kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

もう一度…

2008-06-04 | 陸上競技
県総体、まだまだできることがあった気がします。私自身甘い部分が多かった。様々な部分でつまづきました。練習は正直です。意識レベルが下がった練習では結果は出ません。「厳しさ」が間違いなく不足していたと思います。それが7位やプラスで引っ掛からずに次のラウンドに進めなかった原因ではないかと考えます。

これからもう一度、立て直していきたいと考えました。半分は「もういいんじゃないか」と諦めていました。しかし、このまま終わるのはよくない気がします。冬期の途中からモチベーションが下がっていたのは確かです。競争が生まれない状態がいつのまにか生まれていた気がします。女子は4人しか部員がいませんでした。普通に練習をしても「リレーから外れることはない」という思いがあったのは確かだと思います。逆に男子は3月末から1年生が練習に参加して「勝てない」とリレーメンバーに入るのを諦めていた部分があった。気付くのを待とうと思っていましたが、そこが甘かったのかもしれません。なあなあで済ましていたのは私自身だったのかもしれない。かなり、話はしてきましたが伝わらない部分が大きかった…。それが最近のバタバタに影響していたのは間違いないと思います。

色々と考えて、もう一度挑戦してみようという気持ちになりました。正直中国の引率しなくてもいいんじゃないかという部分も大きくありました。選手から「信頼を得ている」と感じる事がないからです。それなら私がいなくても同じではないかと。
私も普通の人間です。何度チャレンジしても伝わらないのですから、「強くしたい」という気持ちが弱くなります。それが自分の甘さなのかもしれないと。何度も何度もやってダメでも更にやり続けないといけないのかもしれません。そこまでの「情熱」がなかったのは確かです。選手が「やりたい」という気持ちを前面に出さないのに、私がそこまでやらないといけない意味が見いだせませんでした。

かなり厳しい口調で話をしました。分からないなら指導をしません。教育の一環ですが、分からない者にたくさんの時間を費やすよりも、「強くなりたい」と心から願う者に力を貸すほうが意味があります。冷たいのかもしれませんが、そうでもしなければ私もモチベーションが維持できません。

「信頼」についてかなり話しました。私の「言葉」を全員が信じて取り組めているのかを問いました。ここまで話してそれでも私の言っている事を理解できずやらないなら、それは「裏切り」です。全員が「この人を信じてついていこう」という部分が足りないと思います。それは私の「人間」としての魅力がないからでしょう。情けない話です。

中国大会組は力を出すために、1年生と男子は3ヶ月後に向けてきちんと取り組めるかどうかが大切です。どこまで「本気」になれるか?目標を詳細に定め、どうすれば達成できるかを考えていかなければいけません。リレー、これがうちの中心です。何がなんでもその4人に入りたいと思う者でなければうちのチームでは力は上がりません。そういう意識がない者はうちには必要ありません。それくらい厳しく接していくつもりです。リレーを中心に置く事で各自の力をあげていきます。

「競争」が生まれて初めて強くなります。絶対に勝ってやろうという強い気持ちがなければ、レースでも「負けても仕方ない」と思って終わりです。絶対に強くなりません。

勝負、できるでしょうか??もう一度、私自身考えていきたいと思います。
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男子の存在・・・

2008-06-04 | 陸上競技
県総体、男子はもう一歩の所で力が届きませんでした。特に男子の4継はなんとか中国大会に滑り込みたいと考えていました。はっきりいって誰も実績はなく「馬鹿じゃないの」と思われるレベルだったかもしれません。しかし、「何とかなる」「何とかする」という気持ちで臨んできました。

男子の意識レベル、実はかなり高いと思っています。かなり徹底しています。「男子の指導はやりやすい」と何度も聞いていますが、こちらがある程度のものを与えるとそれを自分達で取り組んでいきます。こちらの言葉が届きやすいのは間違いなく男子です。だからこそ何とかしたいと・・・。

男子の4継の準決勝前、棒高跳選手が試技の途中で辞めました。自分の中国大会を決めてから、その後は4継で中国大会出場に気持ちを切り替えたようです。別に何かを言ったわけではありません。自分で判断し、4継に賭けたのです。個人種目としては非常に申し訳ない気持ちになります。もう少し自分の種目に専念させてあげなければいけないのに・・・と。その気持ち非常に嬉しかったですね。目指す部分を自分で判断したのだと思います。できれば相談して欲しいところですが(笑)。顧問、信頼されてませんから(笑)

4継、これまでになくきちんとバトンが渡りました。組で4着でフィニッシュ。可能性としては残るかもしれないと・・・。すぐに記録室に行きましたが0.09秒届かず9番目で決勝進出ならず・・・。非常に残念でした。これまでの記録からすれば上出来なのかもしれません。しかし、目指していたモノに届かなかったショックは大きかったと思います。少し声をかけましたが、きちんと個人種目に賭けるという雰囲気になったので問題なし。

翌日の100m、先述の棒高跳選手自己ベストを大幅更新。11秒46です。中学時代は12秒5くらいだったのかな。意識も高いので結果に結びつきます。が、なんとプラスの4番目で同タイムが2人。良くある展開です。すぐに呼んで抽選に行かせましたが、やはり外れました。これも良くある展開です。行く前から予想が付いていました。これまでも地区大会で何度か抽選になって1回も当たったことがありません。何故でしょうか・・・。1年生は動きがずれてしまいきちんと走れませんでした。まだ1年生です。きちんとした部分を抑えていかなければいけません。

マイルも準決勝に進みましたが、一番速い選手が110mHに出場します。3ヶ月前から股関節痛に悩まされていて、マイルの予選で痛みがひどくなった様子。すぐに他の選手と入れ替えました。可能性の問題です。タイムは落ちましたが非常に良い雰囲気で男子は取り組めていると思います。

今後、男子はかなり伸びてくれると思います。それは能力云々の話ではなく「意識」の問題です。かなり「信頼」してくれている部分があります。結局は、どんな練習をするかではなく「この人について行けばいい」と選手が指導者を信頼するかが重要だと考えます。「この人の言うことおかしい」と思って練習しても100%伸びません。昔の選手の練習、考えたらメチャメチャですがきちんと「やったら強くなる」という気持ちで取り組めば絶対に強くなるのです。男子にはそれがあります。馬鹿みたいに素直です。学内でも群を抜いていると思います。

男子、信頼関係が段々とできています。顧問を信じてくれる選手達大事にしていきたいと強く思います。
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