kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県合宿2日目

2012-12-19 | 陸上競技
日曜日、お遊戯会終了後その足で山口へ。この日の午前中は他の先生にお願いして練習を見てもらいました。内容的には「しっかりと走る」という感じです。ショートハードルは60m中心、ロングハードルは150m中心です。それぞれで走るのも良いのですがせっかくの機会ですからライバルとの力関係を把握しておくことも必要なかなと。2時間程度で終わったとのことでした。

私が到着したのは12時過ぎでした。軽く食事をとってから練習へ。午前中に走っているので午後はもう一度基本的なことを。静止した状態で抜き足のドリルを。これもよく見かける練習ですが意識する部分によって動きも変わってきます。短距離も股関節が大事ですからトレーニングとしては非常に良いと思います。ここに時間をかけました。ハードルができない選手はどうしても抜き足の動きが甘くなります。前まで持ってこれなくて置くだけの動きになってしまう。だから次の一歩が出ません。股関節をしっかりと曲げて前まで持ってくる。この時にしっかりと腰が入った状態にならなければいけません。身体のラインがまっすぐになるくらいの意識ですね。

この動きにかなりの時間をかけました。腰が引けてしまったり動きが大きくなってしまう選手が多くいます。股関節の柔軟性と筋力が不足している部分がありますね。これは合宿一日でどうこうできる話ではありません。毎日毎日の取り組みでしか変化はないと思います。全体的に「強くなりたい」という気持ちが感じられました。言われたことを必死に学ぼうとする姿は非常に大事だと思います。他校の選手ですがサポートしてあげたいという気になりますね。

その後は着地の意識の練習。これも全体の流れの中で重要な部分だと思っています。この部分で潰れてしまうと次の一歩が出ません。限られた距離を限られた歩数で走る種目ですからこの一歩の意味は非常に大きいと思います。ハードルを使ってこの部分の動きを意識させました。軸を作るという感じでしょうか。この部分の意識はなかなかできません。というか意識させている人は少ないのかもしれません。せっかくの練習ですから競技レベルにあった意識を持たせていきたいと思いました。一台だけを越えていく。全体的に動きは良かったと思います。

最後に5台ずつハードルを並べて5歩ハードル。負荷をかけるというよりは練習の流れを大事にしてハードルを越える練習です。ひたすら飛ぶというのでなく前日の踏み切り練習とこの日の着地の意識。この二つに絞りました。私もお手本として数本跳びましたが、調子に乗りましたね。ハムが痛くなりました。アップもしないで全力でハードルを跳ぶというのは非常に危険だと改めて感じました。選手は全体的に良い感じになってきたと思います。詰め込み練習ですから一時的な変化は生まれやすいと思います。これを本物にできるかどうかは別問題ですが。あとは各自の意識だと思います。

元気のよいパートだったと思います。これくらいの雰囲気で練習が積めればきっと強くなると思います。これが特別ではなく当たり前の練習だったら違ってくるでしょうね。各学校に帰ってどれだけ実践できるかですね。大会等で会うのが楽しみです。

私は疲労困憊。帰りは脚の痛みで吐き気がするくらいでした。睡眠不足に寒さによる疲労、疲れているにもかかわらず調子に乗ってハードルを跳ぶ。完全な悪循環ですよね(笑)。8時に布団に入りました。翌日は6時起床。この年になって10時間寝るとは・・・。色々な意味で刺激が多かった1日でした。
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お遊戯会

2012-12-19 | 陸上競技
土曜日、合宿の練習が終わってから宿泊せずに帰宅。大変申し訳ないなと思いながらも子供のお遊戯会に参加するためです。9年間連続でお遊戯会。学年的にちょうど入れ替わり入れ替わりで大変でした。幼稚園のお遊戯会は文化会館で行われます。それほど大きな幼稚園ではないのですが毎年ここで行います。場所が場所だけに座る席が限られます。そのため「場所取り」が激しい。そこまでしなくても・・・と思う部分が多々あるのですが・・・。

