日曜日。この日もセミナーパークで走練習。前日のこともありどれだけできるのか分からないまま。何人かは前日に走ったので足が攣るので練習できない。足が痛くなったので補強で・・・という感じでした。諦め半分という感じでしょうか。
以前合宿でよく使っていた坂道へ。セミナーパークの裏側にある坂道です。以前hys先生が走らせていた距離を走らせようと思ってやってきましたが、芝生養生のためにコース制限がかかっていて走れませんでした。実際に測定してみると280mくらいありました。いや、当時は本当にすごかった。今では絶対にできない。本当はやらせたいけど今の状況では難しいかなと。
結局できる限り走らせようと。50m×2ー80m×2-120m×2-150m×2-180m×2を1セットとして時間が許す限りと。通常であれば長い距離から距離を短くしていきます。スピードを意識できますから。しかし、意図的に距離を伸ばしていくようにしました。精神的な負荷をかけるためです。技術的な話ではなく「どうやって強くなるか」という部分です。セットごとに集めて話をしながら。
以前高跳びの選手がインターハイに出場した。その時にhys先生のとことに「先生のおかげでIHにいけました」と報告に行っています。この子が2年生の時に合宿でhys先生にタータンで350-300-250-200を「時間が許す限り」というとんでもない設定で走ったことがあります。もう全体がヘロヘロになっていました。高跳びには全くプラスにならないと思いますが何とかやり切った。それが精神的な支えになっていたのかもしれません。何がプラスになるのか分からない。
ほとんどの選手が「自己ベスト」を更新できないでいます。話をしましたが現時点では男子は中国大会どころか県新人の決勝に残ることさえできないと思います。女子に関しても中国新人に進めるのが何人いるのか。リレーはいくと思います。他に選手がいない状況なので。しかし、出場したとしても予選通過は不可能。それが分かっているか。なかなか分からないと思います。
リレーで中国大会。これは「弱いチーム」が強くなるために必要な要素だと思います。個人個人の力が足りないのでなんとかリレーで中国大会に進む。それを目標にするのがスタートかなと。結局力がない選手が4人集まっても「中国大会に出る」だけで終わってしまう。今度は「個人で戦える」という選手が増えてこなければいけません。6人くらいが中国地区で戦える状況になって初めてインターハイが狙える。狙うだけでなくインターハイで戦うことを考えたらリレーメンバー全員が個人でインターハイに進めるくらいでなければいけません。そう考えたときに今はどうか。個人で中国新人にいける選手が何人いるのか。
こんな話をしているとkd先生が練習に来てくださいました。が、見ていて「変わらんね」という評価。結局、雰囲気が暗い中で仕方なく走るという感じでしかない。誰かがリーダーになって盛り上げるでもない。きつくなるとだれ一人応援をしなくなります。このことも何度も何度も話してきました。私の話し方が悪いのかもしれません。私の言葉は多分届かないのだろうなと。きれいごとを言う気はありません。感情的になって激怒するということも今は全くありません。思うことをストレートに伝えている。が、それでも届かない。
休憩も含めて1セットが1時間くらいだったでしょうか。3セット実施。疲労感はあると思います。途中で何度も話をしましたが「なんのために坂を走るのか」という部分。もちろん、「技術的なことはしない」と言っています。しかし、「坂道を楽に速く」と感がえると自分の中で工夫ができるはずです。単純に走るだけではなく「接地場所」なども考えながらやっていくと自然に動きが変わっていくはずです。
最後までやり切りました。が、声が出ない中で終わっていました。「他校の力を借りながら」という想いはあります。が、実際は単独でこれくらいのことができない限り、上のレベルで戦うというのは無理なのかなと。「技術練習」をやっても「単純に走っているだけ」の選手に勝てない。才能の差なのかどうか。ここも分かりませんが、やはり「速く走りたい」という気持ちがどれだけのものかだと思っています。
自分の中ではかなり消化不良です。競技に対する熱意さえも冷凍庫で急激に冷やされている感覚があります。個人的な感覚なのですが。このままやって上手くいくのか。これまでの「成功体験」を自分の基準にするつもりはありません。しかし、ある程度手をかけることで大きく変化する選手を何人も見てきました。今は「厳しい」というのが率直な感じです。指導力がないくせに偉そうにと思われるでしょう。まさにそうなのでしょう。自分自身が「ある程度指導ができる」と思い込んでいただけかもしれません。
追い込み切れたか。分かりません。自分自身の気持ち的に結構ギリギリなのかなと思う部分もあります。何をするのか。誰が必要としてくれるのか。そこも考えながらです。消化不良です。