kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

krsk合宿3

2023-12-20 | 陸上競技

合宿2日目。かなり寒くなっていました。山口は雪が降っているという話でしたが倉敷はなんとか問題なく練習ができそうな雰囲気。この日は競技場練習でした。本当は学校でできたらという話でしたがグランド状態が回復しなかったので競技場で。学校から競技場までは本当にすぐそばです。練習環境としては最高ですね。

 

前日の状況を確認しながら。足などが万全ではない選手もいます。座って練習を見ているだけよりも他のことができたほうがいいなと思っていました。前日、mrsd先生が「走れない選手は学校でバイクをこぐ」と言われていたのでその言葉に甘えて学校に連れていくことに。やろうと思えば走れるのかもしれませんが、学校での練習を経験するのも必要かなと。無理をして取り返しのつかないことになるのは絶対に避けないといけないので。うちのエース級2人は学校での練習。IHのやり投げ優勝者が一人残って練習をするということだったので一緒に「トレーニング」をさせてもらうことに。これは貴重な機会です。話を聞いたときに「ひたすら練習している」ということだったので任せてがっつりトレーニングをしてもらうのがいいかなと。

 

そこから競技場へ。競技場でsris先生と合流。午前中だけの練習ですが参加されるということでした。熱心ですね。前日はkyttbnに遠征されています。こんな贅沢な遠征はないと思います。京都のことも聞きながら、目の前の練習を見ながらでした。本当はもっとゆっくり話ができるといいんですが。私はkisi高校のiskr先生と色々と話をしながら見ていました。

 

練習の最初がDM投げ。少し移動しながらの練習でした。最近はDM∞しかやっていません。これはこれで「強く投げる」という練習になります。しかし、動きながら投げることでより難しくなる。意識したい点が明確になってきます。実際にtky高校で見学させてもらったこともあります。当時見た時の「強さ」とkrskcのDMの強さは同等でした。かなり強いなという印象。距離は30mくらいだったでしょうか。どこの学校でも同じような練習をしています。その「本質」の部分がどこにあるのかが重要だと思ってます。

 

mrsd先生は練習は「子供だましのような内容だから」と謙遜して言われます。しかし、そこには多くの要素が入っていると思います。「練習内容などはどこかで勉強されたんですか?」というストレートな質問に対して「パクリだから」と(笑)。しかし、それを取り入れるにあたって「自分自身が納得できるかどうか」が重要だと。そこの吟味に多くの時間が割かれたという話でした。必要ないものは流行っていてもやらない。必要だと思うものは流行っていなくてもやり続ける。

 

10バトンをやりました。10本。バトンの受け渡しの話です。ここを見ながらkisiのiskr先生とあれこれ話をしていました。私はずっとkd先生から「バトンは技術」という教えを受けています。技術的な部分なので冬の間にも継続してやっておく必要があります。持ちタイムが良くても結局、バトンで勝負が大きく変わってきます。ここに関してはやはりこれまで通りやっていこうと思います。頻度を増やしながら。細かい情報交換をしていました。勉強になります。「バトンを渡す」時の力の使い方も含めて。それぞれの考え方だと思いますが、ミスを生み出さないようにやっていかないといけません。そこが最優先事項。ここにはかなりのこだわりがあります。

 

この日は向風の中での「ハードル走」でした。これも前回訪問させていただいた時と同じです。どの選手もハードルをするということ。IHで優勝した幅跳び選手の話もされていました。色々な練習をする中で自然と身につくことがある。幅跳び選手が「4m90」くらい跳んだ時に「利き足逆じゃない?」という話になってスタートを逆足にして出たらいきなり「5m50」を跳んだと(笑)。漫画のような話ですが。細かい技術的なことではなく大まかに色々とやっていく。投てき選手も短距離選手もハードル走をする。専門練習という形で抜くのではなく全員が同じことをやっていく中でできるようになる。今回はハードルインターバルを7m50に設定されていました。「体育の授業」だと。跳べない選手もこれくらいだったら届く。速い選手はめちゃくちゃ刻まないといけない。選手に色々な経験をさせながら順応させていくのだと思います。私のスタンスとは違いアプローチなので勉強になります。面白い。

