kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

少し走る(少しずつ疲労蓄積?)

2012-04-09 | 陸上競技
更新滞っています。うーん、毎日更新が目標でありそれが結構自分の中で大きかったのですがそこまで届きません。

金曜日、この日は朝会議でした。そのため練習は選手に任せることに。基本的には少し休ませておきたいという気持ちがあります。通常の大会前であれば走らないという日です。それがこの日はSDをやってトゥトレ、ショート。間違いなく調整ではありませんね。ちょっと走りすぎかなという気持ちはありました。これは記録会後の大きな反省点ですが・・・。それは後の祭り。今更どうこう言ってもしかたありません。この日は数日間練習量を大幅に落としていた者の動きが抜群に良かったですね。他のものは5日連続で走練習、この選手は2日間しか走っていません。この日「バネがたまっているね」という感じでした。これがレースだったらかなり良い記録が出るのではないかと思いますが「記録にこだわらない」という想いがあったので走ることにしました。走練習を気持ち早めに切り上げて(とはいっても1時間半はやっていましたが)あとはストレッチとマッサージ。自分の身体に目を向けさせるという意味でも大きいですね。

この日の夜は栄転された先生方との送別会。この時期は非常に寂しいですね。いつかは必ず職場を変わります。私もいつの日か・・・。そうい考えると今後のことを考えてしまいます。まー言っても仕方ない部分ですが・・・。

そのまま土曜日も書いておきます。この日は記録会前日。試合前のアップとしました。量としては落とし目ですがアップですから動いてはいます。これまで試合前にそこまでの走りをしたことはありません。多少なりと「走らない日」を作っていました。この3週間は比較的追い込んでいましたし、今週はなんだかんだいって毎日走るという練習が続いていました。これも記録会での反省になるのですが「これくらい疲れていてもそれなりの記録は出るだろう」という慢心がありました。大きく反省しないといけない部分です。最初から記録を狙うつもりはないと選手には宣言していました。ここ最近になく冬期練習は順調に来ていました。少し冬期を引っ張る感じの中でここまできました。明らかに「慢心」がありました。これが記録会につながっていきます。

ここでのヒントは数日間練習量を落とし疲れを抜いた選手が金曜日に抜群に動いていたという部分ですね。練習量を調整して回復させたわけではありませんが足が痛いということで自然と練習量を落としてた者が身体が動く。男子エースには一回も勝てなかったのにこの日は断トツでトップを走っていました。ここは「たまりバネだ」という感じで流していましたが短距離選手にとっては非常に大事な部分だと思います。毎日毎日走練習をしていると筋肉自体にエネルギーが蓄積しないのだろうなという感じがあります。まーこればっかりは後の祭りなのですが。

記録会のことはまた別に書きますが非常に微妙な感じでした(笑)。走れないだろうけどある程度走れるだろうと甘い考えでいましたが現実は・・・。

また書きます。
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休まず

2012-04-06 | 陸上競技
木曜日、この日は大変お世話になっている方に不幸がありその葬儀に参列することにしてました。上手く言葉にできませんが非常に辛いことです。そのため練習は前半のみ見ることにしていました。通常であればレースの前ですから練習量を落とすのですが記録会で落とすつもりはありません。ということで身体づくりメニューをしっかりと行うことに。

この日はシャフト補強とプレート補強を中心としました。この日は少し肌寒かったので私はかなりの厚着をして練習を見ていましたが選手は半袖で行っていました。地味な練習(?)ですが負荷は高いのでしょう。汗をかきながらの練習でした。シャフト補強に関してはとにかく速く動くことを意識させています。接地時間を短くして大きく動く。水平方向への移動を意識させての練習です。1本行くたびにぐったりするレベルです。筋肉に与えるダメージは本当に大きいのでしょう。気にしませんが。

1時間程度見て葬儀へ。この後の練習は足運びを確認してからショートまで。トータルで3時間程度の練習になったはずです。見ていないので何とも評価できないのが最大の問題点ですが、この程度で集中できないようでは今後の活躍は期待できません。各自が理解して取り組んでくれたと思います。

空き時間にいつもお世話になっているSHOPへ。選手にもう少し身体のケアに目を向けさせたいと思い色々なものを購入。以前から準備はしてましたがいつの間にか使わなくなっています。まだまだ甘いと思いますね。練習前・練習後に身体に目を向けるためにはある程度準備しておく必要があります。国体でもお世話になったSHOPです。あの時は色々なものをもらいました(笑)。図々しいこと限りなし。自分のためではなく選手のためですからこれは遠慮しません。店頭販売していない商品も購入できるようになっていますし、購入する際にかなりメリットがあります。通い詰めているわけではありませんが私の図々しさにインパクトがあるのかもしれません。いつの間にか店員さんが「こんなサービスがあります」「商品があります」と紹介してくれます。上手く乗せられているだけなのかもしれませんが・・・。試供品も少しもらいました。

