kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

走りこむ

2012-02-01 | 陸上競技
火曜日、この日も問題なく練習できました。少しは寒くなるかなと不安視していましたが全く問題なし。これくらい暖かければ良い練習ができます。なんだかんだ言っても気温が下がるとスピードレベルが落ち込みます。筋温が上がりませんからね。前日に予告していましたから早速走練習のための準備をさせました。

ハードル&跳躍は基本的なドリルを実施。暗くなるとハードルを跳ぶことは難しくなります。これまでは400mHが中心でしたからある程度の練習で十分対応できていました。しかし、今年は110mHがあります。きちんと定期的に練習をしておかないと戦えなくなります。学生や成年選手であればある程度の水準までハードリングができていますからそれほど神経質になる必要はないと思いますが、まだまだ発達段階のレベルですからしっかりと身につけさせておきたいことがあります。時間がかかりますから。ここ最近のハードリングはワンランク上がった感じがあります。加えて走力のほうも飛躍的に上がってきています。大きな期待ができると思います。あとは怪我をしないようにしてもらいたいですね。

いつも通りの流れで身体を温めてそれからは走練習。これは土曜日と全く同じことをしました。時間的に厳しいかなという気持ちがありましたが思った以上に練習をすることができました。「疲れがある」というのを言い訳にしていたら絶対に走れません。県総体や中国大会は1日で終わるわけではありません。疲れた状態であってもレースは3日間続きます。それをきちんと理解してから練習に取り組む必要があります。全体的に良い感じで走れるようにはなってきています。女子エースは前日に引き続き良い練習ができましたね。ここ最近はある程度の水準まで達していると思います。男子と一緒に走ると勝てませんが60mくらいまではそれなりについていきます。もちろん、離されていますから互角ということはありません。今のスプリントレベルでは到底男子には勝てません。11秒中盤で走るであろう選手と一緒に走り続けることでそのスピードレベルを意識することができます。全国の決勝レベルというのはこれくらいなのかもしれません。ついていくことさえできませんがその差は少しずつ小さくなっていると感じています。特に120mのタイヤ引きは最後まで動きが鈍らなくなりました。手応えがあります。

他の者も走れるようにはなってきました。こうやって力が付いてくるのを感じてくれると練習の中身も上がっていきます。もちろん、全員が全国で戦えるレベルになるわけではありません。私が指導してきた選手は最高で中国6位。「そのレベルの指導者」と思われて当然です。いつの日にかそのレベルを脱却するために一生懸命勉強して指導をしているのです。選手も「やれば強くなる」という感じを持ってもらいたいですね。そのためには「言われたことは絶対にやる」という強い気持ちを持ってもらいたい。ここができるかどうかで結果は大きく変わってくるのです。男子も一定水準以上で走り込みができるようになってきました。この中から誰か抜け出してもらいたい。ハードル選手は一歩抜けています。11秒前半では間違いなく走ります。その選手と競り合いながら誰かが強くなってくれれば十分戦える水準にはなるでしょう。もう一歩ですね。

最後にシャフトを使って補強をやってお終い。ジャンプ系をやってからしっかりと止まるという動きを繰り返しました。いやーこれは思っていた以上にしんどいようです。最後はヘロヘロでした。しっかりと走りこむと決めていた日にかなり良い練習ができたというのは大きいですね。やっと求めるレベルに近づいてきたかなという感じです。これから1か月、目標を大きく超えるための練習をしていきたいと思います。

簡単ですが、記録として。
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予定変更

2012-02-01 | 陸上競技
月曜日、この日は比較的暖かい1日でした。天気予報を確認すると水曜日以降はかなり天候が悪いということでした。なんとかなるかもしれないという気持ちはありましたが、万が一天候不順で走練習ができないというのは避けたかったので予定を変更することにしました。通常のメニューと入れ替えて月曜日・火曜日としっかりと走っていこうということに。ここ最近連続での走練習は行っていません。故障しないようにこの冬を越したいという気持ちが強くありました。そのためにも同じ負荷をかけ続けるというのが怖かったので。珍しい(笑)。

月曜日はハードルと跳躍は少し専門練習を入れようと計画していたのですが、この日はひたすら走ることに。通常通りのサーキットから入り縄跳びとドリル。マーク走にバトン。例年に比べて練習自体を流れるように行うようにしています。できるだけ休息時間を作らずに実施する形です。グダグダやっている間に身体が冷えてしまいます。次の練習の準備が「レスト」です。どんどんやっていくようにしています。

冬期に入り月曜日はタイヤ引きの日にしていました。とにかくしっかりと走りたいという気持ちがあったので休みはほぼ0。60mのタイヤ引きを3本実施してから60mのショート。これを2セット。ここまでは少し重くしました。強制的に動きを作るためのタイヤに重りを入れて若干重くしてから走る。3つのグループに分けていますからレストはほかの2つのグループが走る間だけ。時間管理をすればもっともっと短縮できると思いますが、あまりガチガチに組み込むのもしんどいだろうなということで「次の準備ができたら」という感じで続けました。2セット行ってから今度は重りを抜いてのタイヤ引き。同様に60m3本、ショート1本です。この辺りからかなり動きは良くなってきました。無理やりそういう状況を作っているというのもありましたが、かなりスピードが出るようになっていました。

終了後、今度は120mと60mの組み合わせ。120mのタイヤ引きを行ってからすぐに少し休んで60m。確認してみると120mタイヤ引きはかなりしんどいようですね。まー当然ですが(笑)。どんどん走っていく中で「課題」を持つように指示を出しました。走るだけではなく「次の1本は何を意識して走るのか」というのが大事です。与えられたメニューを消化していくだけで強くなるのなら問題はありません。しかし、この練習の中で通常では考えられないレベルまで引き上げていこうと思えばやはり「中身」の問題が大きくなります。

雰囲気的には前日に個別に指導した2人が声を出すようになってきました。こういう面では練習を引っ張ることができます。こういう行動がきちんとできるようなってくると他の行動も変わります。練習内容と同じで「声を出せばいい」というわけではなく、チームメイトの気持ちを鼓舞するような声掛けができると違ってきます。雰囲気的にはかなり明るくできるようになったと思います。自分たちの役割をきちんと理解しておけば行動も変わってきます。うちは以前から女子がリーダーシップをとるような感じになっています。ここ1年間は誰も「リーダー」になれないという感じで停滞していましたがやっと声が出始めました。練習で引っ張る者、雰囲気づくりをする者、周りに気を配る者とある程度役割分担ができてくるとチームは成熟していきます。相変わらず男子が女子の影に隠れてしまうところがあります。うーん、困ったものです。声を出さないわけではないですが女子に引っ張られている感じがあります。ここが変わると見違えるほど変わるのですが・・・。

久々にフルで練習できました。この感じでいけば非常に面白いなと感じています。男女とも「核」になる選手はこれまでとは違いかなり力をつけています。中心となる選手に引っ張られてしっかりと強くなってもらいたいですね。良い練習でした。
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