 

ハードルに関してはうちにも「それなり」の選手がいます。追い風参考ですが14秒19まで出しています。が、相手は追い風参考で13秒5の選手。IH入賞しています。この選手と一緒の走る機会があるというのは大きなことだと思います。krskcの練習スタイルなので一緒に競争する機会も多い。前日と同じ「勝ち上がり方式」なので勝ち続けている限りは先頭集団で一緒に走れます。何本か走ったら途中のハードルを抜く。距離は7.5mですから1台抜くと15mになります。突然距離が変わるので対応力が問われます。ランダムハードルに近い感覚。これも400mHの練習に適合しそうです。自分でストライドの調整をするからです。面白いなと。

 

跳べない選手たちのためにハードルの2m手前にテープが貼ってありました。近くから踏み切らないようにというマークです。うちの選手たちは最近はずっと練習の時に線を引いて跳んでいます。できるだけ遠くから踏み切って浮くのを抑えたいからです。高く跳んでも構わないといわれていましたが、これは「スプリント選手」や「走力のない選手」に対しての話だと思います。2mくらいで踏み切れればある程度前方向に進めます。工夫ですね。

 

実際にうちのハードル選手はIH入賞選手には認識されていませんでした(笑)。簡単に紹介したら下の名前を知っていました。SNSなどで繋がっているのかもしれません。こういう時代ですから。うちの選手のハードリングを見て「技術がすごい」と褒めてくれていました。こちらからすれば「スプリント力がすごい」という話になりますが。毎回うちの選手に入っていますが結局は「技術」で勝っていたとしても「走力」で負けたら勝てません。今回の7.5mのハードル走などは12秒0~3くらいで走る選手の方が速くフィニッシュします。やはり「足が速い」というのは大きな武器になります。小手先な話ではない。

 

かなりの本数をやってうちの100mH選手はトップグループにいました。ここからハードルインターバルを17mに変更して150mくらいの距離で。8本くらい走ったでしょうか。やっていくうちにうちの故障明けの選手もかなりストライドが広がって走れるようになってきました。これは大きい。色々な刺激が入る中で動けるようになってきたのだと思います。100mH選手は残り2本まではトップにいましたがそこからは少しずつ落ちていく。スピード持続の部分だと思います。普段やらないような距離ですから耐えられません。課題が見えてきますね。

 

最後にシャフト補強。これも特別な練習ではないかもしれません。距離もそれほど長くない。それでも「強さ」を感じました。うちでやるとどうしても「キツイ」というのが先に出てしまうのでやりたい負荷がかけられません。前任校では40mでやっていましたが時間がかかりすぎていました。それにより無駄な時間が生まれる。今回は20mくらいだったと思います。これくらいなら一気に行ける。片脚のジャンプ系もありました。これは今のうちには厳しいと思いますが、他の種目は問題なくできます。この2か月くらい「難しい」と判断してやらないようにしていましたが、やはり「必要な要素」だと思っています。

 

結局「徹底的にやる」というのができていない。そこが「勝てない」要因の大部分を占めています。そして私が「本当にやりたいこと」に対して「耐えられる心構え」がなかったのでどれだけ「必要だ」と伝えても「キツイ」というのが先に出てしまうのでやり切れない。こういう部分が大きな「差」になる。だからこそ早い段階で「本物」に触れさせたかった。今回の経験は「言葉」では伝わりにくい部分が多くあります。そこで感じ取ることができた「感覚」が重要。私自身、mrsd先生と深い話ができたのは貴重な経験でした。自分の中で消化していきたいと思います。こうやって文字に起こしながら現状把握をする。

 

また書けたらと思います。本当に貴重な経験でした。感謝しかありません。

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krsk合宿2

2023-12-19 | 陸上競技
倉敷でのことを。午後からは浜に行くことに。krskcの冬季練習は「坂道」と「浜」の練習が交互に土曜日に行われるということでした。色々な浜を探して今回使う浜になったとのこと。この辺りの経緯も面白かったですね。最初は各自が電車とバスを乗り継いで現地に集合する。人数が増えてきたのでマイクロバスを借りて移動するようになる。それぞれのチームに色々な経緯があります

