当に理解できません。もっと周りを見ないといけないのです。気が付いたのならこれからどうしていくのが大切なのかをきちんと周りに伝えないといけません。

まー指導者から「練習は見ない」と言われて、翌日「練習何するか?」を聞きに来る無神経さ、「解散」と言われて本当に帰るというのを目の当たりにして、私が「この子達のために何がなんでもやってやろう」と思えるはずがありません。間違っているでしょうか?保護者から説明を求められたら全てを話します。これで私が悪いと言われるなら喜んで辞めます。本気でそう思いました。

頭に来る半面、情けない気持ちで一杯でした。ここまでチーム作りをしてきたつもりになっていただけです。裸の王様と同じです。「実」が無いのに勘違いしていた。情けない。そう強く感じました。
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2010-12-05 | 陸上競技
前の記事の続き。

翌日、朝勉強する部屋の鍵が見当たりません。きちんと返却できていなかったのかもしれないと思い、「鍵は返したか?」とメールをしたら返事なし。結局ずっとありませんでした。いやー私は鍵を開けるために6時半には職場に行っている。礼儀というか「返した」「返していない」という返事くらいはできるんじゃないかという話です。

怒りは絶頂に近づいていましたが、練習時に決定的なことがありました。試験終了時間が生徒によって違う状態。最初から予測はしていたことですが、遅れる者が他の者に「遅れる」事を伝えていない。いつも練習について聞きにくる者が遅れていますから他の者は何もしません。言わない者も悪い。が、その後に他の者が聞きに来ないで話だけしているのもおかしい。何と3年生が電話をかけてきて練習について聞こうとしていました。誰の練習なのか?考えられません。誰かがやってくれるだろうという考えがあるから自分ではなにもやらないのです。何故聞きにくるのが3年生なのか?

私は職員室で待っていました。わざわざ足を運んで指示を出したら終わりの話しかもしれませんが、前日に鍵の閉め忘れがありましたから何でもやってもらって当たり前と勘違いしてもらいたくありません。自分達が練習をやろうというのであれば、基本的に聞きにくるのが当たり前だと思います。普段から人任せにしているから自分で聞きにいこうという気にならないのです。私が鍵開け、施錠をやっている時点でおかしい。私が選手のために「勉強をしてください」とお願いしているのか?「練習をしてください」とお願いしてメニューを作らせてもらっているのか?何か大きな所が間違っていると感じました。

全員が揃ったら勝手に練習を始めていました。いつも聞きに来る者がサーキットが終わった時点でやっと聞きに来ましたが、何かおかしいだろうと話して練習を止めさせました。で、意味もなくミーティングを始める。呆れました。問題点が何かも分からずに時間だけを使うのか?その場で練習をしていた3年生に呼びに行かせてもう一度話をしました。

どこに問題点があるのか分かっているのか?分からずに話をすればいいわけではない。結局話す人間は限られていて自分では何も考えずに周りについていくだけ。それで本当に何か変わるのか。
情けない話ですが、1つ1つについて説明をする事にしました。どの行動のどこが良くなかったのか、どうしないといけなかったのかを。
後片付けや教室の施錠は指導者の仕事なのか?周りに気を配るように言い続けているにも関わらず、全て人任せ。自分では何もしないで練習だけやる。練習メニューだけを渡したら良いのか?何でも好き勝手にやって良いのか?この数日間の問題点について事細かく全て挙げて話しました。
言われている事が分かるか。今の練習をやっていたらなんとか中国までは行けるだろうと。それで満足なら勝手にやればいい。目指すものが違いすぎます。

明らかにバカにされていると感じましたから。もう練習を見たくないとも。一生懸命に強くなろうとして、こちらが「やったほうがいい」と伝えた事を全力でやろうとしているなら指導もできますが、自分達が好き勝手にやって困ったら「練習を見ろ」というのは虫が良すぎると思います。指導は義務ではありません。ほぼボランティアです。見返りは全くない。それでも「一生懸命強くなりたい」と願ってやっている者がいるなら手を貸すというレベルだと思います。保護者は気に入らないと言われるかもしれませんが、勤務時間外の事ですから他人から強要されて指導をするつもりはありません。他の指導者に「情熱」だけは負けないと思っていますが、それも強要されるものではない。

