驚くほどバタバタしています。休みであった月曜日は朝から進路指導。総合型選抜で受験する生徒を複数名対応。さすがにハードだなと思っています。家にいる時間というのは本当に「睡眠時間」だけになっている状態。「Quality of Life」はどうなっているのか。疑問を抱えながらですがやるしかないという感じです。
県新人のことを。2日目はある程度計算できるかなと思っていました。とはいえ、マイルはどうなるか分からない。インターハイに行ったとはいえ他校が1・2年生チームで4分00秒を出しています。中国大会で3分54秒を出したメンバーのうち2人は走りません(1人は3年生だったので走ることができないのですが)。それを考えながらある程度事前に想定していました。県のレベルがかなり低いので1人が64秒で走れば十分かなと。4分16秒で走ればいいかなと。そのため4人のうち2人は初めてマイルを走る選手を投入。2人のうち1人は1度だけ走ったことがあると思いますが何も準備をしないでのレースでした。実質今回が初めて。
今回は最初から200mに出場する選手は「予選は走らせない」と決めていました。200mがあるからです。400mHもありますが、普通に走れば予選が通過できるだろうと思っていたので。ヨンパは普通に走れば上位入賞です。そうであれば余裕を持ってもらって走るくらいでいいかなと。これがあとで大変なことになるのですが・・・。
マイル1走は不安もあるので400mで2位に入った選手を。安定して400mを走れる選手がいいかなと。2走は1年生。これは本当に初めて走る状態です。練習を始めて2週間くらいでしょうか。入学当初からほとんど走っていません。それでもこの子に走ってもらわないとレースが成り立たない。3走は100mH の選手。この日は何もレースがないので走ってもらうことに。練習ではそれなりに走っていますからマイルも対応できると思っています。これくらい走れないと上のレベルでは戦えません。それでも「万が一」のことがあったらいけないのでアンカーはエースを配置。酷いことになったらカバーしてもらうためです。レース的には最初から独走状態。何も問題なくでした。4分17秒くらいだったでしょうか。
400mHは問題なくいくだろうと思っていました。予選の前に声をかけると一人反応が薄い。これは危険だなと思っていました。かなり暑かったのもあるので体調不良になっているのではないか。ずっと氷嚢で冷やしていましたが・・・。エースは問題なくレースを終えました。タイム的にはかなり悪いですが。もう一人がレースに出ましたが最初から全く走れません。これは最後まで走ってこれるかどうか分からない状態です。最後はほぼ無意識で帰ってきたのではないかと思います。すぐに医務室に連れて行ってもらって保護者に病院にいくことをお願いしました。重度ではないですが熱中症気味でした。こうなるともう走る選手がいません。複数人が走れない状況でしたから。更に今回のマイルでアンカーを任せようと思っていた選手が熱中症によって離脱。
決勝に臨むにあたってマイルでインターハイに出場した選手は1人だけという感じになりました。100m選手を初めて決勝に投入する予定でした。どれだけ走れるか未知数。経験している選手がエースだけという状況。1走100m選手、2走エース、3走1年生、4走100mH選手という形で対応するしかないなと。走れる選手が4人しかいない状態での対応です。100m12秒4の選手、400m59秒7の選手を外しての勝負です。通常考えるとこれだけで8~9秒は違ってきます。その中でどうやって勝ちに行くか。厳しい状況ではありましたがやるしかないなと。
選手にメンバー変更を伝えていましたが連絡が「走順」についてです。もうすでに400mHが終わった時点でマイル決勝のオーダーが提出されていたようです(笑)。エースが400mHの決勝のアップに行くときに出すと言っていたのですが誰かが気を利かして出したようです。これにより「欠場者」の走順としかメンバー変更ができなくなります。アンカーは65秒かかる1年生に。これはかなりのプレッシャーだったと思います。予選が終わった時点で「よくやった」という感じで話していました。予選のみ走るとずっと言っていましたから。それがいきなり「決勝」を走る。それも「アンカー」という流れ。それでもやるしかないなという感じではありました。
400mHではエースが全く切れのない走り。バックストレートが強烈な向かい風。それでも上手く走れていないなと。67秒かかりました。ベストよりも4秒落ち。なかなか調子が上がってきません。練習ではかなり走れるときがあります。が、試合になると力が出せない。これは本人も面白くないと思います。何が足りないかも含めて冷静に判断しないといけないなという感じでした。それでもエースが走るしかない。2日間で100m×2本、400m×6本というハードスケジュールではあります。それでもやるしかないのだと思っています。「出場しない」という選択肢もあったと思います。それでも「勝ちたい」というので出場。正直、かなり厳しいなというのはありました。選手がどうしたいか。ここはこれから先を見据える中で重要なことだと思います。
決勝は逃げました。1走が100m選手。ほとんど走っていませんが200mで25秒9で優勝していました。初めて走るマイルでしたがよく走ってくれました。さすがに最後は力尽きていましたが59秒くらいでバトンを運んできたでしょうか。2走はエース。調子が上がり切らない中で走っています。単独走になると全く走れませんでしたがこのは我慢して走っていました。59秒くらいだったようです。3走に100mH選手。これも単独走。予選と同じくらいでは走ったでしょうか63秒くらいだったということです。59秒台で走れるのではないかと思っているだけにもうひと頑張りしてほしいところです。それでもこうやってマイルに出ることは今後につながると思っています。
アンカーにわたった時点で5~6秒差あったでしょうか。ギリギリ。相手は60秒切るくらいで走る選手です。前半は逃げていましたが最後の直線に入る辺りで勢いが違うなという感じでした。残念ながらラスト50m逆転され2秒差をつけられました。スプリント種目全種目制覇が達成できませんでした。しかし、この状況下で選手はできることをやってくれたと思います。メンバーがいなかったという事実だけではありません。トラブルが重なってその都度対応を迫られることも多かった。「競技だけ」に専念して取り組むことができなかった。ここは申し訳ないなと思いますね。
県新人の2週間前の体育大会前後からいろいろなことが起きていました。それに対するストレスも半端なかったと思います。ここをどうするか。マイルは勝ちたかったなとは思いますが現状考えると仕方ないなと。こういう部分をどう乗り越えていくのか。今後どうするのか。しっかりと見極めていきたいと思っています。
まだ書きたいことはあるのですが。時間が作れたら書いておきたいと思います。