浜でDMを使ったアップをする。そこからはひたすら走る(笑)。常に競争形式でした。20-40-60-80が1セット目。それぞれの組でトップだった選手が前の組に上がる。その組の最下位が下の組に落ちる。その繰り返し。当たり前ですが先頭の集団にいる選手が「速い」ということになります。逆にいうと後ろの組にいる選手は「負けている」のです。そのポジションで納得するかどうかどうかですね。どうせ勝てないのだから仕方ない。そう思う選手であればこれから先の勝負には参加できないと思います。何とかしてそこから勝ち上がってやろうという姿勢が必要。

2セット目は80-60-40-20。今度は逆に距離が短くなっていきます。前半型の選手はしんどいかもしれませんが、本数を重ねるにつれて「勝負できる可能性」が出てきます。一つでも上の組に入りたいと思う姿勢があるかどうか。3セット目は「足して100m」という距離。「20m+80m」「60m+40m」「50m+50m」これは往復のような形です。全員が走り終わったらそこから逆走で折り返す。

うちの選手はこの辺りで結構ダメージを受けていました。元々この手の練習を得意としていません。不整地で走る。反発がもらえない状況下で膝の引き出しで走る。更には地面からの力がもらえないので股関節が広がらない。もがく感じでした。それは必要な要素なのかもしれません。krskcの練習の特徴だと思っています。「やっているうちに速くなる」という部分が大きい。mrsd先生は「誤魔化しているだけ」「子供だまし」と謙遜されますが、その中には様々な工夫があります。単純に「砂浜で走ればいい」というわけではなく、そこにどのようなモノが隠されています。

最後に「勝ち残り走」を。これは前回練習に参加させてもらったときに坂道でやった練習です。決められた距離を走るのですが、そのグループの下位2名が落ちていく。数本目からは1人数ずつ落ちていく。最大で7本。最小で1本。グループ分けは先ほどの短い距離の練習で上位から均等になるように分けていきます。エンドレスリレーをやるときに組み分けに使われる形です。できるだけ「トータルの走力」を同じようにする。前回は坂道で「1本」しか走れない選手がいました。「まだ余力があったのに」と言っていましたが「下位2名」に入って落ちてしまっていました。今回はそのことを踏まえきちんと話をして複数本走れるように注意しておきました。

後でmrsd先生に伺ったのですが「全てを全力で走らない」というところが重要な「要素」です。トップ選手は最後の数本に勝ち残りをかけて「余力を残す」形で走ります。1本目から無駄に力を使って走っていると最後まで持たないからです。逆にそれほど走力がない選手は1本目から全力で走れば「勝てるチャンス」が生まれてきます。「下剋上」を起こすことができる。これが3本のみの勝負であればトップ選手には勝てないと思います。自分達で「戦い方」を考えることで「勝てない」選手に「勝つ」ことができる。そのチャンスを活かせるかどうかです。

結局2人ほど最初の1本でダウン(笑)。今回の距離は180mだったのでもう脚が持ちません。それほど走っていないというのもあります。本数を重ねる練習に対して免疫がない。最終的に5本目まで2人残ることができました。が、このグループは100m11秒台で100mHが13秒5の選手とOGの選手がいます。うちの400m選手と100mH選手の二人は同じ組です。この組から2人しか残らない。これはかなり厳しい。選手は「1人が犠牲になって他の二人の邪魔をしてでも勝ち上がれ」という話をしておきました(笑)。よく考えるとこの組から2人しか残らないので5本目で1人が邪魔をしたとしても次の6本目でやられてしまいます。失敗(笑)。5本目、最後の30mくらいまでうちの2人がOG選手に勝っていました。これは上手くいけば・・・と思っていましたが最後にスーッといかれて100mH選手脱落。3人での勝負になった時には400m選手は力尽きていました。無念。最後の決勝レースではその2人もkisiの100m選手に負けていました。流れもあると思いますが。難しい。経験が必要ですね。

