kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

やりたいことをやろう

2023-09-24 | 陸上競技

なかなか更新できませんでした。余力がない。これだけは確かです。真面目に進路指導もしています。練習に行くこともしています。さらには体験入学があってそれであれこれやる部分もあります。「そんなのは仕事だから当たり前」といわれるのでしょうが。同じ条件で労働をしていないというのだけは確かです。これって何なのか。別に自分自身が評価されたいと思って何かをしているわけではありません。それでもここまでしんどいというのはちょっと・・・。「部活だけをやりたい」なんてことは言いません。それ以外にもやることはあるから。偏りがなくなるといいなとは思いますが、それはきっと不可能なのだろうなと思っています。

 

練習のことを。久々に前の記事に陸上競技のことを書いた気がします。Nonさんが来てくれて話をして。色々と刺激になることがありました。以前からずっと「やりたいな」と思っていることがあって。それを練習の中にどうやって取り入れるのかというのがあって。「本数を走る」という部分から離れたいなと思っていました。手っ取り早く競技力を上げるのは「走り込み」と「ウエイト」だと思っています。徹底的にウエイトをすれば筋力が上がるのでスプリントも上がると思います。が、それから先のことがない。というか、高校で競技を辞めてしまう選手が大半なのでそれはそれでありなのかなという気もしていますが。「先のこと」を考えるという余地があるのかどうか分かりません。「地道にやって筋力を上げる」というのがいいのか悪いのか。

 

個人的には「無駄な筋力」をつけたくないなと思っています。重りにしかならないからです。特に女子は筋力を上げてやることで必要ない筋肉も一緒についていくのではないかなと思っています。ウエイトをやるにも時間がかかります。これまで「あれこれやる」というのを考えていましたが、Nonさんと話しながらも「必要な筋力をどのようにつけるか」ということに特化していくほうが早いのではないかなと感じました。当たり前の話なのですが。

 

ここ最近、時間もなくて余裕もなくて。本当に競技のことを考えることができていたかと言われると十分だったとはいえない部分があります。本当に競技に特化して活動していた時は24時間、寝ても覚めても「どうするか」を考えていました。年齢を重ね、競技に対する熱量も変化しているのかもしれません。しかし、こうやって「ヒント」をもらうことで自分自身のやり方についても考えることができます。県新人の結果を踏まえ。このままでは「戦うのは不可能」という状況の中でどうするか。これは自分自身が感じている部分なので何ともいえないですが。

 

ずっとやりたいなと思っていたことをやろう、そう思っています。まーこれまでもやっていたのですがより「特化」しながらかなと。何度も書いていますが「予備負荷」をどのようにかけていくかを考えていきたいと思っています。「走るために必要な筋肉」に刺激を与える。それをその後動かす。ある程度走ったらまた同じように「刺激」を与えて走る。単純な話です。これまで自分自身があちこちに行って学んできたことを活かしたいなと思っています。県内であれこれ考えていても無理だなというのもあるので。

 

身体づくりをするためにあれこれ道具を使っていました。これも最小限にしようかなと思っています。道具の準備が面倒なので。その時間を他のことに使ったほうが良い。前任校では準備も片付けも早かったと思います。今は道具が置いてある場所も離れていますし、次への行動がスピーディではない。そのなかで道具を使うトレーニングをしていたらそれだけで時間がかかりすぎます。もったいない。その時間があれば別のことをやればいい。筋力を上げるために様々なことをする必要がありますが、こうなったら「自重」を中心に進んでいく形にしたいなと。アップサーキットをやっていない部分があります。これは復活させるかどうかも含めて考えていきたいと思っています。今の選手は「きついこと」を避ける傾向があります。アップサーキットも「意識の差」によってかける負荷は変わってきます。もちろん、どの練習であってもそれは同じだと思いますが。できるだけ「差」が出ないようにしたい。

 

シャフト補強は効果的だと思っています。しかし、何度も何度も止まってしまいます。それによりやりたい練習ができなくなる。これも「何が何でも」という気迫が足りないのかもしれません。しかし、それを待っていたら結局練習ができなくなるのです。きちんとできる日が来たらシャフト補強を再開すればいい。そうでないのであれば「走るために何が必要か」を取捨選択しながらやるほうが良い。今更ですが。何を捨てるかという話だと思います。

 

自分自身の「常識」を優先していたら本当に取り返しがつかないことになります。とはいえ、厳しい指導をすれば「なんてことを言うんだ」という批判も飛んでくるでしょう。そうであればもうやらないという選択肢もあると思いますしかし、「厳しい」から練習をきちんとやるというのは今の時代の流れに逆らっています。迎合する気はありません。しかしながら、「時代の流れ」があるのは確かです。そこに合わせて自分自身も変えなければいけない。今自分ができることはなにか。本当に「やりたいな」と思うことをやりたい。それは練習の内容に関しても同じです。やはり、何かに合わせるのではなく「必要」と思うことをやりたいなと思っています。自分自身が「効果的」だと思うことを。できるだけ時間も短くしたいなと思っています。最大で2時間半できるといいなという感じで。時間も短くする。足りない分は朝練で補ってもらう。やるかやらないかは任せる。強制的に「強くなるためにやれ」というのは今の私には厳しい。結局「自分自身」のことだから。

 

練習の合間に話していたらある選手が「卒業するまでいてください」と言っていました。来年のことですね。来年学校にいるのかどうかという話だと思います。何度か書いていますが「クラブチーム」だったり「競技指導」だけをしたいという気持ちは強くあります。全てを指導するのではなく「ハードル練習会」のように「特化してやる」というのも私の中では選択肢として存在しています。今は目の前のことだけを考えていきたいなと思ってはいます。

