kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

疲れの中走る

2010-12-11 | 陸上競技
サーキットについて書いていただけで話が逸れてしまって練習について全く書けませんでした(笑)。

前日思ったよりも練習が長引いてしまいました。加えて短い距離を何本も走っていましたから疲れはかなりのものだと思います。短時間で本数をこなしている上にほとんど休みを与えていませんから。半日でまた練習となります。練習終了後にいかに備えるか?という話もしましたが不十分だと思います。動きにキレが無いのはある程度目をつぶらないといけないでしょうね。よく考えてみると日曜日も休んでいませんから疲れはピークかもしれません。

練習前半は道具を使って動きと速さを求めました。この冬期の課題はここに置こうと考えています。ドリルと動きの組み合わせが必要になると思うので様々な手段で身に付けさせたいですね。まだ改善はされませんが道筋はある程度ついてきたと思います。やろうとしている動きが出来ない者には共通点がいくつかあります。これを修正していくためにはどうしても時間がかかります。2ヶ月後にどこまで変わるかを見たいと思っています。本人達にも話をしていますから後は自覚して取り組んでくれるかどうかだと思います。

接地のイメージをしっかりと作っていきたいと考えています。これが単純に出来るようになるとは思えません。時間をかけなければ身に付かないと思いますがやるしかありません。これに速さを加えていって走りに結びつける。理想です。ここの結び付きが私の中ではかなりイメージできていませ。「上手くいきそう」というレベルではなく明確なイメージです。これに向けての方法を考えていきたいと思います。今やっている事でも対応できると思いますがもっと良い方法が見つかるかもしれません。補強の中にも「速さ」を求める動きを入れています。ラダーのような単純な「速さ」ではなく走りに結び付くものを実施していきたいですね。ラダーもやりますが(笑)。

技術的な事をやってから走ることにしました。タイヤ引きと走りを組み合わせました。練習形態をいくつか考えていたのですがしばらくはこの組み合わせでやっていこうと思っています。今のうちの選手は走りが上に抜けてしまう者、膝が十分に引き出されない者、腕が上手く使えない者がいます。これを改善していくためには重要な練習になると考えたからです。
タイヤ引きと走りを上手く組み合わせることで効果が高まると考えています。組み合わせパターンには幾つかあると思いますが、しばらくは今の形でやりたいと思います。休息時間をコントロールすることでかなりの負荷をかけることが出来ます。今回は気持ち長めに取りましたが短長のためにはもっとシビアな設定のほうがいいでしょうね。

短時間ですが間食の時間を取りました。間食は「お菓子」ではなく、カロリーメイトやおにぎり等の栄養補給の事です。以前この事を激しく非難された事を思い出しました…。今回の練習には全く関係ないですが。「間食を取るなと指導されているから何も食べない」と言われましたが全く意味が違います。練習が長くなるときには必要な事ですが、お菓子を食べることはあり得ません。当然です。まーもう良いんですけどね…。

土曜日はかなり練習が長くなります。トレーニング系がしっかりと出来る日が限られているので、出来るときにしっかりとやっておきたいと思っています。ほぼ一日練習です(笑)。もう慣れてきました。私も選手も(笑)。
通常のトレーニングメニューを淡々とやっていきます。ここ最近かなり声が出るようになってきました。1人ではなくペアでやっていく形にしましたから自然と声が出るのかもしれません。特に女子の取り組みに変化が見られました。これが本物になればかなり面白いと思います。練習だけ一生懸命になろうと思っても無理。私の話を理解して見えないところでどれだけきちんとした考え方、行動が出来るかです。ここが変われば来年本当に強くなっていると思います。

この1週間はかなりの練習をしました。ここ最近では最高レベルだと思います。1週間前は本当にどうなることかと諦め半分で見ていましたが何とか形になってきました。女子は県新人で総合2位になっていましたが、まだその水準には達していませんでした。今の取り組みが継続できれば大幅に越えていけると思います。まだかなり不安ですが(笑)。