初めての砂浜。大きな経験でした。この砂浜練習を導入しようと思ったきっかけは20年くらいまでの末續選手のDVDだったそうです。200mで日本記録を出した前後で「砂浜練習」の様子を撮影したDVDをスポーツメーカーからもらったそうです。その時に何度も何度もそのDVDを見て「どんな意味があるのか」を考えたと。その中で「これは意味がある」と自分の中で理由が明確になったのでそれを練習に取り入れた。「流行り」の練習なども色々試してみる、考えてみることがあるが「本質的な理解」の部分で「効果はない」「他の方法のほうが良い」と判断して切り捨ててきたということでした。だから「ベース」になる練習はずっと変わらない。これはrknに以前行ったときにsbt先生も言われていました。

やはり「工夫」の部分だと思います。どうやって「力を高めるか」という部分です。ほとんどの練習は「パクリだけど(笑)」と言われていました。大半の練習は「他の人の真似」から始まります。それを昇華させて「オリジナルの練習」になる。本当に面白いなと思いますね。

少し早めに練習を終えて宿舎へ。倉敷美観地区を散歩。部屋に戻ったころに選手から「美味しそうなラーメン屋さんがありましたよ」という報告を受けたので言われるままに行く。が、19時まで営業と書いてあったのに17時半くらいに閉まっていました(笑)。せっかく進めてもらったのに。ホテルに戻る途中に見つけたラーメン屋さんに立ち寄る。元々このお店に前日行きたかったので。煮干しラーメン。かなり濃い目の。美味しかったです。30食限定のつけ麺食べたかった・・・。

この日はmrsd先生からかなり濃い話を聞くことができました。上述の話も色々な話を聞く中で出てきた部分です(ラーメンの話ではない)。やはりこういうノウハウの話を聞くのは最高に楽しい。実際に見て感じた部分をストレートに聞くことができたのは大きい。本当に貴重な時間だったと思います。感謝しかありません。

また書きます。
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krsk合宿1

2023-12-19 | 陸上競技

金曜日から日曜日、岡山の倉敷に行ってきました。合宿です。これはかなり前からお願いしていて本当は11月の実施予定だったのですが「陸上教室がある」ということだったので予定が変わりました。できるだけ早くいきたいなと思っていました。冬季練習に入ってすぐに行くことで「どこを目指すか」というのが明確になるからです。どれだけ私が「今のままでは難しい」というのを話しても比較対象は「過去のチーム」です。転勤して一番最初の冬季に「誰も中国で予選を通過しない」と話をしましたが伝わりませんでした。自分たちはやっているという想いがあるからです。それは指導者側がどうにかできるものではない気がしています。以前はずば抜けたの力の選手が自然ときていた。それが「陸上をやっていた」という選手が集まってきて「IHで戦う」というのは本当に難しいことだと思っています。だからこそ「本物」を見る必要がある。

 

とにかく「差」を感じることが重要だという話をしていました。今の力では到底戦えることはできません。取り組みの「差」や戦うための意識の「差」は歴然です。無理やり作って中国大会に合わせてIHに出場できたチームとは全く違います。IHの4継で3位に入る。それがどれだけのことか。kyttbnは両リレー優勝しています。そのようなチームと戦うといってもよほどのことがなければ無理だと思っています。今回は「差」が何かを伝えたい。先日gt先生が来校された際、「hoshoのほうがよかった」という指摘を受けました。準備や練習に対する部分は間違いなく「普通の学校」であるhoshoの時のほうが上でした。これは1年次に今回と同じようにkrskcに行ったり、大阪のmtm先生、宮崎のtks先生のところに行ったからだと思っています。「本物」に触れることが早い段階でできたので短期間で組織が変わったのだと思っています。私の力ではない。

 

だからこそこの合宿を早い段階で実施したかった。今回は複数の学校も参加されていました。先日1・2年チームで46秒80を出したkisi高校も。こうなると中四国合宿に行く必要性は本当にないのではないかなという気もしています。この合宿で中国地区のほとんどの要素が解決します。特にうちのように「未熟」なチームは大きな刺激を受けることになると思います。あまり多くの情報量が入ると選手が処理できなくなるのでそれはそれで問題となります。本当のことを言えば「単独」で参加させてもらえるともっともっと「差」を感じられたのではないかなと思っています。普段の練習、普段の雰囲気、普段の取り組み。ここを見れるかどうかは大きい。合宿ではどうしても別の要素が入ってきます。それでも今回のような機会があるというのは間違いなく成長を促すことになります。