午後からのほとんどの時間は私自身のために使いました。とはいっても授業の準備ですが。今年度から今までとは異なる取り組みを行うことにしています。その中心に私がいます。発案したのが私ですからその責任は果たさないといけません。管理職志向云々ではなく「何が子供たちのためになるのか」が全てです。それ以上でもそれ以下でもありません。教員側が労力を惜しんでいたら子供たちのためにはならないのです。普通高校とは異なる取り組みが必要になりますし、見えない力で勝負をしていかないといけないと考えています。

ここ最近は我ながら色々と動いています。疲れてはいますがそれでもやらなければいけないと思います。


ぐったりです。
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風が強い

2012-04-06 | 陸上競技
水曜日、この日も風が強くなかなか走りづらい日でした。それでも練習はやっておくことが必要です。この日の練習開始時に非常に悲しいことがありました。電話で話を聞いただけでかなり気持ちが沈んでしまう内容です。ここには書きませんがあれこれ連絡をしました。

練習は通常通り。後半はしっかりと走っておこうと考えていました。週末に記録会がありますがこれはあくまで「通過点」です。ここで記録を狙うことに意味はありません。シーズンインから大幅ベストが出るとは考えにくい。そこはきちんと理解させないといけません。記録会があるから練習量を大幅に落とす必要はありません。狙うのは県総体から中国にかけてです。今しっかりと練習をしておかなければ貯金がなくなってしまいますから。

この日はハードルは別練習としました。この部分はそれなりに練習をしておかなければ対応できないと思います。前半だけですが専門練習をしました。400mHを少しだけやらせました。これは女子のみですが。最初通常通り跳んでいましたが土の上なので1台目のまでの距離を2足長短くしました。距離としては50センチくらいですね。すると全く足が合わなくなりました。逆足になるということです。通常で考えるとありえません。少し詰まるというのであれば問題はないのですが逆足になることはありません。間違いなく自分で勝手に意識をしているのです。縮めたことを話さなければ普通通り走っていたはずです。この辺りの自分自身での「決めつけ」が伸びを大幅に制限している気がします。足が合わないのは距離が変わったからという思い込みが全てを悪くしています。なかなか・・・ですね。

電話対応に追われていたのでSD練習はほとんど見ることができませんでした。これは仕方ないかなと。優先事項は別にありましたから。感じとしては悪くなさそうです。後程感覚の確認だけはしました。これくらい走れれば問題はないだろうという感じですね。

この日は珍しく短長は250mを走りました。セットで組んでいきました。1本だけ250mを走るというのは好きではありません。基本的に色々な形で組み合わせます。冬期練習は120mが最長(笑)。タイヤ引きなどで120mですから150mと同等かそれ以上の負荷はかかっていたと思いますが距離としては走っていません。怖がらずに走ることができるかどうかだけですね。ホームストレートの風が向いだったので走りにくいとは思いましたが記録云々を考えるつもりはありませんから気にせずに走る。男子は本当に力が付いているなと感じました。上手くいけば50秒切れるのではないかという走りをします。これで400mHを本気でやればインターハイでの決勝も視野に入ってくるのではないかと思います。ハードリングに関しては抜群ですから。この辺りは調整をしながら考えていきたいと思います。この走力とハードリング、最後まで15歩で走れるということまで考えると53秒台は間違いなく出るでしょうね。後は本人が狙ってくれるかどうか。ちょっと話し合いをしていきたいと思います。この走りに引っ張られてもう一人もかなり走れていました。後半が強い選手ですがある程度前半から出せるようになってきました。ハードう選手と比べるとトップスピードに差があるので前半で引き離される部分がありますが。これからの取り組み次第では非常に面白いレースができるようになると思いますね。

短短は150mのセットと120mのセット。これも風が微妙かなという感じでした。とにかく気にしないで走る。1本1本しっかりと負荷をかけておくことが重要です。本人の感覚的には後半反発が返ってこないので足が流れてしまうという話でした。土の上で走っているので女子エースの走りとしては上手くかみ合わないでしょうね。走りのタイプ的に土は合いません。だからといって走らないという選択肢は存在しません。細かいことを云々言ったり言い訳をするレベルではありませんから。本人がこの辺りが分かっていれば問題はないと思います。