練習終了後には今からの時間の過ごし方、身体のケアの仕方について細かく話しました。練習での負荷はかなりのモノですから普通に過ごしていても疲労は抜けません。ここを最大限の努力をしていく事で変わってくると思います。怪我をしてからでは遅いですから。理解してもらわないと取り返しのつかないことになります。まだ不安が残るので改めてこちらの話した内容をメールしました。しつこく繰り返し伝えていかないと分からないということが判明したので。これでもまだ十分だとは思いません。全ての部分で繰り返し言わないといけません。

かなり良い練習が出来たと思います。後は本気で回復させる努力をしてくれるかどうかです。1日出来ただけで満足してもらったら困ります。まだまだ目指すのは先です。理解してもらいたいですね。
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正しい負荷をかける必要性

2010-12-11 | 陸上競技
土曜日、1年生だけの練習でした。人数が少ないので少し早めに集めて練習準備をさせました。マネージャーがいませんから自分達できちんとやらなければ行けません。最近は3年生が手伝いに来てくれる事が多いのでこういう所はやってもらっていました。恵まれているということを感じさせる必要があります。やってもらうのが当たり前になると感謝する気持ちがなくなってしまいますからね。

練習はサーキットから。久々にサーキットを見ました。前述のようにここ最近は3年生が手伝いに来てくれていたので私は全く見ていませんでした。全体的にまだ基礎筋力が不足している感じですね。もちろん最初の段階に比べると大幅にレベルアップしていますが、こちらが求める水準にはまだ届かないですね。ここに関してはこの1週間かなり言い続けていますから今後大きく変化するものと信じておきたいと思います。

練習に参加している3年生がサーキットの途中で1セット目と違う動きを入れました。足の入れ替えをするのですが1セット目は雨に濡れていたので滑って上手く出来ていませんでした。自分で判断してきちんとした動きが出来るように別の場所で始めました。これによりきちんとした負荷がかけられます。1年生男子は滑りながらも同じ場所でやっていました。脚の引き出しの方向が違いますから単に動かしているだけという感じでした。似たような動きをしても狙いとする動きと違えば意味がないのです。ここは理解してもらわないといけません。正確な動きをきちんとやる。大切なことです。

話しは前後しますが、別の部活の選手が補強をしていました。うちがやっている補強と似たような動きです。しかし、全く負荷がかかっていません。軸作りと体幹強化を意識するためにやっている動きですが、きちんとした負荷がかかっているようには見えませんでした。スイング歩行から形を変えてやっている補強なのですが、狙いとする部分が明確にならなければ効果がありません。このことからも、きちんとした形で負荷をかける大切さを改めて感じました。

この手の事は多いと思います。私も色々な所で練習を見させてもらっています。そこでの練習を自分の所に取り入れることもあります。しかし、そのまま真似をするだけでは意味がありません。きちんと理由付けが出来ていないと「形だけ」になってしまい、「やったつもり」になるだけです。それぞれの練習にきちんと狙いを持たせていかないと効果は半減以下になります。「形だけ」を真似する指導者は多いと思います。選手も同様です。きちんと意味を理解していないと疲れるだけ、やったつもりになるだけです。うちの選手も練習の本当の狙いが分からないとキツい練習をやるだけで終わってしまいます。

やった事で満足してもらいたくはないと思います。高校生に練習の意図を全て理解させるのは難しいかもしれません。やっているうちに出来るようになるのかも。しかし、最終的に狙いを理解しなければ効果は最大限に引き出されないと思います。ここでもしつこく繰り返し理解させていく努力が必要になります。日常の取り組む姿勢を変えていくための指導と同様です。かなりのエネルギーを使いますがやるしかないと思っています。

練習について書こうと思ったらそれ以外の内容で長くなってしまいました(笑)。今回の練習はここ最近で一番良く出来た練習だったと思います。これが本物になれば…と感じています。2年生がいないのが残念(笑)。

また書きます。
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