kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

テスト週間前の練習

2019-10-02 | 陸上競技
火曜日。この日は私が国体に出発する前の最後の練習になります。また、翌週の水曜日からテストになるのでこの日にしっかりと負荷をかけておきたいなという感じがありました。天気予報も崩れる感じがあったので絶妙のタイミングですね。

練習は補強系を省略しながら。走ると決めた日に補強に時間を割くと全く時間の確保ができなくなります。優先事項を考えた時にはやはり「走るための準備」を優先することになります。走らないといけない部分があるので。まーこの辺りも見極めながらですね。

バランス系をやってからコンディショニング。珍しくですね。アップの時間の省略のためというのもありますし、自分の身体の状態を把握するためというのもあります。この手の動きは様々なところで見ますが「狙い」がどこにあるか分からない部分もあります。周りがやっているから真似してやるという選手が多い気はします。意味を理解したやっていくというのはほぼない。ここも難しいところですが。

前日に慌てて作ったのでメニューが被っていたところがありました。これは申し訳ない。チェックが甘かったですね。翌日からの国体のことで各方面と連絡をしている時に「先生、これ二回やるんですか?」と聞かれました。壁抜きを2回にしていたりハードルドリルが3足から始まっていたりとなかなかのミス。「メニュー通りやる」という事しか出来ない頭にない選手であれば考えずにそのままやっていたと思います。「これおかしいな」と思えるからこそこちらに聞いてくる。当然といえば当然なのですが。

その後はスイッチング&スキップをやってから加速段階練習。ここはかなり時間を割きました。段階を追っての練習。タイヤ引き、タイヤ引きバウンディング、チューブ5歩、前半マーク、SDの流れ。壁とタイヤ押しも入っていました。スタート練習でスタブロから出ればそれで走りが作れるというのであれば簡単です。そこができないからどうするか。やりたい動きを明確にしてそれを抜き出して練習していく。最終段階がスタブロです。足運びや重心移動をきちんとやっていくから走りが作れる。なかなか時間がかかります。

この日の練習前に「腕振り」について話をしていました。見ていると何人かは歩きながら腕振りをしています。腕振り練習をするときと同じように肩甲骨から動かしている者も。ここは意識の問題だと思います。加速段階練習もスタブロから出るまでの時間で壁をやったりしています。こういう姿を見ると「何とかしてあげたい」とこちらも思うようになります。人情云々ではなく「想いに応える」のが我々の仕事だと思うので。

かなり時間をかけましたがそこからトーイング、10バトン、25並走。更にバトン合わせ。量を走るつもりはありません。スピードを出しながらやるべき動きをする。この日はバトンが安定しませんでした。もう少しコミュニケーションを取る必要があります。ここは本当に難しい。その日の調子や感覚を言葉にして相手に伝える。自分の思い込みで練習をしてしまうとバトンが渡りません。10バトンは流れていました。25並走も。これは後ろ側から走る選手の問題というのもあります。過信すると追いつくのが遅くなる。もっと細かく対応する必要がありますね。

スピードが上がってくるとこの辺りの部分の重要度が増します。きちんとやらないと大変なことになります。不安があった1-2走は合わせを最後に1本追加していました。2-3走はここでは詰まり気味になります。しかし、レースでは流れる。今は詰まり気味でやっておいた方がいいと判断しています。意図的に伸ばさず。県新人の準決勝、決勝では「待て」がかかっています。大きな減速をしていました。これでは中国新人は戦えないなという感覚があります。直前で練習するしかないという感じになりますが。感覚づくりにはかなり時間をかけています。もっと精度を上げたい。

本当はここから複合走をやりたかったのですが時間切れ。諦めてシャフト補強へ。トレーニングは絶対にやっておかなければいけません。走る時間を確保するだけではなく身体づくりは必須。これ以外まとまった時間がないのでここはやっておかなければいけません。

最後にT走とマーク走の組み合わせを。短長は本数を増やしました。T走を2本にして休憩をほぼ取らないで走るように。有酸素系ですね。うちのグランドでやれる範囲としてはこの辺りで対応するしかない。何故か女子の中間マークが長くなっているようでした。普段よりも1足長い。測った時にミスをしたのかもしれません。うちはメジャーを使いません。大抵は足長。これは足のサイズによって変わってきます。細かいところは細かいですがアバウトなところは本当にアバウト。まーきちんと測る者を固定しておかなければいけないでしょうね。ミスが生まれる。

単純にマークを置いているわけではありません。きちんと考えてやってます。そうであれば1足長いというのは致命的。理由があってその足長にしているのです。見ていて感じた部分を徹底する。広いようであれば走りを見て修正する。そこは譲れない部分ですか。走り自体は良くなっています。ここはきちんと見極めながら。