 

土曜日、明け方に大雨が降りました。それにより予定されていたグランドでの「サーキットトレーニング」ができなくなりました。それでも学校の敷地内を大きく使ってのサーキット。普段よりも大きくなるので休憩が長くなることと。一度に見渡せなくなるという部分がありました。それでもグループリーダーがいてその選手に引っ張ってもらう状況でした。OGの選手も複数名参加してくれていました。IH優勝者やIH入賞者が普通に参加してくれています。この部分が目に見えない「力」になっていると思います。OGから「指摘」されることも多いかもしれません。時々来て指摘するというのではなく毎日の練習の中で「指摘」されると大きな違いが生まれると思います。ひょっとすると何も言わないかもしれません。行動で示しているかも。やり投げでIH優勝した選手は「朝練」も参加して誰よりもやっているということでした。午後の練習にはスプリントのOGも16時から参加、やり投げの選手も参加。毎日の取り組みが「ハイレベル」になる。やり投げ選手、恐ろしいほどストイックでした(笑)。

 

8年くらい前(7年?)に参加した時とサーキット種目に大きな変更はありませんでした。マイナーチェンジを繰り返しながらやっているのだと思います。見ていると本当に面白いですね。明らかな差を感じる部分がありました。私もかなり「トレーニング」はします。冬季練習になってやっとやりたいことができ始めたかなと思っています。しかし、「タフさ」と「強さ」が違うなという印象。シーズンを通じてかなり「体作り」をされているのだと思います。筋力を上げるだけではなく「爆発力」がある。ここは今のうちに圧倒的に不足している部分だと思っています。パワー系の走りをするというのではない。しなやかな走りをしますが「出力」が高い。ここは大きな「差」だと感じました。

 

更には「ジャンプ系」の種目が多い。今のうちは「基礎筋力」の向上がメインになっています。そのためにはベーシックな補強が多くなる。これはkyttbnも同じですがホッピングやハードルジャンプなどの「瞬発的な動き」が多い。私は小心者なのでやらないのですがアスファルトの上でもホッピングなどを実施していました。こういう部分でも大きな差を感じました。私ももっと考えないといけないなと。


細かいところを見ながらでした。今私がやっていることに照らし合わせて考えていきました。視点の部分です。股関節周辺から動かす部分だったり、動きなら鍛えるという部分。やはりベースはここに置きたいと思っています。きちんと止める部分は止める。


あとはこの冬にタバタをやりたいと考えていました。そのタイミングで腹筋をタバタで鍛えるというのがありました。めちゃくちゃタイムリー。時間もそれほどかかりません。回数で決めるのではなく時間制でやる。他の補強もほとんどが回数制ではなく時間制。ここには間違いなく意図があると思いますね。以前から話を聞いていましたが、競技力に差がある。その時にそれぞれに対する負荷も関係してくる。だからそれぞれに合った負荷にするために時間制にしていると言われていました。それぞれが最大限に取り組めるように。工夫だと思いますし、チームの現状に合わせてどのように練習を組み立てるか。私自身も様々な視点から見ていきたいなと。


午前中はサーキットと補強でした。見る時間を増やすことが必要だと改めて感じました。また書きます。

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短距離合宿4~2日目午前~

2023-12-15 | 陸上競技

記録として。内容が多いので書いていると時間が足りなくなります。まー元々足りていないのですが。ある程度頭の整理のためには書いておきたい。毎日blogをかけるときには常にメニューについて考えていました。今は「振り返り」が十分にできていないところああります。良くないですね。

 

合宿2日目。午前中は少し走ろうかなと思っていました。とはいえ、どれくらいの内容ができるのか分からない。普段の疲労度と今回の疲労度の違いも分かりません。確認をしながらですね。

 

