kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

追い込み切れたか

2022-08-25 | 陸上競技

日曜日。この日もセミナーパークで走練習。前日のこともありどれだけできるのか分からないまま。何人かは前日に走ったので足が攣るので練習できない。足が痛くなったので補強で・・・という感じでした。諦め半分という感じでしょうか。

以前合宿でよく使っていた坂道へ。セミナーパークの裏側にある坂道です。以前hys先生が走らせていた距離を走らせようと思ってやってきましたが、芝生養生のためにコース制限がかかっていて走れませんでした。実際に測定してみると280mくらいありました。いや、当時は本当にすごかった。今では絶対にできない。本当はやらせたいけど今の状況では難しいかなと。

 

結局できる限り走らせようと。50m×2ー80m×2-120m×2-150m×2-180m×2を1セットとして時間が許す限りと。通常であれば長い距離から距離を短くしていきます。スピードを意識できますから。しかし、意図的に距離を伸ばしていくようにしました。精神的な負荷をかけるためです。技術的な話ではなく「どうやって強くなるか」という部分です。セットごとに集めて話をしながら。

 

以前高跳びの選手がインターハイに出場した。その時にhys先生のとことに「先生のおかげでIHにいけました」と報告に行っています。この子が2年生の時に合宿でhys先生にタータンで350-300-250-200を「時間が許す限り」というとんでもない設定で走ったことがあります。もう全体がヘロヘロになっていました。高跳びには全くプラスにならないと思いますが何とかやり切った。それが精神的な支えになっていたのかもしれません。何がプラスになるのか分からない。

 

ほとんどの選手が「自己ベスト」を更新できないでいます。話をしましたが現時点では男子は中国大会どころか県新人の決勝に残ることさえできないと思います。女子に関しても中国新人に進めるのが何人いるのか。リレーはいくと思います。他に選手がいない状況なので。しかし、出場したとしても予選通過は不可能。それが分かっているか。なかなか分からないと思います。

 

リレーで中国大会。これは「弱いチーム」が強くなるために必要な要素だと思います。個人個人の力が足りないのでなんとかリレーで中国大会に進む。それを目標にするのがスタートかなと。結局力がない選手が4人集まっても「中国大会に出る」だけで終わってしまう。今度は「個人で戦える」という選手が増えてこなければいけません。6人くらいが中国地区で戦える状況になって初めてインターハイが狙える。狙うだけでなくインターハイで戦うことを考えたらリレーメンバー全員が個人でインターハイに進めるくらいでなければいけません。そう考えたときに今はどうか。個人で中国新人にいける選手が何人いるのか。

 

こんな話をしているとkd先生が練習に来てくださいました。が、見ていて「変わらんね」という評価。結局、雰囲気が暗い中で仕方なく走るという感じでしかない。誰かがリーダーになって盛り上げるでもない。きつくなるとだれ一人応援をしなくなります。このことも何度も何度も話してきました。私の話し方が悪いのかもしれません。私の言葉は多分届かないのだろうなと。きれいごとを言う気はありません。感情的になって激怒するということも今は全くありません。思うことをストレートに伝えている。が、それでも届かない。

 

休憩も含めて1セットが1時間くらいだったでしょうか。3セット実施。疲労感はあると思います。途中で何度も話をしましたが「なんのために坂を走るのか」という部分。もちろん、「技術的なことはしない」と言っています。しかし、「坂道を楽に速く」と感がえると自分の中で工夫ができるはずです。単純に走るだけではなく「接地場所」なども考えながらやっていくと自然に動きが変わっていくはずです。

 

最後までやり切りました。が、声が出ない中で終わっていました。「他校の力を借りながら」という想いはあります。が、実際は単独でこれくらいのことができない限り、上のレベルで戦うというのは無理なのかなと。「技術練習」をやっても「単純に走っているだけ」の選手に勝てない。才能の差なのかどうか。ここも分かりませんが、やはり「速く走りたい」という気持ちがどれだけのものかだと思っています。

 