午後のことは省略。気持ち的に重いので・・・。
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強風と課題

2012-04-05 | 陸上競技
火曜日、夜中からかなりの風が吹いていました。この時期に・・・。台風のような風でした。この日はたまたま練習を午後からとしていました。午前中は強風でそれどころではありません。このことに関してはちょっと気持ちが重くなるのでこれ以上は・・・。

午後からの練習、前日にアップの方法の確認をしていました。もう一度時間を取ってきちんと身体を温めるということをしました。この部分は大きいですからね。各自が適当にやるのは避けたい。また、集団で同じことをするのも避けたい。自分に必要な動きを考え各自がアップをするという形を取ります。このような天候ですからいかに身体を温めるかという部分と冷やさないかというところが大事になります。かなり風が強かったので条件としては温まりにくいのは当然です。そのなかでどうやってアップをするのかというのをきちんと考えていかなければいけません。

前日にかなり注意をした部分がありました。「足が痛い」というだけでそれなりの対処しかしていない。本気で治療しようと思えばもっとできることはあるはずです。また、毎日今の状況を報告する必要があると思います。自分で勝手に練習して痛めての繰り返しです。こちらは動きを見ていたら「どこかおかしい」というのは分かります。そこで練習を止めるというのではなくその前の段階できちんと言ってくる必要があります。ここができません。「競技の指導」という前に「コミュニケーションの取り方」の指導をしていく必要があるのです。前日に注意をしていたのでこの日は状況を報告しに来ました。さすがに・・・です。やることを指示しました。とにかく何をやるのかを明確にする必要があります。

この日の練習は風の影響もあり内容を限定することにしました。カーブからのSDのみ。無理をして怪我をしても意味がなくなるので追い風でのスタートにしました。もともとの予定通りです。が、アップ終了後SDを始めようとすると「雷管がない」とのこと。ピストルは持参していたようですが雷管入れの中がゴミだけになっていたとのこと。呆れます。何をやっているのか・・・。こんな天気の中で集まって練習をするのに「必要なもの」を準備しなければ練習どころではありません。「誰かがやるだろう」という部分が抜けきりません。これで練習ができるのか?運良く知人がいたので少し雷管を分けてもらうことができました。これはたまたまです。本来であれば練習どころではないというのをどれだけの人間が理解できているのか?

また、先ほど別メニューで練習を開始した者がSD練習をやっている間、ずっと立って見ています。何をしたいのか全く分かりません。走れないのであれば指示を仰ぎに来てから行動を考えればいい。たんに立っているだけで何かが変わるのかという話です。呆れてものも言えません。前日に「きちんと話をするように」と話をしているのです。スタート練習の間の時間が無駄になります。自分から言いに来るのを待ちましたが言わないので放置。そこまでやる必要はありません。
また、雷管が少ないので本数を少な目に設定。次に行く距離を指示して返事があったにも関わらず走り始めて途中で止めてしまう。思い出したように走り始める。がっかりですね。直前に確認したにもかかわらず間違えるか・・・。どうすればいいのか分かりませんね・・・。

練習終了後、新入生が「足が痛い」ということだったのですぐにアイシングをするように指示。もちろんアイスパックは持っていません。上級生に貸すように話すと「部室に置いてきました」「持ってきていません」との返答。他の者が持っていましたがここに大きな問題があります。何も起きなければ問題はありませんが練習中に突発的な怪我をした場合どのように対応するのか?この部分に対する危機感が足りません。怪我をしなかったから良いのではありません。どれだけの準備をしているのかという部分が大事なのです。先ほどの雷管も同様。先のことを見越しての行動ができるかどうかを問われているのです。ここができないというのは致命的ですね。練習だけではなく行動に関しても同じです。目標に向けての行動は先を見越してやっていく必要があるのです。ここができないから練習の成果も上がらない。「目の前のことだけ」しかできずに視野が狭くなる。競技の指導云々の前にこの部分の指導をしなければいけない。難しいですね。上手くいきません。

かなり厳しく話をしました。どこまで理解できるでしょうか?大きな課題です。自分たちの置かれている状況を把握することができる能力を高校時代に身に着けておく必要があるのです。ここを繰り返し言い続けているつもりですがなかなか・・・。