 

漠然と書いています。もう少し詳しく書けたらいいなとは思いますが。久々に体を休めることができました。気持ち的にリフレッシュしているかどうかは別として。ぼちぼちですね。

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卒業生に任せる

2023-09-24 | 陸上競技

またも全くと言っていいほど時間が取れません。それなら書く必要もないのではないかという話もありますが。それでも「記録」だけは取っておきたいなと思っています。意味があるかどうかは別にしてい。

 

火曜日と水曜日。この日っはskyの卒業生が練習に来てくれました。とはいっても、私が直接指導したとかではないのですが。高校、大学と混成種目と400mHで全国入賞を続けていたNonさんが来てくれました。彼女は中学3年の時に山口国体があってその時に100mH で入賞。それ以後国体関係でずっと関わってきました。本当に陸上競技が好きで「ストイック」に競技と向き合います。ほとんどの人は彼女と同じ気持ちで競技に向き合えないと思います。尋常ではない(笑)。何度も選手生命が終わるというケガなどをしていますが、それでもずっと前向きに競技に取り組んでくれています。ある時「9月に戻ってくる」という連絡を受けたので学校に来てもらって選手と一緒にやって盛ることにしていました。そういう意味では私は「外部の人とのつながり」が多いほうかもしれません。krk選手も来てくれますし。こういう部分は大切にしたいなと思っています。

 

火曜日は舎監に加えて面接練習が入っていました。そのため私自身はあまり活動に参加できない。その状況でしたがNonさんに「任せる」という形で練習をお願いしました。県新人が終わって「上手く走れない」選手が大半を占め、また「グランドに立てない」という選手も半分くらいいました。これは私が来る前からずっと続いています。それを打破したい。kd先生からは「お祓いにいく必要がある」とも言われています。そういう状況が「慢性化」しているというのは私的には許容しがたいという感じがあります。そして「怪我をしてしまった」ときの「気持ちのコントロール」をどのようにするか。これは彼女から聞くのが一番だと思っていました。OGというのもありますが「目標とできる人物」ですから。

 

私は不在でしたがNonさんに話をしてもらいました。選手が日誌等に書いている内容をみるとかなり伝わっているようでした。とはいえ、「真似ができるか」というとこれもまた別問題だと思います。どんなしんどいことがあっても前を三期続けることができる選手というのは少ない。手を変え品を変え選手に対して話をしてもらうというのは必要だと思っています「ぬるま湯」から抜け出すためには強い刺激が必要だと思っています。簡単なことではありませんから。この日は話をしてもらって補強や身体のコントロールなどをやってもらいました。貴重な時間だったと思います。

 

引き続き水曜日もNonさんと一緒に練習をさせてもらいました。この日も基本はNonさんに任せることに。長い目で見たときに「変わるためのチャンス」だと感じていました。練習量を増やすというのではなく「どのように練習をするか」だと。こういう場面で現役選手から何かに指導を受けるということはほとんどありません。感覚的なことを現役選手が伝えると高校生は「混乱」を招くことがあります。それまでの「プロセス」と「感覚」が異なるので何段もも飛ばして「やりたいこと」をやるというのは大きなリスクが伴います。我々の話よりも「現役選手」の話のほうが入りやすかったりするでしょうし。それでも今回は「Nonさんに任せる」ことにしました。

 

やりたいことは「同じ」だとしても伝え方やアプローチの仕方が異なる。ここは重要だと思います。色々と話しをしながら実演をしてくれていました。こうなると「任せる」というのでいいかなと。言葉が足りなかったり、普段とは異なることやっているときにはフォローして「意図」を伝えればいいかなと。身体の使い方や股関節強化の必要性など「今求めていること」を伝えてくれました。まーこの部分は「常識」なので逸脱する話にはならないと思いますが。2時間くらいやってもらったでしょうか。私は「見守り隊」として見ていました。それ以上でもそれ以下でもない。せっかく指導してくれているのでその流れを壊すことがないようにしなければいけません。

 

この手の機会を与えていくことは重要だと思っています。本気で「日本一」を目指してやっている人から学ぶことは大きい。どれだけしんどくても必ず声を出して前向きに取り組んでいました。それから比べると高校生は「元気がない」という印象です。元々Nonさんは「追い込む」タイプです。彼女のようにやっていたら到底今のうちの選手はもちません。身体のケアの部分に対しても同様ですが。Nonさんは「すべてを完璧にやろう」とするタイプです。すごいことだと思いますね。やりすぎる部分も往々にしてありますが。ここから選手たちが何を学ぶのか。「別枠」として考えるのか。「本物」としてとらえるのか。ここは大きな違いがあると思います。「本気でやる」選手の姿は自分に置き換えて考えてもらいたいなと思います。

 

Nonさんは「また来たい」と言ってくれていました。私自身が落ち着いたらハードル練習会をやるという旨を伝えると「ぜひ参加したい」とのこと。仕事の融通はきくようなのでタイミングが合えば来てもらいたいなと思っていますこうやって「陸上競技」を通じて様々な出会いがあります。その出会いは「縁」であり、どこかでつながっているのだと思っています。今の自分がどれだけ「部活動」と関わり続けられるのか。明日にでも「辞めている」可能性がありながらも、こういう「つながり」があるから保てているのかなという気もしています。本当にありがたいことです。

 

まとまりませんが。記録しておきます。

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