こちらが求める最低限の事もやらずに自分達の都合の良い事だけ指導者に求める。これはおかしいと思っています。私が指導するから練習をするのか?自分達が強くなりたいと本気で思うなら、それに見合う行動が必要になります。「練習中にやるからいい」わけではありません。実際こういう部分が全く出来ませんから練習の意図も理解しません。「やるだけ」練習になる者が多い。

練習も勉強会もやらずに終わりました。もう練習を見ようというレベルの話ではありませんから。「練習は見ない」という話をして私も休みを取って帰りました。

これでも分からない…。かなりしんどいですね。
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2010-12-05 | 陸上競技
これまで何度も色々な話をしてきました。が、出来ません。指導する者と指導を受ける者に大きな温度差があるのは間違いないと。

当たり前の事を求めているつもりです。それが出来ないのに練習だけやれば良いのか?教育としての意味がなくなってしまうなら部活を指導する必要はないと感じています。事細かく説明しても話が先に進みません。考えないからなのか、聞く気がないのか分かりませんがちょっと厳しいなと感じています。

練習の時に私が動きと形について説明しました。難しい動きではなくきちんとやれば間違いなくできる動きです。が、その説明を聞くことなく自分で勝手にやっている者がいました。実際に自分がその補強をやるときには全く違うことをやる。聞いていないのだから当然です。説明するから集まれと言っているにも関わらず来ないから分からない。うーん。
月曜日に補習で練習が出来なかった者、火曜日も「病院に行く」というので止めませんでした。戻ってきても指示は聞けていませんからできるわけがありません。だからといって私に聞きにくるわけでもない。全て勝手にやっている。水曜日から試験ですから水曜日午後病院に行くのも可能。前の週の土曜日にも行けたのではないかと話したら「確かに」と言われておしまい。うーん。補強も蛍光灯の真下でやっていたのでもう少しで割れてしまうところでした。周りが全く見えていません。あまりにも酷いので該当の者を集めて、「きちんと話を聞く」「周りをみて行動する」という話をしました。これまでも繰り返し話してきた当たり前の内容です。意識したら必ずできることだと思っています。

木曜日、練習中に少し(30m程度)場所を移動して走る事にしました。荷物を運ぶように指示をしましたが、一部の者が運ぶだけ。前日に話をした者達は荷物を運ばす話ながら歩いています。荷物は限られていますから仕方ない部分があります。運ぶ荷物が無いなら先に練習場所に行ってコーンを置いたりできるはずです。それが出来たのは前日に話をしていない女子だけ…。うーん。全く伝わっていません。

加えて練習が始まっても声が出ません。何なのか分からないまま見ていたらコーンの前でスピードを緩める。いい加減にしてくれって話です。どこまで繰り返し話せば良いのかって感じです。多分「声を出せ」といわれても「出せばいい」と思っているだけ。何のために出すのかを考えない。ここも繰り返し話してきたつもりですが全く…です。誰のための練習なのかを考えないといけません。コーン前でスピードを緩めるようでは戦えません。

頭に来たので少し話して、勉強会の後にまた話しました。自分達が「一生懸命」やっていると思っていることは本当にできることの半分以下。円を2つ書いて小さな円が自分達、大きな円が本当にできることだと。周りから見ていたらもっとできるというのがわかる。本気にならない限りは自分の殻はいつまでたっても破れない。自分では気付かないから私が指摘している。いつになったらわかってもらえるのか?言い訳ばかりして中途半端にやっていたらなにもできない。やると決めたらひたすらやらないと目標には届かないのです。

で、教室を去ってしばらくして戻りました。時間的に帰っているかもしれないなとは思いましたが数人残っていました。鍵を回収しなければいけないので帰るように伝えました。が、黒板には私が説明するときに使った図が書いたまま。消すことも出来ないのかと注意をして帰らせると、今度は教室の後ろの扉が開きっぱなし。施錠も私がやらないといけないのか!?自分達で使った教室をそのままかって話です。私が話をした直後にこれですからがっかりです。
夜に話を聞いていた3年生から「私も甘かった。やると決めたからには一生懸命やる。」とメールが来ました。練習とは全く違う事をやっているのですが心に響くものがあったようです。相手がどんな気持ちで話しているのかを感じとることができる。それがこの子達の良さです。比べて下級生は…。うーん。

なんだか悲しくなっていました。
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