色々なことで疲れました・・・。
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新年度始まる

2012-04-03 | 陸上競技
月曜日、ついに新年度が始まりました。いやー、大変ですね。バタバタの中で年度が始まる感じがあります。昨年度とは違い今年はちょっとだけ偉くなりました。何か新しいことをやろうといすると間違いなくそれなりの「立場」が必要になります。そしてサポートしてくれる多くの人材が必要となる。これは明確ですね。どちらにしてもやるしかないという感じが強くあります。今の私の周りには「一緒に」という感覚の人がいます。これが救いですね。新しいことをやるというのはものすごいエネルギーが必要です。おのエネルギーを持っている人間が何かをやり始めないといけないと思います。

練習開始前に少しだけ話をしました。新入生も含めてです。この日から高校生としての活動が始まります。中学時代とは一味違う取り組みをします。最初からすべてができるとは思いませんが「中途半端」なことはできません。チームとして決められたルールの中で取り組んでいくのです。なかなか理解できない部分があると思いますが例外は認めません。チームとしての取り組みをさせていきたいと思います。
また、この日は練習前に試合のための決め事を確認しました。どのようなことをやっていく必要があるのかを各自が把握しないといけません。適当にやっていいわけではありません。間違いなくきちんとした形で教えられたことはないはずです。ここを徹底する。勝負するための準備をきちんとやっておきたいと思います。

残念ながらこの日は朝から会議です。そして午後もずっと会議。効率よく進めないといけないのですがやはり難しいですね。ここ最近強く思うのは「仁徳」ですね。この部分が不足すると少しのことでも上手くいきません。何かしら問題が生じてしまうのです。そのためのきちんとした人間関係と根回しができないといけません。この辺りは比較的得意部分野。表だって動く立場ではありませんがこの部分で動いているのは間違いありませんね。

今年度からの新しい取り組みをしっかりやっていきたいと思います。この部分は難しい部分ですがやるしかないのです。教員側の意思統一の部分もあります。きちんとやるんだという姿勢を示す。「それくらいいいじゃないか」という部分、「面倒だから」という部分を一切妥協せずにやっていく必要があるのです。かなり熱心に話し合いました。これは堕時なことだと思います。まだ全員とは話していませんが確かに大変な事です。それでも「生徒のため」を思えばきちんとした形で実行する必要があるのです。

めちゃくちゃ疲れました。ちょっと資料を作成しようと思います。
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更に負荷を

2012-04-01 | 陸上競技
土曜日、雨の予報でした。朝の時点では微妙な感じでした。記録会への参加は前日の時点で諦めていました。条件によっては追い風で走らせてもらえるということを聞いていたのでシーズンインとしては最もふさわしいのではないかと。が、徳山からは2時間近くかかります。前日の時点で天候が悪くなるだろうという予報だったので諦めました。徳山を6時前には出て行かなければいけません。保護者の力を借りないと全員が行けません。条件が良いのであればそこまでする意味があると思いますが、「春の嵐」と言われていたのでさすがにそこまでして・・・という気持ちがありました。

が、練習開始時間前後には徳山も天気が良くなってきました。「お?!」って感じです。携帯で予報を確認すると福岡は午前中「曇り」に変わっています。今回の記録会にはtabeも参加するという話を聞いていました。練習開始前から顧問3人からメールが送られてきました。本文はほとんどなく雲の間から太陽が出ている様子やアップ会場に人がたくさんいる写メが(笑)。思わず笑ってしまいました。こういうところの引きは誰よりも強いと思っています。tabeには雨を呼ぶ顧問もいますがそれでも晴れたというのは・・・。確率の問題ですが私が参加していたらかなり雨が降ったり風が強かったりする悪条件になっていたでしょう(笑)。こういう意味でお世話になっている方々に貢献できたと良い方に捉えます。

3月31日、平成23年度最後の日でした。練習開始前にもう一度原点に帰ろうとミーティングをすることにしました。「練習は裏切らない」という部分と「全てが上手くいくわけではない」という内容を本の抜粋を利用して話をしました。「努力」というのは全ての面の取り組みです。通常の練習だけではなく補強やケア、日常生活のすべての努力を含めて「練習」なのです。こういう部分をきちんとやっていかないと意味がありません。また、とりあえずやるだけの練習では強くはならないのです。持っている「力」を伸ばすためにはしっかりとした練習を積む必要がある。「練習」をしても上手くいかないと思うことがある。それは本当に必要な「練習」全てが出来たのか?ここを見直さなければいけません。もしれ「練習」をしていたとしたら、次の機会に上手くいくかもしれないのです。諦めたらそこで全ては終わり。上手くいくチャンスを逃してしまうのです。
この手の話を何度もしてきました。内容をどこまで理解できるか?カリスマ的に強制的に練習をさせる。これがチームが短期間で強くなるための最も簡単な手段だと思います。しかし、これではその先の伸びがありません。今の私のスタイルは様々な面の成長を促していくことで競技力を高めるというところに置いています。この状態でなけでば本当の教育活動にはならないのです。

