kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

雑感

2023-10-23 | 陸上競技

思うことを。

 

中国新人、国体、U18と3週連続での試合でした。私自身かなりダメージを受けています(笑)。今回はかなり日程が詰まっていて本当に大丈夫なのか??という感じでしたが乗り切りました。金曜日が寒すぎて風邪をひいてしまった感じがありますが・・・。

 

春の中国総体を終えてから数か月は我慢の時間でした。本当はもっとやるべきことがあったのかなと思っています。中国総体の後に強化期間をある程度設けられたらよかったなというのもあります。20秒走を何度かやっていきましたが、それだけではベースアップには届かなかった気がします。結局、IHでは「惨敗」という形でした。それ以後無理やりIHに間に合わせた反動のため思うように練習が積めない。結果、秋のシーズンの最初は十分な走りができませんでした。

 

U18の時にmtm先生と少し話をしたのですが「ピークをどこに持ってくるか」という話だと思います。年間に3回も4回もピークを持ってくることはできません。言い方は悪いですが「捨て試合」も必要になってきます。すべての試合で「結果を出す」というのは難しい。それでも「結果を出させたい」という思いが先に立つこともあります。年間でどこにピークをもっていくのかは重要なことだと思います。

 

今回300mHに出場したKuさんは春先特に何も意識しなくても走れていました。とはいっても慣れていない部分もあるので400mHが1分6秒84→1分7秒91→1分6秒32→1分4秒76→1分3秒91→1分3秒03という感じです。不器用なのもあるので上手くレースが作れません。が、本来であればこの最初のスタートラインが「1分2秒」くらいでないといけなかったのかなと思っています。「初めてだから」という話ではなく「戦うためにどうするか」と考えた時に「1分6秒」からスタートして「1分00秒」になることは考えにくいかなと。修正をして対応できるという話ではなく「根本的な力が足りない」という段階だったと思います。この段階で「IHで戦う」というには遠い目標だったかもしれません。

 

その後、秋のシーズンの初めは本当に悲惨な感じでした。1分8秒81→1分07秒09という感じで「走れていない」というのが出ていました。中国新人で1分05秒34まで復調しましたが通常考えたらこのタイムで「国体で戦う」というのは難しかったかなと思います。それでも国体では44秒41のPBを出し、U18では44秒10でB決勝2位。かなり走れるようになったと思います。もちろん課題はかなりありますが。これまで本人も「面白くないな」と感じていた部分があると思います。それでもやっと「スタートライン」に立てたかなという気持ちはあると思っています。

 

個人の批評をしているわけではありません。やはり「チーム」としてどこに「ピーク」を持ってくるのかだと思います。mtm先生のところは間違いなくIHです。そこでどのように戦うかを考えたときに狙う部分は明確になってきます。そうなるとそれ以後、どれだけ選手がモチベーションを保てるかというのが大きな影響を及ぼします。高校生ですからずっと気持ちが張り詰めていけるわけではないと思っています。ひょっとしたらそれができる選手もいるのかもしれませんが、「大きな目標」を達成したときの「喪失感」は少なからず出てくると思います。うちにとっては「IHに出場する」というのがそれだったと思います。「IHで戦う」というのを目標に掲げていた部分はありますが、実質「IHに行けるかどうか」というレベルでしかなったのでそれ以上を求めるのは難しかったのかなと思っています。

 

100mで追い風参考ながら12秒21を出しました。100mHも追い風参考ながら14秒19を出しました。さらに今回のU18で300mHでB決勝で2位となりました。本当の意味で「IHで戦う」といえるくらいの水準になったのかなと思っています。遠すぎる目標は「夢」のような話になってしまいます。「できたらいいな」と思っているだけでは絶対に無理だと思います。「戦う」というのが「夢」のよう話になっていて「実際にできるかどうかわからない」という水準では難しいと思っています。

 

チームによっては「中国大会に進みたい」という目標があると思います。何度も書いていますがそれを否定する気は一切ありません。それぞれのチームにあった目標だと思うからです。すべての高校生が「IHに出たい」と思っていない。それぞれがベストを尽くしてどう戦っていくかだけだと。今のチーム状況であれば「IHで戦う」ことを目標にしてもいいのかなと思っています。ラウンドを進むだけではなく決勝に残って「本気で戦う」という人生で何度も経験できない空気感を感じる。それができるチームは限られていると思っています。

 

幸い、半年である程度の「形」ができたと思っています。この流れを途切れさせないことが重要かなと思っています。本人たちがどこを目指すのかを県体が終わってからもう一度見直していく必要もあります。私自身が「IHで戦いたい」と思うわけではありません。選手本人が「どこで戦うか」を考える必要があります。私が強引に引っ張ってそこまで引き上げるのではない。足りないところを補いながらサポートしていく。そのためにはこの冬の取り組みが重要になるのかなと。まだ週末に試合が残っています。ここはここできちんとやっていかなければいけません。しかし、長いスパンで見た時に「来年の春にどうなっているか」を考えないといけないと思っています。「消化試合」ではない。やれることは何かだと思っています。

 

まとまりません。今頭の中にあることを吐き出しておきたいと思っています。また書きたいと思います。

コメント
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