kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

今年最後の練習~午前~

2012-12-30 | 陸上競技
土曜日、この日で今年の練習を最後にしていました。もう一日引っ張っても良いかなという気持ちはあったのですがこの一週間はかなり練習強度を上げていましたし、日曜日は休みにするという流れがありますからある程度のところで終わらせたいなと。これに関しては選手を試すという意味合いも含まれるので。これに関してはまた後で別に書きます。

出来るだけやっておきたいと思っていたので練習開始時間を8時半としました。時間の確保ですね(笑)。この日はサーキットから。前日と違って寒くなかったのでサーキットの段階で汗をかいていました。この動きを見ていても前日の股関節の硬さが動きに影響を及ぼしています。ここを何度も指摘しているのです。柔らかければ良いというわけではありませんが最低限の事はやっていかなければいけません。競技力があっても股関節が硬い者もいます。もっと強くなろうという気持ちがあるなら自分でやるしかないのです。中途半端な取り組みは何も生み出しません。

2年生の男子と少し話をしました。股関節に痛みがありそうだったのでどうしたのか聞いてみました。すると、前日に帰宅してからずっと教えたストレッチをやっていたようです。多分ひたすらやっていたのでしょう。最期にバキッと音がしたとの事。やり過ぎかもしれないですね(笑)。しかし、それくらいの意識があるのでしょう。確かにこの冬に入って力が上がってきています。きちんといけば本当に面白くなるだろうなという感じがあります。結局は選手自身が必要だと思って取り組むようにならなければいけないのです。強くなると思います。

サーキット終了後は屋外で動きをじっくりとやりました。私が不在の間にやっていた事の確認です。この2週間の大きな課題を少しでも克服できたらと考えています。少しずつですが意識できている選手、やろうとしている選手は変化が生まれています。これも意識の差が顕著に出ます。同じ事をやっていてもなんとかしようという気持ちが大きいか小さいかですね。それなりの想いはあると思いますが、何とかしようという気持ちが本物にならなければ変わらないのです。

一つ一つの動きの確認をしました。どのような意識でどのような動きをやろうとしているのか。この部分を頭で理解させたいと思っています。もちろん、全員が頭で分かるとは思いません。しかし、意識するポイントを明確にしなければ何も変わらないと思います。強制的に動きを作る部分も必要です。様々な事をやりながら走りにつなげていけたらと思いますね。

その後はマークもも上げ。これも意識する所を作りました。これまでのように普通にやるのではなく走りにつなげるために少し大げさな動きをさせました。意識と実際の動きの差があります。世間一般的に良くない動きと言われる事であっても動きを作っていく上では必要になる事があるのではないかと感じています。もも上げ、しっかりと膝を高く上げしました。速い選手は膝が上がらないとバイオメカニクスでは言われています。意識の置き方だと思います。実際のハイスピードの走りとドリルでは見た目の動きは間違いなく違ってきます。まー私がそう思っているだけですから、読み飛ばしてもらっても構いません(笑)

その後はバトン走をやってタイヤを使って負荷をかけました。走るだけではなく前に進むための動きを強調するための練習としました。これだけで1時間以上はやったでしょうか。タイヤ引きとスキップを組み合わせました。タイヤを外して膝の引き出しやスキップをしていく事で何かしら感覚をつかんでくれるのではないかと。合宿に参加していた跳躍選手にお手本をさせました。やはり、こちらが思っている動きに近い動きをしています。上手いですね。膝が出た時にしっかりと移動します。スキップにしても何処で進むかを意識できています。本格的に戦えるレベルになると思っています。

かならやってから最期にまた走りました。ここまでの負荷が高いのでかなり疲れていましたが妥協はしたくないので走らせました。疲労度の割にはよく走れていたと者も多くいました。動きも改善されつつあります。本来であればこのスピードを意識して少し長い距離を走りこみたかったのですが、間違いなく動きが崩れるだろうというのと集中力が続かないだろうと思い午前中はここで終了。ヘロヘロになっていました(笑)。

この時点で13時になっていました。長い(笑)。この間ほとんど休みをいれていませんからさすがに疲労困憊という感じでした。動きの確認と走りを一気にやっていきました。これが本物にになっていけば面白いと思います。走練習はこれで終わり。午後からはトレーニングです。長い(笑)
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基本の繰り返し

2012-12-30 | 陸上競技
金曜日、この日は朝から雨模様でした。しっかりとやっておきたい気持ちはあったのですが午前中は私は不在。キャプテンと何度も何度もメールで確認をしながら内容を決めていきました。グランドはまったく使えない状態。広島も雨でしたから仕方ない部分だと思います。

この天候であれば練習ができる場所が限られます。午前中は軸作りとひざ締め、縦の動きを重点的に行うことに。段階を追って行く必要があると思っています。私は合宿ですから細かい動きは見ることが出来ません。だからこそ最も基本的なことをやらせるのが良いだろうと判断しました。午後からはやりたいことがあったのでその前にきちんとやっておきたいなと。

内容としてはまずは軸作り。その場で片足支持の軸を。このレベルでできなければ話は先に進みませんから。その後はハードルを使っての軸。これは横に進みながらです。基本的な軸を作ってから膝の締めの動きを繰り返していきました。階段とスティックを使うように指示を。階段は足だけの動きになってしまう者がいます。これではなんの意味もありません。以前から何度も繰り返し言い続けていますが動きが変わらない者もいます。難しいことをやっているわけではなく最低レベルの技術を求めているのですが。

