kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

スピード持続

2012-03-22 | 陸上競技
水曜日、この日はかなり暖かかったですね。こういう天候が続いてくれたらと強く願います。週末の天候は大きく崩れるようですが・・・。

練習は通常通り。身体ほぐしをしてからハードル。そのまま一歩ハードルへ。ここは変えません。で、可能な限りの距離でスタート練習。距離が取れませんからしっかりとイメージだけはさせておきました。意識がないと決められた距離だけを走って終わり。すぐに身体を起こしてしまいます。このような状態では何もつながっていきません。大事なのは100mを走ること。そのためのスタート練習です。最終到達点を忘れてしまってはいけないと思います。この部分が抜けてしまうと「走るだけ」の練習になってしまうのです。意味がありません。

そのままマーク走へ。多少風が向かっていましたが気にせずに走る。ここ最近はマークが終わってからしっかりと走るようにしています。「マーク走」が独立するのは意味がありません。きちんとした練習にならないのです。結局はマーク走も「速く走るための練習」の一つの手段でしかない。これをやれば速く走れるという練習は決してないと思っています。様々な練習を上手く組み合わせてそれをどう使うか。実際の走りに結びつけていきたいと思っています。

ある程度の本数、マーク走を実施してからトゥトレ。スピード持続系の練習を意識しています。そのためにはまずしっかりとスピードを高めておく必要があります。負荷的には高いですがシーズン移行期としてはしっかりと走っておきたいと考えています。この練習のポイントは「とにかく速く動かす」ということ。多少動きが崩れたとしても神経系の刺激を与えておくことが必要だと思っています。オーバースピードトレーニングでは間違いなく自分の思い通りの動きはできません。そういう練習だと思っています。だからこの手の練習は細かいことは気にしない(笑)。強制的な練習です。数本実施してからまたマーク走へ戻りました。実際の走りにつなげていくための練習です。速い動きの刺激を入れておいてそれを自分の動きに取り入れていく。大事な作業です。

バトン走は少し本数を抑えめに。ここまでですでにかなり走っていますから(笑)。

走練習は月曜日と同じメニュー。一日おいてですからしんどい部分はあるでしょうね。スピードを上げてそれを持続させていく。この手の練習は継続していくとそれなりの効果が出ると思っています。いきなり後半までスピードが持続できることはありません。また、冬期のそれなりのスピードを維持するのとは違ってきます。最大スピードを上げてその中で動きを保つ。冬期は常にマックスでしたが今もマックス。スピードが上がって来た状態でそれを保つ練習が必要だと思っています。月曜日に比べしっかりとスピードが上がってきていました。前回と比べると動きが保てるようになってきていると感じました。男女ともにです。女子エースの走りを師事している方に見てもらいました。「かなり良くなっている」と言ってもらえました。これは最大の自信になります。本人も自信になるはずです。今年は勝負の年です。このまましっかりと取り組ませたいですね。昨年と比べて意欲が違います。戦う気持ちが前面に出ていますからね。

この前後に卒業生が練習に来ました。なんと全員うちのジャージで(笑)。どれだけなのかって話ですね。先週偶然卒業生6人が会ったようで次の水曜日に練習に行って一緒に走ろうということになったようです。バカですね(笑)。いつまでたってもうちでの陸上が大切な存在であってくれるというのは心から嬉しく思います。当時は考えられないくらいの練習量でした。それを泣きながら走り続けていた。大きな目標には届きませんでしたがこの子たちの中に残っているものは大きいのだと思います。指導者冥利に尽きます。なんだか分かりませんが本当に楽しそうに走ってました。競技場に来たりshokoのジャージを着て身体を動かすと当時の気持ちが蘇るのかもしれません。本当に陸上が好きで好きで練習に取り組んでいました。補強なども今と比べると段違いの大きさで声を出していました。今のうちの選手にも競技を「大好き」になってもらいたいですね。簡単なことではありません。しかし、こういう姿を見れるのは本当に嬉しい。良くわかりませんが一緒に外周を走ったりリレーの真似事をしている姿を見ていると原点に帰れる気がしました。

その後一緒に食事へ。終わってから再び仕事へ。とにかくまじめに働いています。いやー、我ながら結構すごいのではないかと思いますね(笑)。夜は合宿メンバーと一緒に食事へ。すごく楽しい時間を過ごせました。良い一日でした!!
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スピードを意識した補強

2012-03-22 | 陸上競技
火曜日、この日は微妙な天気でした。少し肌寒いような感じです。日差しが照るとかなり暖かいのですが陰ると寒い。うーん、微妙です。

練習は前日にしっかりと走っているので身体づくりの日としました。前回の補強の時から用いる重りの重量を落としました。単純に「速く動く」ためです。鍛えるという意識でトレーニングをやっているのは当然ですがこれからは速く動かすことができるとというのも重要だと思っています。ウエイトの考え方であれば最大筋力の発揮は「低回数高負荷」です。今のうちの練習にはちょっと合わないかなという感じがあります。ということで「軽くして速く」です。筋持久力のトレーニングと言われるかもしれませんが狙いは明確にしているつもりです。実際の動きの中で速く動かすというのは非常に難しいことです。重たくすると速く動きません。走るのは速いほうがいいのだから速く動かそうという単純な考え方です。一時期スロートレーニングというのが流行りました(今も?)。何を目的にしているのかですね。

練習中に意識をさせることを口に出すように指示を出しました。これが本当にできるかどうかは大きいのですが。声を出すという単純なことができるか?自分が本当に理解していなければ声出しはできません。意識せずに練習をするのとポイントを意識して練習をするのでは効果は大きく違ってきます。何度もしつこく言い続けていますがなかなか実行できません。ここが「最後のカギ」になると思っています。本物になるためにはこの部分が実際にできるかどうかが大きなポイントになるのです。

速く動かすとなかなか軸が保てません。プレート歩行を実施していると一歩一歩安定しない。ここが大事だと思っています。ブレるものをブレないように保つ。簡単なことではありません。ゆっくり大きく動かすというのではあれば我慢できますが速い動きの中で体幹を保つというのは難しい。シャフト補強もとにかく速くです。これはきついですね。強化期は一歩一歩しっかりと止まって筋肉を伸ばす。これで負荷を増す。筋肉を無理やり引き延ばすことで間違いなく筋肉に大きな刺激が入ります。この状態で数か月やってきましたが今度はその状態を止まらず反動を使いながら速く動くという方向性に変えました。これはめちゃくちゃきつい(笑)。かなり良い練習ができました。

その後は先日から取り入れている補強。速い動きを入れるためのミニハードルを使っての練習。そのままの流れで投擲が実施してた腹筋を実施。最後にBOXを用いた補強で終わり。結構な負荷になったと思います。筋肉痛にはならないと思いますが結構な刺激を入れることができたのは間違いないですね。少し時間を与えて足りない部分の補強を各自でやらせました。ここは自己分析ができなければいけないところです。何でもかんでもやればいいというわけではありません。今の自分に何が必要かを考える。うだうだやっている間に時間は過ぎていきます。これでは絶対に強くなりません。与えられた時間を有効に使わなければいけないのです。

この日から投擲が合宿を行っていました。非常にお世話になってい方々が参加されておられるので挨拶をしに行きました。昼食を一緒にとって練習を見ながら話をしていました。やはり陸上関係の人と話をするのは非常に楽しいですね。充実した時間が過ごせます。その後学校に戻ってひたすら働く。休日とは思えません(笑)。夕方は少し早めに戻って子供のお世話。バタバタです。

かなりぐったりしていました。疲労困憊。
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