今年はうちの一番下の息子が年長です。最後というのもありますが西遊記で「孫悟空」の役をやることに。せっかくなので場所を取ろうということになりました。ほかの幼稚園の話を聞くと場所取りが激しくならないように「撮影スペース」を作ったり学年ごとに時間帯を分けて発表を行うようです。効率的ですね。しかし、うちの幼稚園はそういう決まり事がないので「前に座りたかったら並ぶ」という感じになっています。うーん・・・。

合宿から帰ってすぐに食事をし20時前には就寝。疲れていたのもありすぐに寝ることができました。で、1時起床(笑)。早すぎです。最初は3時くらいに並ぼうかと思っていたのですが、もう一度寝たら絶対に起きないだろうと思ったので2時前に家を出て並ぶことに。さすがにこれだけ早く行けば大丈夫だろうと考えていましたが甘かった。すでに9人並んでいました。私は10番目・・・。一番早い人は前日の23時前後から並んでいたようです。これはどうにもなりません。どれだけ白熱するのか。撮影スペースを作ってくれたら本当に楽になるのですが。

開門が9時。7時間待ちになります。本当に長い。時間つぶしの方法も9年間で大きく変わってきました。最初は本を読むことにしていましたが、だんだんと携帯ゲームに移行。それからは子供のDSを借りてきてゲームをするという感じになりました。そして今年は携帯を使ってビデオを見るという時間つぶしになりました。これが一番時間が過ぎるのが早いですね。見たい映画をiPhoneでレンタルして見る。あっという間に時間が過ぎていきました。これなら十分対応できます。まー今年で最後なのでこういう学習は次には生かされないのですが・・・。

6時過ぎにビデオを見終わって振り返ってみるとも100人以上が並んでいました。7時過ぎには裏の駐車場まで大行列だったようです。もう何でもありですね。やり方の再構築が必要だとは思います。私がどうこういう話ではないのですが。結局、私は狙っていた場所を確保することができました。十分です。役割は果たしたという感じですね。

うちの子供の出番はすべて午前中。一番最初に合唱と合奏。10時半くらいから劇です。うちの一番下の子はめちゃくちゃ恥ずかしがるので本番に弱い。元気よくできない部分があります。少し前から家で練習しました。恥ずかしがらずに元気よくやろうと言い聞かせてきました。今回は孫悟空ですからしっかりとやらないといけません。最初はどうなることかと心配していましたが、口を大きく開けて元気よくやることができました。見ていて「がんばっているな」と感じることができました。一番下の子ですから甘える部分もありますがこういう成長を見ることができると本当にうれしく感じます。職業柄なかなか自分の子供に目が向かない部分が出てきますが、最後のお遊戯会を見ることができてよかったと思います。長い時間並んだかいがありました。

いい時間を過ごせました。そして再び山口へ。合宿に向かいました。
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県合宿

2012-12-19 | 陸上競技
土曜日、県合宿でした。今年は山口市で実施。うちの短距離からは5人選ばれていましたが結果的に3人だけの参加。コーチをしているのでそれで選んでもらえたというのもあると思います。実績的にはもう一つ足りていませんが配慮していただけたのではないかと思いますね。結局2年生だけの参加となりました。3泊4日の修学旅行明けです。体が動くとは思えません。女子に関していえばよほどの意識がなければ運動量が大きく減るわけですから体重も増えます。特に気になる選手もいますからここはもう「意識」の問題だと思います。私が云々ではなく本人がそれだけの意識レベルでやっているのなら大きく手を貸す必要もないのではないかと感じています。冷たいかもしれませんが当然と言えば当然だと。

