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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

考えること

2019-10-30 | 陸上競技
色々と考える事があります。

先日ある人と話していて「練習が古い」という話がありました。うちに対してではなく総じてという意味合いで。近畿などと比べると間違いなく練習が遅れているのは間違い無いと思っています。昔ながらのジョグをして体操をしてドリルをして流しをして...。教科書に書いてあるような流れなのかもしれません。

以前から行われている練習形態自体が「悪い」とは思いません。その流れの中でも結果を出している選手が存在するからです。とはいえ「必要な練習」をきちんとしていたらもっと伸びていたのではないかという考えはあります。「競技をやりたい」という考えがあるのに高校での指導スタイルが学校によって全く違うことを知らない選手が多すぎるという部分は確かにあると思います。

「情けは人の為ならず」。私が持っている知識や練習に対する考え方を「復伝」という形で県内の指導者に伝えていく方がいいのではないかという話になりました。ありがたいことに私のことを心配してくれての流れのようです(笑)。今やっている練習の流れや考え方は他校とは全く違うと思います。その事を他の指導者に知ってもらうことで回り回って自分のところに返ってくるのではないか。そういう話でした。

「十分な指導が受けられない」という不満はあると思います。高校でのその環境に入ってしまえばそれが「当たり前の練習」になる。これまで何人も「もったいないな」と感じる事がありました。正確性を欠いた練習や「明確な目的」が足りない練習を繰り返していても60%程度の成果しか出ない。その事に気付けるか。これも難しい話だと思います。

来月京都に行く予定になっています。インターハイで6年連続?4継で決勝に残っているチームを訪問させてもらいます。今のうちのチーム力からすれば本当に雲の上の存在。はっきり言って「足手まとい」になるのは明確です。それでも引き受けてもらえました。ここから学ぶことは大きいと思います。厚顔無恥だと言われるかもしれません。それでも学びに行くこと、その機会を与えてもらえることは大きな意味があると考えています。

「復伝」として帰って来てから練習などの紹介をするようになると思います。これは実際に目で見て肌で感じなければ絶対にわからない部分だと思うので「エッセンス」だけを伝える事になるのかなと。本質的な話をしてもほとんど「?」という感じになると思います。根本的な部分についてもっとディスカッションしなければいけないと思うからです。なぜその練習スタイルになるのか。そこに目を向けていかなければ「表面的な理解」にしかならない。表現的に難しい部分なのですが。

「他者な教える」こと。持っているモノを分け与えること。すごく大切なことだと思っています。しかし、「欲しているか」は大きな部分だと思います。この感覚はkjh先生といつも一致しています。「練習を見て欲しい」と言われて他校から来る事がある。専門性が高い種目であれば尚更です。投擲は特にその部分がある。来ることは全く問題がない。

重要なのは「自ら欲して来る」のか「指導者に言われたから来る」のかだと思っています。指導者だけが本気になって「教えてもらう」という姿勢では本質的な変化は生まれない。自ら欲してやろうとするから学ぶ事、身につく事がある。

gt先生と話をする中で「ずっと山口県で生活して来たのに県外の学校に行こうと思ったのか?」と聞かれた事があります。愚問(笑)。「自分が勉強したいと思ったから」というシンプルな話でした。福岡と大阪を経験したgt先生からすれば私の存在は異質なのかもしれません。しかし、本当に学ぼうと思えば待っているのではなく自ら行くべきだと思います。だから図々しく外に出る。出たからには本質的な部分を少しでも多く感じとるために見続ける。見て満足という部分はありません。

自分では「普通」と思っているのですがひょっとしたら「異質」なのかもしれない。突き詰めて学ぼうと思えば自然と「やるべきこと」が見えて来ると考えています。別に自分が特別だとは思いません。まだまだ学ぶことは多い。先日師匠が「選手の動きを見ていて勉強になった」と言われていました。いつまで経っても学ぶ姿勢、感じとる姿勢を持ち続けなければいけない。改めてそう感じました。

学ぶ事。それはやろうと思えば誰にでもできるかなと。学ぶ環境を与える。それは学校も同じかなと。環境は与えてもそこに座っているだけでは何も身につかない。学ぼうとする意欲があるかどうかで成績は変わってくる。そう感じています。

うーん。何が書きたかったのか分からなくなってきましたが。記録だけしておきます。
コメント
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