kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

クラスの話

2015-03-21 | 陸上競技
ここ最近は練習の話しか書いていません。まーもともとそのスタンスで始めたBlogですからそれでも全く問題はないと思っているのですが(笑)。いつも「クラスの生徒と部活の選手は私にとっては特別な存在」だと公言しています。今の私がいるのは間違いなくこれまで担任をしてきた生徒と部活で一緒に過ごしてきた部活の選手のおかげです。そのことはずっとBlogには書き続けています。kanekoは陸上しかやっていない、と思われると思いますが実はそれ以外のこともやっています(笑)。

この一週間はクラスの生徒と関わること、話をすることがすごく多かった気がします。理由はあれこれあるのですがなんとなく頼ってくれているという感覚と私が伝えることができる事はその時その時に話しておきたいという気持ちがあります。私はその場で思ったこと、感じたことを生徒に伝えたいという気持ちがあります。それが正しいかどうかは分かりません。求められていないことをしているかもしれません。自己満足なのかもしれないという気持ちはあります。分かりません。

月曜日、色々とありました。詳しくは書きません。クラスの生徒に少し話をしました。ある生徒が体調が悪くて保健室に行っていたのでそのことを。体調は悪いけどなんとか学校に来たいという思いがあったようですが、実際は来ただけになっていました。午前中授業だったのですが参加できませんでした。そのことがあったのでクラス全体に話をしました。

学校に来たい!という気持ちは本当にありがたいと思います。そういう子がいてくれるというのは本当に嬉しい。無理をして学校に来ることが良いことがどうかは分かりません。それでもクラスのみんなと一緒に過ごしたいと思う気持ちが大きいというのはクラスの雰囲気が良いからだと勝手に判断しています。そんな中で友達と接していて「いつもと違うな」と感じたら「どうした?」と気を配ってあげてほしいという話をしました。体調不良だけではなく何か嫌な気持ちで学校に来ている子もいるかもしれません。家でケンカをしてから学校に来た、他の友達とケンカをして嫌な気持ちになっている。そんな子も数多くいると思います。いつもと様子が違ったら「どうした?」「元気ないね」と声かけをすることで気持ちが楽になる部分があると思っています。

クラスの雰囲気が良いと思っています。だからこそもっと一人一人が周りの仲間を大切にできるようになってほしい。高校生ですから何かしら抱えて生活をしていると思います。それを全て外に吐き出せるわけではない。でも少しだけでも誰かが共有してくれたり、外に出せることができればもっともっと気持ちが楽になると思っています。そうすればもっと「クラスに来たい」と感じてくれるのではないかと。苦しんでいる、辛い思いをしている仲間に手を差し伸べられる人になってもらいたいと思いました。それをストレートに生徒に伝えました。こんな話をする先生というのがどれだけいるのか分かりません。不適切なのかもしれない。が、「優しさ」を持つことで自分も周りも幸せになると思っています。

そんな話をして終わったのですが、私が体調不良の子の友達に「保健室に行ってあげて」と伝えようと思って探していると既に教室にいません。どこに行った?と他の子に聞くと「保健室に行きましたよ」という返答。当たり前と言われたらそうかもしれません。私自身はそれがすごく嬉しかった。自分で「友達のために出来ること」をする。そういう優しさを持っている子がいるというのが嬉しい。

後で本人から連絡があってその日のうちに複数の子が「大丈夫?」と心配してLINEをしてきてくれたそうです。関係が希薄になりつつある現在、クラスの子が表面的な部分だけでなく繋がってくれているのが嬉しいなと。LINEは表面的な繋がりと言われるかもしれません。実際はLINEだけでなく教室内でそんな声かけがあるのです。こんなに明るくて優しさに溢れているクラスは担任をしていて初めてかもしれません。それぞれが色々と抱えているとは思います。年頃の高校生ですから当然かなと。それでも支え合いながらクラスが進んでいけるというのは本当に良いクラスなんだなと感じています。

そのことがあったのでこちらから翌日に別のメッセージを送ることにしました。正確には次の日の1時間目がLHRと知った火曜日の朝に慌てて考えたのですが(笑)。クラスの娘達からエネルギーをもらっています。幸せな事だと思っています。感謝したいですね。また書きたいと思います。
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専門練習

2015-03-21 | 陸上競技
金曜日、終業式でした。ここ最近はクラス運営のことをほとんど書いていません。こちらも書きたいことは山ほどあるのですが(笑)。まーちょっと時間を見つけて書いていきたいと思います。私の「感情」や「想い」をここに残しておくというのは重要なことだと思っています。それが誰かのためになるという気はしていません。自分自身のために書き続けている感じでしょうか。