今回の担当もハードル。なかなか400mを見させてもらえません(笑)。めちゃくちゃ走らせたいのですが・・・。ハードルはショートハードルもロングハードルも一緒にやることにしました。指導する人がいなかったというのもありますが、場所的なことも大きく関係すると思います。人数が多いのでハードルをいくつものグループに分けると練習場所がなくなります。道具を使わないとハードル練習ができないことが多いので仕方ない部分と言えば仕方ない部分かなと。今回は一人で見ることでその部分の問題点は解決したと思います。今後どうなるか分かりませんが一つの練習会場でやるのであればこの方が効率的ではないかと思いますね。冬季練習の導入部分ですから基本的な動きをしっかりとやればそれで良い。私の考え方ですから批判されるかもしれませんけどね。それほど競技力が高い選手ばかりではないので一般的なことをやるというので十分だと思っています。専門的な練習も必要ですが今はその段階ではないと考えます。

この日は天気が崩れるという予報。2部練習に分けるよりも午前中の練習をしっかりと引っ張ってやっておく方が効率が良いのではないかと考えました。翌日の午前中はどうしても練習を見ることができないので土曜日にハードルの基本を全てやっておく必要がありました。全てというのは大げさかもしれませんがせっかくの合宿ですからある程度のことは伝えておかなければいけません。それなりの費用をかけて合宿に参加するのですから自ら学ぼうという気持ちが必要です。

ハードルドリル的なことをやりました。これは学校に帰ってもできるようにという配慮です。ハードルも少し特殊な部分がありますから専門的な練習があります。練習だけではなく動きも少し特殊です。その部分を意識させると色々と変わってくるのではないかと思います。高校時代の私もそのような感じでした。合宿に参加しては新しいことを教えてもらいそれを繰り返しやるという流れでした。それ以外に情報を得るところがありませんでしたから。少しは高校生の成長のきっかけになればと思います。

前半の2時間は体ほぐしとドリル。それから少し休んで実際のハードル練習。すぐにハードルを跳ぶのではなくイメージを優先して動きのタイミングを意識させました。空中に身体を浮かす意識ですね。リード足、踏み切り足にそれぞれの動きと力の加え方を考えさせました。適当に跳ぶだけではなくどのようにすれば走りにつながるかという感覚です。ハードルで大事なのは踏み切りだと思っています。この部分でほとんどの動きが規定されてくる。空中でどのようにがんばっても前に進むことはありません。前に進むためには地面に力を加えないといけない。その局面はどこなのか。簡単な話ですね。

今回は専門と踏み切りの話をしました。110mHと100mH、400mHではそれぞれ違ってきます。当たり前の話ですが結構専門的な話になるのかもしれません。ここでそこを書いても喜ばれないかもしれないので割愛しましょう。結構な違いだと思います。走って跳ぶだけで速い選手は速いんですけどね。その状況を打破するためにも地道に練習をしていかないといけません。

13時半くらいになったので最後にハードル走を行うことに。各ブロックに課題となる部分を設定しました。この練習の中で克服していくことができるかどうかですね。ここまでの練習で地味な練習をひたすらやっていたので疲労感はあったと思います。しかし、最後まで集中して練習に取り組めたのではないかと感じました。今回合宿に参加している選手はある程度の競技レベルです。それでも抜き足の動きや体幹の動きなどは課題が多く残っています。抜き足がきちんと抜けない選手も多くいます。これは筋力的なものも大きく影響してくると考えています。時間をかけてしっかりと取り組んでもらいたいですね。

午前の練習を14時過ぎまでひっぱりました。軽く食事をして14時40分から補強。ほとんど休息をとっていません。1泊2日の合宿ですからできるだけ詰め込んでやらないといけません。午前午後2時間ずつというのが通常の合宿かもしれませんがこれだけでは物足りないと思っています。16時まで補強。体幹を中心に行いました。かなりの量になったのですがよく取り組めていたと思います。全体的に弱いですね。これも普段の積み重ねだと思います。継続して取り組んでいくことで必ず体幹は強くなります。そのあたりの話も少ししました。

結構詰めてやりましたがいい雰囲気で練習ができたのではないかと思います。
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