自分の中ではかなり消化不良です。競技に対する熱意さえも冷凍庫で急激に冷やされている感覚があります。個人的な感覚なのですが。このままやって上手くいくのか。これまでの「成功体験」を自分の基準にするつもりはありません。しかし、ある程度手をかけることで大きく変化する選手を何人も見てきました。今は「厳しい」というのが率直な感じです。指導力がないくせに偉そうにと思われるでしょう。まさにそうなのでしょう。自分自身が「ある程度指導ができる」と思い込んでいただけかもしれません。

 

追い込み切れたか。分かりません。自分自身の気持ち的に結構ギリギリなのかなと思う部分もあります。何をするのか。誰が必要としてくれるのか。そこも考えながらです。消化不良です。

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高い負荷をかけたいが・・・

2022-08-25 | 陸上競技

更新が遅れていますが。20日土曜日。セミナーパークで練習をすることに。本来であれば大阪に遠征に行く予定でしたが、この状況下では難しいということになり延期。kd先生からは「どこでやっても激変することはないだろう」とも言われました。強豪校の力を借りて「力の差」「意識の差」を突きつけられれば何かが変わるかと期待していました。「あの学校は特別だから」というとらえ方しかできないのではないかという客観的な指摘。確かにそういう部分が大きいのかもしれません。何ができるだろうか。

 

私が単独で練習をさせることになっていたので「強い負荷をかける」というテーマを掲げることに。どれくらいできるかは分かりませんが。近隣の高校に声をかけて一緒にやることに。単独でできると本当にいいのでしょうが。他校の力を借りながら。最初に「技術的なことは一切やらない」と話してから始めました。とにかく「きちんと走れるようになること」が重要です。馬跳びを80m3本、ランジを80m3本、バック走を・・・という流れで。3本ごとに休憩を挟んで実施です。が、バック走に入る段階で体調不良者が。対応を余儀なくされて練習はほぼできず。他校の先生方に見てもらいながら練習は対応。午前中は最初の1時間以外は私は不在。午後の練習は取りやめようかと考えていましたが、せっかくなのでやったほうがいいのでは?と言われたので短時間の休憩を挟んでもう一度練習を。

 

「やるぞ」と思っていたがそれを挫かれる。こういう流れの中で本当に練習をしてもいいのか。自問自答しながらやっていきました。結局、こちらが盛り上げながらやっていくしかない。自主性などはもう存在しない。それならそれでやっていくほうがいいのではないかなという気さえします。またはもうやらないほうがいいか。他校もいたので途中で投げ出すこともできずに割り切りながら。

 

両足スキップ。バウンディング、片足ジャンプなどをやってから走ることに。もうこの辺りですでに限界に来ている者も。何度もこの時期に合宿をしてきました。普段の練習量も違うとは思いますが。あまりにも「鍛えられていない」という感じがありました。タフさがないのです。走る量の問題なのかどうかは分かりません。とにかく「やらされている」という雰囲気が強くなる。逆に他校の選手のほうが前向きに取り組んでくれている感じがありました。どうしてなのか。

 

ある程度やってから50mの緩やかな坂を走る。2人1組で走り続けます。男子で一番速かったのはハンマー投げの選手。それに負けて「速い」と言っている。うーん。そういう話ではないと思います。どうすれば勝てるのか。根本的な走力を上げるためにどうするのか。ここを感じ取らないといけないと思います。せめて力が出し切れるようにと競争形式にしましたが、本当にそこまで出し切れたのか。

 

もどかしさがあります。どのように伝えたら「取り組む姿勢」が変わるだろうか。何度も「このままでは戦えない」と言い続けていますが、それが分かってもらえない。そうなると自分自身の存在意義さえ疑問に思うようになります。話をしても話をしなくても何も変わらないのであれば「やらない」ほうが楽になる。当然の話ですが。パブロフの犬。

 

ある程度走りました。追い込み切ったかと言われたらできていないと思います。仕方ないのかどうか。完全に消化不良という感じではありました。

 

次の日は単独でセミナーパークで走り込みをする予定としていました。また書きます。

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