色々と。これから先のことを考えながら。blogを書きながら。頭の中をまとめながら。
先日から「やりたいこと」をできるだけやろうと思っています。3年生の担任なのでやることが異常なまでに多い。そして「モチベーション」が全くなくなるようなことも頻発する。この状況下で本当にどこまでやるのか。自分自身を保つのか。
前からずっと思っていたこと。うちの選手は上手くレースが作れません。マイルのレースを見るたびに「ペースが遅い」というのを感じています。中国総体の時は「周りに引っ張ってもらう」ことで記録が出せたと思っています。4継に関しても単独で走ってまともにレースができたことがない。これはなぜなのか。基本「ショートスプリント」は全力で行っています。余力をもって走るというのはない。不安になる部分はあるのでしょうが前半を抑えすぎてしまう。これでは戦えないなと。
土曜日の練習だったか。エースがヨンパを走るのに前半から突っ込めません。7台目までを1本だけやる予定でしたが、この状況では戦えないなと。不甲斐ないなというのがあったので150m×3の最初の1本目を4台目まで走ることにしました。同時に後ろから他の選手に追わせることに。とにかく逃げるという感覚で。そうすると春先と同じような走りになりました。ハードル間のタッチダウンが4秒7くらいでおさまる。春先はほとんど練習をしていなかったのにある程度のスピードで走っていました。中国大会以後はそれができていない。
よくよく考えてみるとマイルも含めて「自分でレースを作る」というのができません。レース自体を支配するというか自分のレース展開を作れない。実際に中国大会のマイルの決勝では56秒台のラップで走っています。しかし、単独で走ると59秒かかってしまう。これは「走りのコントロール」ができないという部分なのではないか。実際、春先のレースは3年生がいました。前半から引っ張ってくれてそれに負けないように最初からある程度の走る。だからタイムが出ていた。それ以後は自分自身がレースを支配しなければいけない展開ばかりでした。結局それで全く力を出し切れないというのがあった。疲れもあったのかもしれません。とはいえ、全くといいほど走れていない。
これは今後の大きな課題だと思いますマイルでは最後まで走れたのにヨンパになったら走れない。ハードリングのロスもあると思っています。もう一人のヨンパ選手も同様です。これは練習の流れなのか感覚なのか。鈍い部分はかなりあります。とはいえ、いつまでも「調整できない」というのでは困ります。ある程度やっているのだから「距離感」や「ハードリング」という初歩的な課題を克服してもらわないといけない。できるかどうかです。
ある程度は能力が高いと思っています。しかし、調整能力が不足している。これは多くの選手に共通している課題です。ボディコントロールの練習などをやると間違いなくできない。自分自身の身体をコントロールできないのに走っているときに微調整ができるはずがない。そこを静止状態でできるようになっておく必要がある。重心移動が小さい中でも上手くコントロールできるようにならないといけない。単純に「補強」をすればいい、単純に「走練習」をすればいい、単純に「専門練習」やればいい。そんな話ではないと思います。
今後のことを考えると「どう戦うか」の部分を明確にする必要がある。自分がどれくらいの力の使い方で走っているのか。全力で走るというだけではなくスピードのコントロールもできないといけません。「普通の選手」をどう鍛えていくのかも重要な要素だと思います。これまでの「流れ」をどこかで断ち切る。どうやって変えていくのか。突き抜けるほどの変化を生み出すためにどうするかだと思っています。
中国新人があります。少し前まで本気でマイルは棄権しようと思っていました。中国新人の次の週には国体があります。今回は国体に3人が出場します。その3人をフルで活動させないとマイルの出場ができないからです。出場を辞めようと思っていたのですが色々な条件が重なって出ることに。中途半端なレースにはしたくないなと思っていますが。マイルのベストメンバーでは組めないのかもしれません。それでも現時点でのベストメンバーです。ここに書くことではないかもしれませんが、12秒44を持っている選手は出場しません。その中でどう戦うか。逆に来年度のことを考えると12秒44の選手が走れないという状況が生まれても戦っていかないといけないのです。総力戦としてどうするか。全員がきちんと走れるようになることが重要です。
量を追う気はありません。どうやって戦うのか。勝負するためには「工夫」が必要になります。長いものに巻かれるというのではなく「何が必要になるのか」というのが最優先事項だと思います。
上手くまとまっていませんが。少しやりたいことができるようになっていくのかもしれません。チームに必要とされているかどうかは分かりません。私の指導自体がプラスになるのかは未だにわかりません。必要とされているか。多くの指導者のように「絶対的に正しい」とは思えません。どうすれば指導ができるのかを模索しています。
記録しておきます。