この数年間、練習終了時間は必ず守っています。電車の関係かあるので。一本遅くなるとその後の行動が変わってきます。絶対に19時までには終わる。電車に乗せる。当たり前かもしれませんがこういう部分は約束を守ります。だから練習の流れが悪ければ途中で練習をカットする。きちんとできれば予定通りに終わるようにしていますが、もたもたすると終わらない。ここも見極めが必要。

ある程度のことはできました。十分かなと。後は疲労抜きをしながら取り組んでもらいたい。テスト週間か入ることも大きく影響します。勉強をしっかりしておいてもらわないといけない。私が不在だからといってふざけた学校生活を送るような事があってはいけない。信頼してはいますが何人かは...。

とりあえずここまで。まだあれこれ書きたいことはあるのですが。練習のことをきちんとまとめておく時間が取れました。

また書きます。多分。
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スピード刺激&良い走り

2019-10-02 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。国体期間中の授業が飛んできているので7分の6が授業。これはなかなかです。実際、かなりのペースで授業を進めていたのでこの段階でほぼテスト範囲を終えていました。自習でも対応できたのではないかなという気が(笑)ヘロヘロの状態でこの日を乗り越えるというのは心身共にキツいんですがやるしかない。

7時間目は私が不在の時の学校行事があるのでその準備。あれこれ指示を出しておかなければいけません。何をするのかをしっかりと考えておかなければいけません。1年生ですから「過去の経験」というものが生かされません。更には不在時をお願いする副担任もうちに転勤して来たばかり。そうなると「誰も分からない」という中でやらなければいけなくなります。不安しかない。だからこそある程度の対応して必要がある。放課後も少し準備。バタバタです。

練習は17時頃から開始。それほど量はやらない予定だったので大きな問題はありませんが。アップの部分はある程度省略して。バランス系、DM♾、縄跳び、台ドロップという流れで。スパイクを履いて「片脚スキップ」と「シザース」を。片足スキップはBDMを使いながら。シザースはチューブを使いながらBDMで。難しい部分はありますがこれをやっていく中でかなりの重心移動を生み出せました。やはりこの部分は大切。

チューブ5歩と前半マークをやってからトーイング。最大スピードを発揮するための練習です。女子と男子で組み合わせながら最大スピードを出すようにしました。女子の中国新人に向けての練習です。10バトンと25並走をやっている時に「あれ?」と感じる部分がありました。前日休んでいたからかもしれませんが3人がしっかりと走れている。じっくり見てみようかなと思ってあえて何も言わずに客観的に見ていました。

本人達の感覚をいつもなら確認するのですがこの日はその必要性がないなと感じていました。既に進んでいるので「どうか?」と聞く必要がない。ここ最近の感じてなかった感覚です。進まない時などは「どう?」と聞いて感覚を修正していきます。この日は本人達が分かっている感じがありました。

Saに後で聞いてみると「県新人以降、重心移動ができるようになった」と言っていました。色々な練習をしながら感覚づくりをやっていったのが少し形になったのかなと。進む感じがあるときはあれこれ言わない方が良いと思っています。何が良いのかだけは確認をさせますが。進むときはしっかりと進んでくれれば良い。余計な情報は混乱を生みます。

バトン合わせ。スピード感が出ているので見ていて楽しいですね。細かい部分の修正は必要になりますが総じて良いなと感じていました。今がレースだったらかなり良い走りができるなという手応えがありました。バトンを合わせる部分で課題にしていることがいくつもあります。最低限「高いスピードで渡す」というのがある。まだまだですが最近の中では一番いい感じでした。

最後に120-90を。ここも女子を中心に何人かはかなりスピードが出ていました。この走りができれば女子は間違いなく3人は12秒台です。試合で出せるようになるかだけです。これまでの経験的に「この感じがあれば」というのがあります。なかなか自信を持てないので試合で出しきれません。ここは何とか乗り越えてもらわないといけない部分かなと。私が教えて出来ることと出来ないこともある。

良い表情で練習をしている者が数名います。こうなると本当に強くなる。何を求めてやっていくか。自分のために良い練習ができれば自然に強くなる。これを今目の当たりにしている感じがあります。ここが強くなれるかどうかの大きな要素だと思っています。こちらも自信が持てます。今更ながらやっている方向性は間違っていないなという確信が持てます。

短時間での練習でしたがやはり必要なことがいくつも含まれていた感じがあります。スキップとシザースも上手くかみ合っていたのかもしれないなと。疲れが抜けてきているのもあるのかなと。いや、疲れはまだあるかな(笑)。それでも良い動きをする回数が増えてきているというのはこちらも楽しい。

バタバタでしたが、良い練習ができたというのが一番大きいですね。その瞬間だけでも疲れが吹っ飛びます。本当に一瞬でしたが(笑)
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