例え話もしました。2人の人がいて、おいしい料理が目の前にある。一方は先ほど食事をしたばかりでお腹が一杯。「食べたい」という気持ちがありません。もう一方はお腹が空いている。何を食べてもおいしい状況で「食べたい」という欲求が強い。どちらが目の前の料理をおいしく食べられるか?答えは簡単ですよね?!この状況は練習にも言えることです。「絶対に強くなりたい」と思っている選手と「とりあえず練習をする」と思っている選手ではどちらが強くなれるか?「絶対に強くなりたい」と思っている選手のほうが間違いなく色々なものを吸収できます。強くなるためにはどんな「練習」でもするでしょう。また、指導者の話の中から何かを感じ取ろうと一生懸命に話を聞きます。ここで大きな差が出るのです。
全員には伝わらないだろうなと感じています。同じような話を何度もしてきています。それでも言い続けるしか変わる方法はないのです。指導者としてそれが重要な要素だと思っています。やるしかないですね。

前置きが長くなりましたが練習は室内で一歩ハードルとマーク走。これもひたすらやっています。雨はやんでいましたが間違いなく屋外ではこの手の練習はできません。グランドはぬかるんでいてとても走れるような状況ではないからです。廊下でしっかりと速い動きをやっていきそれを坂道走につなげようという想いがありました。前日に引き続きしっかりと走っておいて負荷をかけようという考えです。うちの練習では「ゆっくり」はありません。とにかくどんどんやっていきます。狙いは明確にしておく方が良いからです。アップでとにかく速い動きをして筋肉に刺激を与えてすぐに走る。これで今のところ対応できています。故障もありません。これとは全く違う部分で故障する者はいますが・・・。自分の最大限のスピードでアップをしておけばその後の走練習はズムーズにいくと思っています。正しいかどうかは分りませんが(笑)。

そのままの流れで坂道を走りました。前日めちゃくちゃ追い込んでいますがこの日もしっかりと負荷をかけておきたいという気持ちがありました。疲労は高いでしょうがどうせ午後と翌日は休みです。チームによってはこの春休みに合宿を組んでいるところもいます。先日一緒に練習させていただいたmiyazaki商業も4月には近畿に合宿に行くといわれていました。練習をしっかりと積むということが大事です。長めの距離から少しずつ短くしていく。長い距離は直線で120m程度はありますし傾斜もそれなりにあります。通常であればこの時期に坂道走をやる必要はないのかもしれませんがその中に「課題」を持たせることが大事だと考えていました。後半の部分のタイミングです。疲れてきてから明らかに接地が長くなります。加えて私が最も重視している部分の動きが鈍ります。坂道であればこの状態では絶対に前には進みません。そこを体感させる。自分で感じ取る中でどうやって克服しようかと考えることが大事だと思います。長い距離を走った時点でかなりダメージがあります。その後は短い距離で先ほど崩れたタイミングをしっかりと修正させる。長い距離で流れている部分をきちんと感じ取ることができていれば意識はその部分に行きます。意識的に修正することが大事です。終了後はもう一度室内でマーク走。疲れきっていますが走りを意識しないと次が困りますから。1本目は疲れからか動きが鈍かったですが2本目はなんとか修正できました。

そこで終わらないのが私です(笑)。追い込みの最後としてシャフト補強とプレート歩行を実施。もうヘロヘロです。思い通りに身体が動かないのだろうなという感じがありました。気にしません(笑)。やると決めたからにはどれだけ時間がかかってもやっておかなければいけません。もちろん故障につながるようなことはできませんが、体幹の補強は大事ですから。1時間程度やりました。選手だけではなく私もかなり声かけをしました。疲れきっていますが本当はここで一番声が出ないといけないのです。とはいってもダメージは大きいですから私も協力。最後にBOXを用いた練習をして終了。これは盛り上がりました。最後の最後に諦めずに全力でやるというのは重要です。

最後に来週の大まかな予定を話して月曜日までの時間の過ごし方を考えさせました。整骨院に行く、治療に行く、酸素カプセルに行くなどとにかく疲れを残さないように努力をしてもらいたいと思います。お風呂にゆっくり入って筋肉をゆるめるというのも必要でしょう。この部分を含めて「練習」です。どれだけ本気で出来るか?ここが全てです。しっかりと取り組んでもらいたいですね。良い練習でした。
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