kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

学校の練習

2010-12-29 | 陸上競技
合宿の期間中、学校の練習は選手任せになっていました。さすがに不安要素もあるので3年生に頼んで練習を手伝ってもらいました。この間体調不良者が出ていたので雰囲気が暗くならないようにして意識的に取り組ませました。

天候的にかなり悪かったようです。選手からは連絡がありませんでしたが火曜日は最悪だったみたいです。合宿期間中は1日練習にしていました。普段できないですから基本的な動きの確認と本練習を組み合わせました。中四合宿では1日練習をしていますから学校でも同じように負荷をかける。加えて自分達でやらないといけない部分があります。本人の意識次第で大きく変わってくる。やらなければいけない練習をきちんとやっていくというのが重要になります。

水曜日は通常の土曜日の走練習の内容にしました。競技場で走り込みたいと思う気持ちもありましたが、中四合宿に参加した者はさすがに休ませないとまずいだろうということで、少人数での走り込みは厳しいと判断して負荷がかけやすい形を選びました。

動きを見ていてバウンディングを急遽入れました。感覚的なものなので上手く説明できませんが膝の引き出しと腰の移動が出来ていないと感じたので。こうい動きをきちんとやっていくことで必ず動きに変化が生まれます。タイヤ引きをやるようにしていたのでバウンディングとタイヤ引きを合わせて短い距離で実施しました。メイン種目につながるような動きをしっかりと意識させるように心掛けました。

合宿中に思っていたことがあります。指導についてや技術的な話を本気で話をするというのは困難だと思います。こういう場所では自分が思っていることを全て出そうとしても本気で話を聞いてもらうのは難しい。多分私の考え方が浮いているからだと思います。もどかしい部分があります。これに関しては触れません。あまり意味があるとは思わないので…。私達が目指しているのは特殊な部分があるのかもしれません。安定して力を出せるチームの指導者になりたい。限られたチームしかそれができない。それが現状です。

走りの動きを見ましたがかなり変化が見られました。あと数ヶ月で膝の引き出しと重心移動を本物にしていきたいと思います。スピードが上がらなければ戦えない。そのために何をするか?やるだけの練習にならないようにきちんと意味を理解させながらやっていく必要があります。このままきちんといけば…という想いがあります。飛躍的に伸びるためには今の取り組みレベルを更に上げていくことが求められます。まだまだ先は長い。

本当ならこの日で練習を終わろうと思ったのですが色々なことがあって30日までやることにしました。身体作りは継続以外に方法がありませんから。選手からやりたいという言葉が出たのでそれに合わせてやっていきたいと思います。意欲が出てくれば全てが変わります。やるだけの練習ではだめ。最後までしっかりとやっていきたいと思います。
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中四合宿4

2010-12-29 | 陸上競技
火曜日、合宿最終日です。練習は午前中のみ。どこのパートもしっかりと走ることになっていました。天候も風は強かったですがここ数日間と違って気温が上がっていて練習しやすい状態でした。

110mHはハードル間を狭くして3歩で刻みながら走る練習。この動きをするとかなりの差を感じます。インターバルを速く刻むというのが苦手です。コーチの指示を私が聞いたわけではありませんが、課題は間違いなくハードルインターバルの動きにおかれています。動き自体がかなり大きく膝が前に出てこない走りですから脚先だけでごまかしてしまう感じがしました。ここがこの子の大きな課題です。これまでスピードを上げていくための取り組みをかなりしてきました。100mが12秒台では15秒前半は不可能です。スピードを上がってきていますが動きの「速さ」が不足しています。ここで差がつくのだと考えています。リード脚の降り下ろしもスピードが不足しています。動きの「速さ」を求めていかないとこれから先戦っていけません。冬の間に克服しないといけない課題がいくつもあります。その分、伸びる要素がたくさんあるということです。未完成だからこそやることがある。本人に自覚してもらいたいですね。

短短は200mのエンドレスリレー。1人10本だったようです。mihoは本数を追うような練習がかなり苦手です。本人はかなりの苦手意識を持っています。だからこそ克服していかないといけないと考えています。スピード的には高いですからそれを維持していくための動きを身に付けていかないといけません。殻を破らない限り目指す所には届かないと思っています。県で何番を目指すというつもりはありません。どこまで上を狙えるか。来年12秒2~3、25秒4を出すためには生半可な覚悟と意識では無理です。そのためにも逃げずにチャレンジすることが必要です。
走りを見ていましたがこちらもまだまだ未完成です。ロスが大きいですし、後半身体が保てません。ここがきちんとできるようになると目標にかなり近づけると考えています。あとは前を走っている選手を「絶対に抜いてやる」という気迫です。これが出てくると間違いなく強くなります。「何がなんでも」というがむしゃらさが必要になってきます。

400mHは50秒―40秒―30秒間走を3セット。レストは60秒ですからかなりの負荷です。こういう練習で先を考えて力をセーブするというのは好きではありません。怖がらずにきちんと1本目から走ることが大切です。この練習には中国地区トップは参加していませんでしたが四国のトップと400m57秒台の選手がいました。この22人が目安になると思っていました。ここでどれだけ競り合いながら力を出せるか。
全てとはいいませんがsakiはほぼトップで走り続けました。ライバルとなる県内の選手には1本も負けませんでした。やっている方向性に自信が持てます。400mH61秒前半の選手と互角以上に戦っていました。単純にこの選手達が全てを使っているのかは分かりません。抜いている部分もあるかもしれません。しかし、競り合いの中でスピードをゆるめるような選手であれば強くなっているはずはないと思います。ある程度力を出してこの走りだと判断しました。sakiも他の者と同じようにいくつも克服しなければいけない課題があります。意識が高まれば可能だと思います。今は戦える可能性があるというだけ。もっと徹底した取り組みが求められますが希望が見えてきたと思います。

ふと見たときに他の学校の選手が化粧をしていました。高校生の競技者です。良いことではないと思います。来年、絶対に勝たせてはいけないと強く思いました。強い選手は周りから注目される。だからこそきちんとした取り組みが出来なければいけないと思います。練習中におしゃれや異性を意識しているようでは本当に強くはなれません。負けたくないと心から思いました。

合宿を通じて選手は多くのことを感じてくれたのではないかと思います。これが今後の意欲につながっていくことを期待したい。まだまだやらないといけないことがたくさんあります。しっかりと取り組んでいきたいですね。
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