kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

かなり動く

2012-03-29 | 陸上競技
水曜日、いまいちの状況がありました。これは前の記事に書いた通りです。甘い。男子は練習を取りやめてやらなければいけない部分をきちんと考えさせました。

女子は比較的順調に来ています。体重コントロールがもう一つですが(笑)。もともとの力からすればかなり走れるようになってきているのではないかと思います。この日の練習でも良く動いていました。女子エースは「本物」になりつつあります。これは見ていて楽しいですね。昨年の今頃は波が激しく本当に走れるのかどうか微妙なところでした。この冬期練習は一日も練習を休むことなく(これは当然ですが)やっています。欠席という意味ではなく、怪我なく順調に練習を消化したという意味です。これは意識レベルの高まりに伴ってのことだと思いますね。不安定になることが一度もありませんでした。このレベルで練習ができたというのはこれまでの指導経験の中で初めてかもしれません。大きく飛躍する可能性を秘めています。

これまで苦手だった前半部分の克服にかなりの時間を使いました。冬期かけての修正です。月曜日は身体自体が動いていない部分がありましたがこの日はめちゃくちゃ動いていました。暖かいのも影響していると思いますが、シーズンさながらのスピード感と動きでした。スタート局面でのもたつきも随分改善されました。12秒前半は間違いなく到達すると思います。このスピードを生かしての200mで勝負と思っています。本人は100mへのこだわりが強いですが、やはり勝負するのは200mかなと考えています。24秒中盤を最大目標にしていきたいとお思っています。そのための練習をこれから積んでいくだけです。

暖かくなったので今まで以上に身体が動きます。とにかく怖いのは故障。それだけは絶対に避けないといけません。それでも練習をする必要があります。ここでビビって練習量を大きく落とすつもりはありません。この日も120m中心に走りこみました。走りこむという表現は適していないかもしれませんがスピードを出して走るという練習を繰り返しました。これだけ動けば十分でしょう。シーズン当初としてはかなり順調だと思います。それがすぐに記録会での結果につながるかどうかは別にして本当に良い走りができています。このblogをライバル校の選手がみるかもしれませんが、包み隠さず書いておきます。かなり強いです(笑)。

他の女子もまずまずかなと。昨年のベストは14秒をやっと切るくらいです。この状態で勝負できるのか?という感じはありましたが様々な問題点を乗り越えながらここまできました。まだまだ視野が狭かったり人の話をほとんど理解できなかったりする部分があります。同じ故障を繰り返すような選手もいました。ここにきて比較的安定してきたかなと感じています。スタートからの動きが悪い(スタートで潰れてしまう)のですがスタンディングからはまずまずの走りができる者、1本だけですが13秒前半のスピードが出る者と出てきました。この状態であとはどれだけ競技に集中できるかだと思います。新入生はかなり力がある選手が入ってくる予定です。今いるメンバーと新入生が競り合ってレベルを上げてもらいたいと思います。今の状況で14秒かかることは間違いなくないでしょう。13秒中盤の感じはあります。もうワンランクレベルを上げてもらいたいですね。

最後に60mを走って終了。かなり動いているなという感じで終わりました。男子とは対照的でしょうか。男子も力は間違いなくついています。女子はエースが取り組む姿勢である程度やっていくことを示しています。自然とそれが当たり前となり皆が練習に取り組むようになるのです。ここに差があります。女子は少しずつチームとしてできてきているかなと感じています。このことを選手たちがどのように感じていくか。本気ならできることがある。そこを理解してやっていってもらいたいですね。
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何をやっているのか

2012-03-29 | 陸上競技
水曜日、この日は本当に暖かかったですね。朝から快晴。風は多少ありましたがこのくらいのコンディションであれば問題なしです。練習は予定通り実施(のつもりでした)。

アップの段階でかなり動いているなという感じを受けました。月曜日に動きが重たかった者も間違いなく動いています。これは毎日練習を見ているから気づくのかもしれません。見ないでいると全く分からないのかもしれないと最近感じています。この部分は感覚的なものですから微妙な表現になりますが。
ハードルを使ったアップの最中に冬期の初めからずっと言い続けている課題を克服できない者がいました。股関節の柔軟性が低く上半身をローリングさせてハードルを越えていきます。これは最も嫌な動きです。間違いなく「使いたい部分が使えていない」という状況です。身体をひねるので間違いなく腰に悪い。この部分を克服するために動的柔軟のメニューや取り組み方に関しては話をしてきましたし、実際に指導をしてきました。甘いですね。最近スピードレベルが上がってきていますから特に危険だと思っています。そのことに関してはここ数日間ひたすら言い続けてきたつもりですが・・・。やはり甘い。

アップが終わり動きの確認をしていると二歩ハードルの時に動きのバランスが悪い者が。明らかです。練習をストップさせると「以前痛めたところがまた痛い」とのこと。いい加減にしろという感じですね。専門練習を必要としますから月曜日に別メニューで行いました。前回も専門練習後に痛めました。同じことを繰り返しているのです。先週からスピード持続練習を入れています。この導入段階で「ダメージが大きくなるのできちんとしたケアをすること」と話をしていました。練習は午前中ですから整骨院に通ったり仲間内でマッサージをして筋肉を緩めておくようにと毎日のように言い続けていました。「自分でやる」といっても絶対にやらないであろうという予測はありました。だからできるだけ分かりやすく「午後の時間の使い方」と指示を出していたのです。これだけ言ってもきちんとやっていないのか・・・と呆れました。今自分たちが置かれている状況を把握できていないのです。

その後、練習を進めていると先ほど上半身がローリングすると注意した選手が時折腰を押さえています。確認すると私が注意をした後にハードルアップで腰を痛めたと・・・。あり得ない話です。そうなる危険性があったから事前に注意をしていたのです。それも半年前から。特にここ最近競技レベルが上がっているのですから気を付けないといけないのです。それがこのタイミングで出るのか・・・。完全に頭にきました。ここ最近、激怒することはほとんどなくなりましたが今回は酷い。学習能力がありません。言われていることをやらないで故障する。この状態で顧問に何ができるのか?

練習の途中で全員を集め話をしました。この状態であれば練習する意味がありません。男子はこの段階で全員撤収させました。練習する必要なし。その前にもっと考えないといけないことがあります。形だけで練習をしても間違いなく同じことを繰り返します。根本的な問題を解決しない限りは何も進まないのです。練習をさせるのは簡単です。本当に上の大会で戦いたいという「想い」が伝わってきません。前の記事に書きましたが本当に目標がある選手は自分で行動ができる。意識して練習をするので動きも変わる。それができないのは「想い」が足りないからです。男子は学校に戻らせました。この時期に何をしているのかという話です。もっともっと真剣に考えていかなければいけません。卒業生が練習に来てくれていたので話をしてもらうことにしました。私はノータッチ。
この卒業生と「一緒に練習をしていた時本当に楽しかった」という感じで話しました。全員が明確な目的意識をもっていたので練習の雰囲気も明るく、どんなきつい練習でも乗り越えられるという状況でした。口数が多い選手ではありませんでしたが「本当に楽しかった」と言っていました。このような状況で練習をするというのが必要です。今はそこまでの「想い」を感じられません。それなりに練習をしているだけです。キャプテンにも話をしました。もっとしっかりとしないといけません。リーダーシップをしっかりととって指示を出していかないと人は動きません。

女子の練習に関しては記事を変えます。なかなか・・・ですね。
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