色々と。
火曜日から練習を再開しました。11月22日が考査発表になります。2週間ちょっとの期間ですが「冬季練習の導入」という感じでできたらと思っています。走練習を増やすというのではなく「この冬にやりたいこと」の確認をするというのがメインですね。練習メニューを提示した時にある程度の流れを示しました。
月曜日:SS中心(バトン含む)→補強(体幹・股関節)→SS
火曜日:動きの確認→補強(体幹・股関節)→専門(各種目ごと)
水曜日:SS(短時間)→補強(体幹・股関節)→走練習(有酸素系含む)
木曜日:コントロール(ダンス練習)→補強(シャフト系・体幹)
金曜日:動きの確認→補強(体幹・股関節)→専門(各種目ごと)しばらくは同じ?
土曜日SS短時間)→補強(体幹・股関節)→走練習(有酸素系含む)
※SS=ショートスプリント
内容の変更はあると思いますが「週単位」である程度の流れを決めておくほうがやりやすいと思っています。準備をする選手たちもイメージしやすいでしょうし。月曜日の練習を休みにしていたので火曜日は月曜日と火曜日の中間のような練習を。
10月中旬くらいからアップの場所を武道場にしています。この中でバランス系などをおこなってから屋外に出る。これは2つくらいのパターンを交互に入れていこうと思っています。身体をコントロールするのがメインかなと。そこから屋外に出てDM∞を。これもルーティンのようにしています。火曜日は「動きの確認」をしばらくしたいなと思っているので「走るために必要な動き」について少し時間を取りながら説明していきます。
昨年の冬、少しだけやった部分。「台」を使った練習です。「乗り込み動作」と「スイッチング」の動き。それに加えて「接地で耐える」感覚を作る。速い動きの中でやると崩れやすい部分なので「台」を使ってやります。「台」から降りるときに「身体の真下でとらえる」という感覚が作りやすい。更には「接地」した瞬間に軸足が曲がらないように「耐える」ことで実際に必要な筋力発揮の方法を覚える。加えて「接地」した瞬間の「反対足」の位置にも意識を置かせます。「スプリント」の形になっていることが重要。少しでも遅れてしまうと走りになるともっと遅れます。ここを時間をかけてやりたい。昨年は2回くらいしかできなかったのではないかなと。定着するという部分には遠かった気がします。この冬は週に2回程度は導入できると思うので。「無意識にできる」というところまで行けたらいいなと。接地で耐えることはトレーニングにもなると思っています。
そこから通常のドリルを実施。スパイクを履いてからマークを使っての切り替え。シーズン中は「スイッチング」として行っていましたが、少し距離を短くして「できるだけ速く動かす」という練習を入れたいなと思っています。この冬のテーマは「速く動かす」ことと「重心移動を作り出す」ことです。最大目標は「最大スピードの向上」です。結局「速く走れないと戦えない」という現実があります。「技術勝負」ではなく「速くフィニッシュした選手が強い」のですから。そこに対して「良い練習をしている」「技術を極めようとしている」というのは結局は「枝葉」の話でしかない。「速く走るために何をするか」だと思っています。今年はそれを突き詰めたいなと。初めてそこまで考えて実行できる気がしています。
スティック腿上げをする中で「足が回る気がする」という意見がありました。これってすごく大切だと思っています。選手がやってみてどう感じるか。こちらから一方的に与えるのではなく選手がやってみてどう感じるかというのは大きなことだと思います。実際は直線的に動けていましたが、本人の感覚では「回っている」と。少しゆっくりとした動きになると「回る」感じが出てくるようです。スピードレベルを落として走る時も感覚が崩れるようでした。そうであればやはり「速い動き」の中で技術習得を図りたい。面白いですね。
スプリント練習を入れましたが「え?」という印象。思っていた以上にスピードが出ています。1週間遊んで暮らしただけはあるかもしれません。筋力的な低下などもあると思いますがそれでも「良い動き」ができているなと感じました。一時的なものかもしれませんが。それでも「速く動く」というのができていました。スイッチングランや前半マークの距離を少し狭くしていました。「速く動けない」というのがあったのでそれに対応していました。その結果やはり「重心移動」が小さくなる。進む度合いが低くなっていました。この日は選手が「元に戻したい」と申し出てきました。進むことで狭く感じたのだと思います。これ以上は広げられないと思っていますが、通常通りの長さに戻してもピッチが維持できるというのであればそのほうがスプリントにつながります。この日の走りはここまで。走りません(笑)
スパイクを脱いで「Nono」と「プレート補強」「ハードル軸ドリル」を。体幹補強を入れるという感じですね。これもこの冬は徹底したいと思っています。スパイクを履いたのにまた脱ぐのかという否定的な意見もあると思います。しかし、「補強」をどのように取り入れるかは考え方次第だと思っています。絶対にやっておきたい練習を最後に回すと時間の関係で省略される可能性が出てきます。そうであれば「絶対にやる」時間帯に入れておく。走練習よりももっと大切な要素だと思うからです。ある程度股関節に負荷をかけてから走ることで「予備負荷」になるなと。この辺りは理解してもらえないかもしれませんが。まーぼちぼち負荷をかけるという感じですね。
あとはアジリティをやってから「タイヤ押し」のランニングとジャンプ。これはかなりきついかもしれません。単純いタイヤを押して競争します。それだけです。科学的な部分も必要だと思いますが、原始的な練習というか動きながら鍛える部分というか。それをやってから「マークラン」を。これも20m、30m、40m、50mにマークを置いてそれを越えたらバック走で戻ってくるという単純なもの。競争でやります。ここに「科学的な練習」というのはありません。単純に面白いからです(笑)。まーバック走で背面の筋肉に刺激を入れながら有酸素系の刺激を入れるという目的はありますが、「これをやったから足が速くなる」という特化したものではありません。トータルバランスを考えながらやっていきたいと思っています。結局は「きちんとやる」ことができるかだけだと。後付けになるかもしれませんがこうやって練習をやっていくことで様々な部分が見えてきます。
練習再開です。こうやってblogを更新できるかどうか分かりませんが、少しずつアップできたらとは思っています。できれば。