まずは練習について。この日は珍しく練習を最初から見ることができました。専門練習を予定していたのですが、バトンまではやりたいと思い全体で。久々にタイヤアップをしてその後ドリル。チューブ、スピードスキップ、並走、バトンパスの流れ。細かい部分を指摘しながら改善していきました。走り自体は改善されてきている感じがあります。メニュー内容としては基本的には先週の金曜日と同じですね。

どうすれば動きを改善できるかという部分を常に考えさせるようにしています。一人で考えるのではなくコミュニケーションをとしながら動きの確認をしていく。これが必要だと思っています。前日にクラスの生徒に話をした内容を掻い摘んで話しました。「テン・シュ・カク」という内容です。「テンションを上げる」「修正をする」「確認をする」の頭文字を取っています。「失敗した時に何をするか」です。これはまた別に書きたいと思いますが、練習にも生かせると思ったので事前に話をしておきました。

練習で失敗することを恐れてはいけない。ミスをしたらどうしようというマイナスなことばかり考えていたら先には進めません。ミスをしてからどうするか?ここをしっかりと考える必要があります。この日はバトンをやるつもりでいたのでちょうどいい話だったのではないかと感じています。バトンは細かい部分を指示。少しずつ改善されてきていますがまだまだ。

バトンパスを2本やったところで微妙な感覚があったのでもう1本追加としました。この1本は「意図的な工夫」をして実施。上手く距離感を取るための練習です。昨年から何度もやっていますが少しずつ上手くなっている気がします。数週間前は「これは酷い」という選手がいましたが今はまずまずのところまで来ています。結局バトンパスを6本やって専門へ。この部分に時間を使いすぎました(笑)。もっと効率よくできればいいのですが、「失敗をしても良いから考えながらやれ」という指示をしていますから仕方ない部分があったのかなと。

そこから専門へ。短距離系はスタート、跳躍は跳躍練習へ。時間的には1時間程度を予定していました。スタート練習は前回同様、スタートの局面、加速段階、中間へという3段階で意識して練習。組み立てをしっかりとやっていきました。一本ずつ見ながら指摘していきました。これだけでかなりの時間を使いました。動きとしてはかなり良くなってきている感じがあります。ちょっと頻度を増やしていって感覚作りを進めたいと思いますね。

指定していた時間を過ぎても高跳びが終わりませんでした。仕方ないのでマンツーマンで指導。基本的に専門的な知識は一切ありません。今のうちの選手にその部分は必要ないと判断しています。少しかじった知識で指導したりすると本人にマイナスだというのと、私が見て感覚的に修正する方がうちの選手には合っているだろうという勝手な判断(笑)。そこから2時間ひたすら付き合いました。他の選手は終わっていたのでマッサージをしたりストレッチをしたりとして時間を調整しました。ここ最近、この手の時間を選手が各自で上手く使っています。

専門外ですが見ていたらかなり修正ができました。ここは感覚なので短距離指導のように細かく書けません。見ていて思ったことを修正するだけなので上手く表現できないというのが正確な話でしょうか。あれこれやって最後には短助走で145を余裕で越えるようになりました。短距離系とは違ってなんとなく達成感があります(笑)。目に見えて動きが変わり、高さという結果が分かるからです。フィールド種目の楽しさというのはこういう部分にあるのでしょうね。中学時代の癖が強すぎてそこをどう修正するか。簡単なことではありませんが真剣に見ていてコミュニケーションを取っていくと改善できる部分が出てきます。

あまりにも遅くなりつつあったので電車で帰らないといけない者は先に帰るように指示。女子は何も言わないのにまた縄跳びを跳び始めました。話を聞くと練習開始前にも縄跳びをしていたようです。本当に変わったと思いますね。意識が変われば行動が変わる。これは何度も言い続けていましたが実際に目の当たりにすると「伝わる」という意味が自分自身認識できます。最後は選手の意識次第だと思います。変われば変わるのです。

かなり疲労しました(笑)。心地よい疲労感です。
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任せる

2015-03-21 | 陸上競技
木曜日、この日は朝から雨。途中で晴れてきたのですがどれだけ練習ができるか分からない状態でした。朝練は午後のために基本的な練習を。脚運びと壁、スティックです。当初は午後からできないかもしれないと考えていたので基本的な動きの確認をしっかりと朝の段階でしておきたいという考えでした。

が、途中からかなり天気が良くなってきました。それでもグランド状態はいまいちだったので選手に「1時間各自で必要なドリルを行うこと」を指示。私は午後から連続で会議でしたから練習に出ることができませんでした。ほとんどマネージャーに任せる状態。それでも練習ができるようになってきているのは大きな成長かもしれないですね。基本的なメニューは通常と変わりませんからそれほど難しくないと思います。各自がやる内容をしっかりと理解できていれば練習は進みます。

