kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

動きの話

2015-03-12 | 陸上競技
明らかに興味関心が偏る部分なので面白くない内容になります。気にしないでください。基本的に自己満足だというのはわかっていますから(笑)。

ここ数日間、天候が悪かったこともあり練習内容がかなり基本的な部分になっています。練習できるスペースが限られているためその中でできることをやっています。この時期はスピードを少しずつ上げていくと言われる時期です。が、うちの練習はいつもマックスなのでスピードを上げるという感覚は私自身はありません。暖かくなってくると普段よりももっと動くようになるというだけだと考えています。うちの練習内容に興味があるという人はそれほど多くないと思うので割愛しますが(笑)。

数日間の練習を見ていてやはり「足運び」の部分はしっかりとやっておく必要があると感じています。たまたま強い選手が来てくれて結果を残すというチームも少なからずあると思います。チームとしてはそれほどでもなくてもずば抜けた選手が入ってくるといつの間にか結果が出ている。そこの段階で技術云々の話はあまり成立しないと思っています。失礼な話だとわかっていて書きますが「素人が指導する」のであっても強い選手は勝手に強くなります。インターハイに選手が出場したからと言って細かい技術的な話を詰めて話せるかというとそこは違うと思います。強い選手がいるチームが良いチームだとは思いません。このようなことを書くと批判されるのかとしれませんが。

強くなるためにはある程度、基本的なことをやっていくことが必要だと考えています。それも少し選手に関わるのではなく細かい部分まで指導することが必要なのではないかと。男子は少しザックリやる方が上手くいく傾向がありますし、女子は細かく時間をかけてやっていく方が効果が上がりやすいように感じます。これは根拠があるわけではなく感覚的なものです。結果を残す選手がやっている練習が良い練習がどうかはわかりません。入学した時にそれほど強くない選手が長期的に見て強くなっているというのが大切だと考えます。

そのためには丁寧に足運びを意識する必要があると思っています。重心の移動を伴わない動きです。膝の締めと言われる部分だと思います。ここを丁寧にやっていくことで動きはある程度変わります。うちの選手もこの部分は簡単にはいきません。初期段階では意識して取り組めないからです。なんとなくやる。それの繰り返しになるのでなかなか動きは変わりません。一年生は一年間かけてやっと「競技者」としてのスタートラインに立てる感じがあります。意識が高い選手であればこれが数ヶ月で変化してきます。確実に差はあります。

筋力的なことも影響していると思いますが中学生の走りは身体が突っ込んで脚が後ろで回転する傾向があります。体重が軽い中学生の時期であれば何となくそれでも上手くいきます。が、高校に入ると体型も変わってくるため動きの変化が必要になると思っています。「なぜ必要なのか」はまたいつの日にか書けたらと思います。こういう部分は現場で考えながら見ているから分かる部分だと思います。私は師匠や先輩に比べるとまだまだだというのがわかっています。だから常にどうすれば良いかと考えながら見ている。なんとかして「指導力の差」を埋めたいと思うからです。そこまで考えながら指導する人がどれだけいるのかは分かりません。専門誌に書いてある練習をすれば強くなるというのは違うと思います。偉そうな事を書いてますね。

さらにはどうすれば動きが身につくかを考える必要があります。やりたいことがあってもそれを身につける方法は異なると思います。Aという選手には上手くいってもBという選手には上手く入らないというのはよくある話です。だから練習のバリエーションが必要になる。方法を1つしか知らなかったらそれ以外に身につけさせる方法がありません。幾つもの引き出しを知っていたら選手に合わせて動きの感覚を身につけさせることができます。足運びという部分に関しても様々な方法があるのです。

極端なことをいうと「身体作り」をするだけで飛躍的に強くなる選手もいます。ある程度のことをやっていたら強くなるのです。が、私はかなり細かく見るようにしています。それで全てが上手くいくかは別問題です。感覚を身につけられなければ変わらないからです。もっともっと勉強していかなければいけないと思っています。セミナーみたいなものに参加して上手くいくというのではないと思っています。良い指導者にきちんと話を聞くことが一番だと考えています。私自身ある程度の指導はできるようになってきていると自負していますが、まだまだですね。

