kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やるべきことをやる

2017-09-04 | 陸上競技
土曜日。この日は通常練習。前日にバトン練習を中心としたショートスプリントをかなりやっていました。走り自体はかなり改善されてきています。良く走れてきているなと感じています。特に女子は間違いなくワンランク上がったかなという感覚。ここ数試合、納得できるレースができていませんからその中でどのように感じて動いていくかですね。必死になれば間違いなく変わる。

自分の中で消化不良の部分がかなりありますが、それでもグランドへ。色々と感じることがあります。

メニューはアップメニューから。グランドが最初使えそうになかったので影で。アップメニュー終了後、スーパー体幹補強。メニュー表を提示していませんが自分たちでやっていました。メニューを覚えているようです。走るだけではなくこの部分の強化は必須だと思っています。引っ張る選手がきちんと引っ張ってくれている。逆にそれに甘えて「ついていくだけ」の者も出てくる。ここの部分は大きな課題です。変わりきれない。

少しだけドリルをやってそのままシャフトトレーニング。上半身と下半身の連動を行ってからハードルジャンプ。10本やりました。思い付きに近い感覚でしたが「力の使い方」を覚えさせるために実施。2本ごとに距離を伸ばしていきました。最初は鉛直方向の力。それを少しずつ水平方向への力に変えていく。単純に走るだけではなく「力の使い方」や「反発をもらっての方向性」を確認することになるかなと。練習の途中にはハードルジャンプを入れるというのは通常でないかもしれません。それでも「意味がある」と思ってやりました。この日の「やるべきこと」はしっかりとこういう感覚を作ることだと。

そのままスパイクを履いてウインドスプリント。前方向への感覚がつかめた選手が数人いました。これだけでずいぶん違います。単純に走っている中で感覚を作るのではなく「予備動作」をしてからそれを走りにつなげていく。そうすることで間違いなく改善されていくと思いますね。スイッチング、チューブ5歩をやってショートスプリント、さらには中間マークまで。加速段階の動きを作ってからそれをハードルジャンプで作った感覚につなげていく。距離設定が非常に難しくなるのですが。感じが良くなってきている。毎日グランドで見続けるからこそ感じられることかなと。

最後に走練習120mを。うちのグランドでの最大練習です。もっと走ったほうがいいのかもしれませんが「無い袖は振れない」状態。競技場まで行けば走れるかもしれませんが別にそこまでの必要性を感じなくなりました。タータンの感覚を忘れないようにしたいとは思いますが「必須」ではないかなと。以前、「ショートスプリントで成功するためにはタータンでの練習が必要」という話をしたことがあります。土のグランドではショートスプリンターは生まれにくいと。その時はロングスプリント中心だったのでそこまで考えたことはなかったですが、本当の意味でのショートスプリンターはその辺りの感覚も必要なのかもしれません。

前任校で女子12秒14、12秒17、12秒36の3人のスプリンターがいました。この選手たちの指導をする中で「タータンでなければいけない」という感じはありませんでした。スタート局面に関してはタータンのほうがいいかなと思うことは多々あります。パワーを使ってスタートするのではなく「重心の移動」と「膝の引き出し」で走るのであればタータンのほうがいいかなと。土のグランドではどうしても「キックして進む」という感覚になりやすい。足が流れて返ってこなくなる。ここはあるかなと。

が、それ以外は何とかなるんじゃないかと最近は思うようになりました。今の選手たちも120m以上の距離はほとんど走りません。ロングスプリントに関しては120mの往復走という形で対応しています。練習に関して「~でなければいけない」という決まりきったものは本当はないんじゃないかなと感じています。大した結果を残していないくせに偉そうなことを書いていますが(笑)。

ショートは120m-120m-90m、120m-90m-60m。ロングは120m×3本の往復走。他校と比べると少ない?よく分かりません。今のうちのチームにとっては「この距離設定」が必要な要素だと思うからです。ショートは2グループに分けて実施。私は1年生女子を引っ張りました。リレーで勝負するためにはどうしても1年生女子の成長が必要不可欠です。13秒台で走ってくれたら間違いなく49秒5は切る。それほど難しい話ではない。先頭を走らせると途中でスピードが鈍るので私が真横で引っ張り続ける。絶対にスピードが落ちない状況を作り出す。結局私も3本走りました。まだ12秒後半くらいでは走れるかもしれませんね。

普段は走りません。この日はどうしても「1年生女子のスピード維持」をしておきたかった。追越走の形で実施していますから先頭は抜かれるのみ。後ろが速いので抜かれても仕方ないという感覚はあると思います。そうならないように我が身を投げ打って走る。これが少しでも競技力の向上につながるならやるしかないと思っています。Nが動かないというのはありましたがSがNを何本も後ろから抜きました。この意味ですね。少しずつ自信が持てるようになる。IH選手を抜く機会というのはそれほどない。競争して高め合ってもらいたい。

最後にシャフトランジ。30歩を2セット。少しだけ重くしました。とにかく意識をさせたい。こういう練習の中で何をするか。感じ取るかどうかだと思いますね。

思うことが山積み。まー色々とあります。辛いですがやるしかない。はぁ。
コメント
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