メニュー的には1時間フリーでドリル。その後、いつも通りのドリル。流れはそのままでチューブ、スピードスキップ、並走、バトンです。よくよく考えてみるとうちはアップが長いと思いますね(笑)。1時間くらいやっているのかもしれません。だから練習時間も長くなる。時には端折ることもありますが時間があるときにはしっかりと基本的なことを繰り返すようにしています。地道に繰り返すのがメインかなと。

バトン走の時に少しだけ練習を見ました。本当に少しですが。以前と比べると安定はしてきていると思います。渡らないというのはありません。まーこんなことを自慢げに書くというのはどうなのかという話ですよね。当たり前の話過ぎて(笑)。それでもそこができない状況があったのというのも事実です。そこを克服しつつあるというのは成長だと思いますね。まずまずの中で練習ができているのは大きいと思います。

結局練習はほとんどで見れず。選手に任せていました。本当はこの時期動きが変わってくるところなので丁寧に練習を見れないといけないと思っています。なかなか時間の確保ができずに申し訳ないなという感じですね。

卒業生が来てくれました。14時過ぎに来て会議が終わる17時過ぎまで待ってくれていました。いや、申し訳ない。今年24歳になる学年です。うちの学校の2期生ですね。卒業して5年が経過しましたが会いに来てくれるというのは本当にありがたいことです。1時間くらい話をしたでしょうか。卒業生と話をすると当時に気持ちが戻ります。おっさん化している私も気分的に若返ります。感謝。

帰ろうかなと思って外に出ると選手がまだいました。何をしているのかと思えば全体で縄跳びを跳んでいました。ワイワイ言いながら。今までにない姿です。練習自体は17時半くらいには終わっていたのではないでしょうか。その状態から縄跳びを跳ぶ。基本的には1年生女子の「体重管理」からスタートしているのだと思います。運動時間の確保という意味で縄跳びを跳んでいると数日前に話をしていました。この日は男子も一緒にやっていました。この部分はこれまで指導してきた中ではなかったかもしれません。練習時間以外に全体で何かをしている姿を見るのはあまりなかったので。正確には数人が自主的にやっている姿はこれまでもありましたが、全体としてそれをやるというのはこれまでなかった気がします。変化はあると思っています。

ちょっとずつ変わってきている。それも良い方向に。雰囲気が変わればすべてが変わっていくと思います。このまま進んでほしいですね。
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トレーニング

2015-03-21 | 陸上競技
他のことを書いていたらメインであるはずの練習についての内容がおろそかになってしまいました。相変わらずマルチな仕事ができないですね。問題です(笑)。だから忘れていってしまうのだと思います。何とかしなければいけません(笑)。

水曜日は雨でした。朝の段階で雨が降っていなかったのですぐに練習を始めるように指示。この日はトレーニングとしていたのでせめてシャフト補強くらいは屋外でやりたいと思っていました。室内で練習をすると全体を一度に見ることができません。距離と場所の問題が出てくるので思うように練習ができなくなります。シャフト補強は軽くしているので30分程度で終わります。終わってからまだぎりぎり屋外でできるレベルだったので室内ではできないメディ投げを。私は「雨雲ズームレーダー」で確認しながら選手を急かしていました。とにかく早く進めないと段々と雨雲が近づいてきているのが分かります。結局終わる前に雨・・・。ずぶ濡れとまではいきませんでしたがかなりダメージを食らいました(笑)。これも仕方ないですね。

軒下でできる練習に変更。補強サーキットですから可能な種目が多い。1時間程度やってからまだ時間があったので「手押し車」「ダイナマックス補強」「砂袋」「BOX補強」「ハードルジャンプ」を組み合わせて別の形で補強。同じ補強ばかりしているよりはバランスよく補強をしていくほうが良いと考えています。更にはバランスディスクとダイナマックスキック。かなりの時間やりました。

最後にバランスディスクを使ってのゲームをして終了。ゲームだけではなく負けたら補強をするという罰ゲームつき。必死に追い込む練習も必要だと考えていますが時には「リラックス」して補強をすることも必要なのかなと。これが良いことなのか悪いことなのか分かりません。ス年前であればそこまでの余裕がなかった気がします。それが今はちょっとできる。人は成長するのです(笑)。選手だけではなく指導者も同様なんだと思います。もちろん「学ぶ姿勢」があるからではないかと自負しています。何も考えずにひたすらその日のことをやるというのは良いことではないと考えていますから。

普通の学校(規準は不明)の倍くらいの補強をやったのではないかと思います。約4時間くらいでしょうか。もちろん休憩も挟みますから実質そんなにはやっていません。が、この手の練習をひたすら地道にできるというのは選手の成長だと思いますね。私が見ていても見ていなくてもしっかりと練習をしています。「顧問がいるからやる」という姿勢とは違ってきていると思います。雰囲気もずいぶん明るくなりました。このままの練習が継続できればと思います。

ひとまず記録程度に。
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