kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

3年生のことば

2017-10-20 | 陸上競技
木曜日。3年生が練習に来てくれました。久しぶりです。わざわざ山まで。その後も一緒に戻って学校での練習を見てくれていました。せっかくなので練習の最後に話をしてもらいました。

引退して初めて気が付くことがある。練習ができるときにもっとやっておけばよかったなと。競技を離れて引退するとやっぱり「もっとやりたい」と思うことある。高校3年間しか「部活に打ち込む」というのはできないと思う。そう考えたら3年間というのはすごく大切。あっという間に時間が過ぎていく。自分たちでは気づかないかもしれないけど、こうやって誰かと一緒に練習ができるというのはすごく恵まれている。

練習ができる環境があって、練習を見てくれる先生がいて、一緒に練習できる仲間がいる。そのことは当たり前ではない。感謝の気持ちを持たないといけない。目標に向かって進める時間というは貴重。苦しいことも多いと思う。それでもしっかりと乗り越えていって欲しい。応援している。

シンプルな話だと思います。純粋に競技を離れて感じること。思うこと。それは飾らない素直な言葉。別に私が何かを言ってほしいという話をしたわけではありません。集合の少し前に「話しておいてよ」と伝えただけ。実際に思うことを伝えてくれたのだと思います。

こういう話を聞けると素直に嬉しいなと思います。インターハイを本気で目指して取り組んできた。上の大会を目指して本気で取り組んできた。だからこそ伝わる者がある。それなりにやってきたものがこういう場面で発言しても「重み」はないと思います。一般論になるからです。そこに意味があるのか。私にはわかりません。肌で感じてそれを経験してきたからこそ言える言葉がある。

忘れないように記しておきたいと思います。シンプルです。
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山&シャフト

2017-10-20 | 陸上競技
毎日毎日、思うことがあります。まーいいんです。それでも毎日生きていくしかないから。よくgt先生が「役割を果たす」という言葉を言います。私は不器用ですから上手く立ち回ることができません。もっと柔軟に適当にやっていければいいのだと思うのですが。それができないというのは・・・。

この日は大掃除の関係で練習開始が遅くなりました。それ以外のこともあり16時半くらいからだったでしょうか。グランド状態は悪くとても走れる感じではなかったので山へ。この冬は坂道走などを大目に取り入れていきたいなと思っています。色々と考えるべきことがあるので。

走るだけではなくトレーニング系を入れていきました。最初は階段を使ってのジャンプ系。片足ジャンプやサイドジャンプを。スイングで走るという感覚をつかませたいので片足ジャンプは非常に効果的だと思っています。タイミングを合わせながらしっかりと跳ねないといけませんから。このあたりの動きを見ていると明らかに筋力が足りないなと思う部分がありました。自分の身体を支えることができない。この状況で走るのは難しいなと。時間をかけてやっていくしかないのだろうなと痛感。

その後、長い階段に行って少し動きました。大股歩行で階段を上まで上がっていく。更には途中までもも上げをしてそこからダッシュ。地味に長い階段ですから結構負荷はかかっていたと思います。少し休憩をはさんで今度は全力でダッシュ。階段の幅が微妙なので上手く走れません。また、階段に色の変化がないので走っていると階段が分からなくなるとのこと。まーそれなりに走って終了。

そこから坂道走へ。ピラミッド形式で行いました。短-中-長-中-短です。これを2セット考えていました。段差形式で走る。距離的には80mあるかないか。もう少し長い距離があると良いなとは思いますが。男女混合で走りました。あえて「叱咤激励」のような声掛けをするのをやめるようにしています。強くなりたい者はしっかりと走ると思うので。私が引っ張って強くするというのではなく「自分のために自分でやる」という感覚を持ってもらいたいなと思います。それは難しいことかもしれません。なかば強引に引っ張っていく方が強くなる可能性は高いと思います。しかし、それでは「何も残らないのではないか」と思うようになりました。指導者が主となって選手を引っ張っていく。考えずに言われるままにやる。それである程度は強くなるかもしれませんが指導者も選手も何も残らない。双方向的な刺激にはならないかなと。

もちろん、技術的に気になることがあれば修正をしたいと思います。練習の中で技術改善のための練習を入れることもあります。一定の方向性にしたがって練習をしていればそれなりに結果はついてくるのだろうなと思っています。高校生ですから「身体を動かすだけ」でも強くなる可能性は十分あります。どこまでやるかは私が決めることではない。

走ってから学校に戻ってシャフト補強へ。かなりきついと思います。が、やる。これまでであれば「練習があまりできていないから調整練習をする」という形でやっていました。が、「やらないといけないこと」は決まっています。これから先のことを考えると悠長なことは言えないと思います。「今日は身体が重いから練習量を減らそう」とか「調子が悪いからやめておこう」というのがこれまでありました。が、「やらないといけないこと」は変わらない。だったらどんな状況であれやるしかないと思います。少しずつ練習負荷を増やすという感覚も必要だと思いますが、「やると決めたらやる」というスタンスは持ちたいなと思います。

これまで結局、私自身が「妥協」していたのかもしれません。「これくらいでいいか」と。疲れてきているし、動きも崩れ気味だからもういいかな・・・と。きつそうに練習している姿を見ても楽しくありません。見ている方もやる方も楽しくないのに本当にやる必要があるのか。そういう思いの中で「これくらいで良いだろう」と妥協。

が、本当に強くなりたい選手にとってはそれは良いことではないな、と。どんな状況であってもしっかりとやる。以前大阪で話をしたときに「ある学校では365日毎日同じ練習をする」と聞きました。試合などもあるので365日ではなかったかもしれませんがほぼ毎日同じメニュー。試合の前も試合の後も量の調整はあると思いますがひたすらやる。テスト明けだろうが長期休業後の練習だろうが関係ない。「やるべきことをやる」のだと思います。そういう意味では本当に甘かったかなと。

かなり疲労度はあると思いますがシャフト。自分たちでやる姿を見ていました。こういう練習に関しては「意欲に比例する」と思っています。本気度に比例してその取り組みは決まってくる。そこを見守るというのも今後の方向性なのかなと。「そんな練習では強くならないと」と言うことで誰かにプラスになるのか。最後は「自分自身がどうしたいのか」だと思います。

30分程度、30mでシャフト補強。かなり汗をかいていました。きちんとした練習になっていたのだと思います。表面的な部分だけではなくその時に「何を思いながらやるか」というのも大きなことだと思います。「やらされる練習」から抜け出す。それをどうするか。目標が明確になれば自ずからやるようになる。そうでない場合はやらない。

きっかけを与えられる指導者になりたいなとは思います。また書きます。
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