その場での動きだけではなく重心移動を伴う動きができるかどうかが大切です。これも方法は様々だと思っています。適当にドリルをやっているだけでは身につかないと思います。前に進むための動きをどうやって身につけるか。極端な例がトゥトレだと思います。前に進む感覚を身につけるために「強制的に進める」というのが一番効果的です。無理やりでも重心移動の感覚を身につけるのです。それ以外にも段差を使った練習などで多少は身につけることができます。スピードスキップや壁を使った膝の引き出しなども同様の効果があります。前に進むためにどういう動きをすれば良いのかという話ですね。

ひたすらやっているのでやっと頭で理解したことが身体で示すことができるようになってきた感じがあります。ここまで来るのに時間がかかりました。そのためには取り組む姿勢の部分が大きく影響します。「心」の部分が整わないと何をやっても変わらないからです。動きを身につけるためには指導者としてはかなりの労力をかけます。一気に変わるというよりは少しずつ変化学校にあるのです。ブレイクスルーと言われるように最後の変化は一気に変わると感じていますがそこまではかなりの時間を要します。牛歩レベルの変化だと思っていますし、そこを我慢するというのが必要です。

分かりにくいですねー。もう少し上手くまとめられると良いんですが。興味を持ってもらえますかね??(笑)。可能ならまた書きます。

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走練習

2015-03-12 | 陸上競技
火曜日は高校入試のため学校に入ることができませんでした。そのため「自主練習」という形に。ここに関しては細かくは書きません。とにかく寒い一日でした。受験生は大変だったと思います。よりによってこの日に天候が崩れなくても・・・。一日中雪が降っていました。

水曜日、この日は通常練習ができました。選手は家庭学習日となっているので朝から練習。前日の天候の影響もありグランド状態はあまりよくありません。私が練習に参加したときにはアップの途中でしたがダイナマックスを使ったアップの時にはぬかるんでいて大変だったようです。ハードルを使ったドリルはなんとかできていましたが走るというのは難しい状況。アップが終わった時点で少し時間を取って「空中姿勢」の感覚作り。これはどうなのか全くわかっていませんが感覚を身に付けるという意味では必要なのかなと。月曜日に練習をした中で「姿勢作り」も行いました。膝を引き出した状態で重心が移動します。すぐに落ちるとピッチだけ上がって前には進みません。逆に浮き過ぎると力が抜けてしまいます。このバランスが難しいのですが。そこからもう一度壁をやって姿勢を作りました。

その後、下のグランドで練習。スピードスキップと並走を交互に繰り返しました。走る感覚にどうやってつなげていくか。ここは永遠の課題だと思っています。ドリルだけ上手くなっても前に進まなければ意味がありません。ドリルと走りを結びつけるための工夫が必要です。スピードスキップを2本行ってから並走。2本。これを4セット繰り返しました。これだけで1セットで50mを4本走ることになります。トータルで16本。これ多いと思うか少ないと思うか。テンポ走のような練習ではありませんから負荷は高いと思います。高いスピードを出してその中でバトンを渡す。緩めるところがありませんから良いスピード練習になります。

その後はバトンパス。直線で行いました。男子は比較的スムーズにいきます。女子は・・・。4走が酷い。県新人の時のバトンもひどかったですが今回も。マークを見て出るという感覚がありません。明らかに早出をしています。何度やってもできない。そのことに対して危機感を持ってくれるといいのですがそのような様子もありません。「少し早い」というのであれば対応策も考えられるのですが2m以上早く出るのですから指導しても厳しい。「待つように」と指示をしましたがこれができない。あまりにも酷いので別の形で練習を進めることに。これはできるまで終わらないという指示。女子の4走が関わるところは練習が終わりません。4走は待つだけなので良いですがバトンを持ってくるほうはかなりの負担です。このことで大きな迷惑をかけているという感覚を持っているか。何とかしようという感覚を持ってもらいたい。なかなか厳しいです。

最後に120m+60mを。グランドが緩いので少し足が流れてしまいます。ここは仕方ないかなと。ある程度の走りはできていました。スピードレベル的にはかなり良かったと思います。走りだけは改善されてきています。あとは数人(1人?)の「何とかしなければ」という気持ちなのですが・・・。これが最大の難関かもしれません・・・。

書きたいことがあるのですが長くなるのでまた書きます。多分。技術的な話ですから関心がある人は少ないでしょうが(笑)。
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