午前中はこの部分を確認して体幹補強とストレッチをやるように指示をしました。12時前には終わったようです。この日は合宿で購入した道具の作成をしたかったので私達が戻るまで待機させました。中途半端な練習をさせたくないので。フレキハードルを10台購入しました。これにより練習の幅が広がっていきます。自分達の練習で使うものですから自分で作るというのも大事です。

練習開始は3時前になったでしょうか。少し遅くなった部分はありますがしっかりとやっておきたいと考えていました。そのためサーキットから開始。じっくりと取り組んでいきます。午前中はしっかりと膝を締める動きを徹底しておきました。午後からはその流れを受けての練習です。
ハードルを使った練習を行いました。が、見ているとこちらがやろうとしている動きが出来ない者が多い。この理由は明確でした。股関節が硬すぎます。膝を上げる振りをしていますが本当はほとんど上がっていない。股関節がきちんと曲がっていないのです。この部分の表現は非常に難しいところです。これまで何度もストレッチに関して指示を出して来ました。しかし、やった感じはありません。この日の午後、見ていて情けなくなりました。目標を掲げる。自分達はやります、と宣言だけしてそのために必要な努力をしていない。それで結果が出ないといって嘆く。当然の結果だと思います。悪いのは自分ではないという感覚があるのでしょうか。この辺りの温度差は如何ともし難いところかもしれません。

補強や柔軟性、特に体重に関しては自己責任だと思っています。競技力が高い低いは関係ありません。「自分はやっている」というのをどれだけアピールしても結果的に体幹が強くなっていなかったり、柔軟性が上がらない、体重が増えるというのはやっていないのと同じなのです。努力をしたけど結果が伴わないというのとは違います。この部分はきちんとやれば必ず結果が出るのです。見ていてイラっとするくらい硬さがありました。このレベルで高い目標を掲げるのはどうなのか?

仕方ないので股関節のストレッチを教えました。見ていて感じた部分の話もしながらです。しっかりと曲げるというと意識を持たないといけません。股関節が曲がらないというのはお尻からハムストリングにかけての筋肉が硬いからです。この部分が使えないから下半身が痩せないというのもあります。どのような意識で取り組んでいかなければいけないのかが分かりません。やらない者に手を差し伸べる必要はないと思っています。厳しいでしょうか?私も暇ではありません。強くなりたいという気持ちが強い者、その想いが本物である選手と一緒にやりたい。間違ってはいないと思います。教育活動の一環というところもありますから完全に見捨てたりは出来ませんが、これからはきちんと区別をしていかなければいけないのではないかと思っています。

話が少し逸れましたが、その後はハードルを使って着地の形を作りました。これは少し前から取り組んでいます。その動きを実際の走りの中で意識していけたらと思っています。ハードルを使っての練習が終わってからスティック。少しずつ足長を伸ばしていきました。これで動きを中間のものに近づけていく。ひたすらやりました。気が付けば6時前、かなりの時間となりましたが練習に集中できている者はかなりの動きの変化が見られました。

来年戦っていくためにはかなりの覚悟が必要だと思っています。そのためには意識を変えなけれいけない。悪気がなくて変わらないという者がいたとしてもそれは許されるものではない。今の段階でアウトだと思います。余程の事が無ければ変わらない気がしています。難しいですね。

久々に練習をみましたが、変わりつつある者、変わらない者がはっきりとしてきた感じがあります。何とか変わってもらいたいのですが。
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トレーニングをメインに

2012-12-30 | 陸上競技
木曜日、学校の練習はトレーニングメインとしました。火曜日と水曜日は一日練習にしていました。かなりのダメージが残っていると思います。だからといってここで練習量を落とす意味はないと考えているのでひたすらやることにしました。とはいっても筋肉痛からの回復が全くできないというのも少し問題かなと優しさ(甘さ?)があったので午前中だけの練習としました。

これまでシャフト補強を30mくらいで行っていました。先日から色々と話を聞いていく中でもう少し距離を伸ばした方が効果が高いだろうと感じました。練習を見ていて追い込み切らない部分があったからです。火曜日の午後、私が見ている時に距離を伸ばしました。気持ちの部分もあるとは思いますがかなりキツそうでした。2週間前から重りを増やしている部分もあります。このダメージが水曜日に残っていたとのこと。身体作りとしては必要不可欠な部分です。

追い込むという練習をいれていかなければいけないと思っています。ウエイトだけではなく動きを入れながらのトレーニングは実際の走りに生かされていきます。以前からウエイトと補強をおりまぜながらやっていますがこの部分も残しながらやっています。まだまだ工夫できることがあるかなと感じているのでしっかりと取り組んでいきたいと思います。

練習量を自体は3時間半くらいで終わったようです。ひたすら動き続ける3時間半はかなりキツイと思います。休みは全くありませんから。距離が伸びて更にしんどいはず。全体での練習はこれまで。キャプテンにこれからの指示を出していました。これをきちんと伝えることが出来ていれば行動も変わってくるはずです。ここに関しては思うことがあるのですが後でまとめて書きます。

冬休みをどう使うかで今後の結果は大きく変わってくると思います。しっかりと取り組んでもらいたいですね。
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