軸系  2 人 1 組で実施  身体のラインを意識


ダイナマックスアップ

 (1)真上投げ 3~4人1組 各自10回ずつ

 (2)フロント投げリレー 3~4人1組 100m程度 1往復 フロント走&バック走

 (3)バック投げリレー 3~4人1組 100m程度 1往復 フロント走&バック走

ここはほぼ遊びです。身体を動かすことが目的。この段階で少し声掛けをしました。きちんとした練習をするためです。声を出したりしながら前向きにやらなければ効果は上がりません。「なんとなくやる」というのではなく「正確にやる」ことが重要。普段の練習の姿がこういう部分で出てくるのかなと。鍛えられているかどうかも影響してくると思います。

 

バランス系 すべての種目で「軸」と「体幹の締め」を意識する

片脚支持40回 J5 回 T 字 B40回 J5 回 倒立 20 秒


DM 投げ∞ 速く強く投げる 6ずつ

この辺りは前日の練習の続きですね。毎回同じことをやるというので「少しずつできるようになる」という経験ができます。色々なことをやるというのも重要かもしれませんが「変化を感じる」ためには何度か同じことをやって「覚えていく」という練習が必要になると思っています。正解かどうかは相変わらず分からない部分ですが。

 

ハードル軸ドリル  上半身・下半身の共動 軸感覚 スイッチング
(1)ハードル 横 リズム (2)ハードル 前後 リズム

人数が多いとこの手の練習は効率が良くないなと感じました。フレキハードルの台数が限られているので硬いハードルを使うことになる。そうなると女子選手は怖がってしまって正確にできなくなる。以前はフレキハードルがなかったのでこれが「当たり前」でしたが今はフレキハードルを使うのが「当たり前」になります。感覚も違ってくるのでこちらも注意しないといけないと思っています。skyでやれば道具はあるのでできたのかもしれませんが。反省課題ですね。

 

台ドロップ  乗り込み動作&軸固定 連続 5 台  接地して固定の繰り返し

ここも前日と同じ流れ。しつこいと思われるでしょうね。個人的には「同じ動きの繰り返し」というのが好きです。その中で変化を感じられるからです。間違った動きを何度もやるというのはよくないので「正確にやる」というテーマの中で実施しています。縦の動き。負荷的にはかなりかかるのでこちらも考えないといけないなと思ってはいますが。短期間の合宿なのである程度の負荷をかけることができるかなとは思っています。

 

ドリル

(1)チューブもも上げ(トントン)→直線的な足運び。慣性モーメントを最小にする。

ハードル❶歩行→股関節を大きく使う。高い位置で動かして前まで運ぶ。上から下の移動。

ハードル❷サイド入れ替え→重心移動。上から下の移動。フォローレッグの切り替え。

ハードル❸連続→軸を保ったまま足を前に運ぶ。❶の動きをリズムで。体幹の締め。

ハードル❹ワンステップハードル(5足)→まとめる動き。抜いた足を前まで持ってくる。

 

実際は冬季練習の2期に入るのでワンステップハードルを5足→10足に伸ばしていきます。重心移動を生み出すためです。いきなり重心移動を大きくすると崩れてしまいます。届かないので膝から下を振り出して距離を取るような動きになってしまう。これは絶対にやりたくない。だから学校では1か月間「5足」でやってきました。シーズン中は最大15足くらいでやっていますが(13足だったかも)。うちとしては週明けの練習から10足に移行しようと思っていました。段階的にですね。

 

スパイクを履いて


⑩スピードスキップ 40m DM-N

○片足スキップ スイングで身体を進める 引き出した時に腰の移動を作り出す
※スプリントは「膝の引き出し」と「腰の移動」のタイミングが重要になる。片足スキップで「膝」が引き出された時に「腰」が前に進む感覚をつかむ。「力の方向を換える」の一番重要な練習となる。

片足スキップを実施しました。これも本当はskyで第2期から実施しようと思っている内容です。元々私は個人的に「スピードスキップ」と「シザース」を練習に入れていました。今シーズンから指導をさせてもらって「IHに行くために」ということを最優先したので細かい部分ができませんでした。この冬から来年に向けての準備をしています。そこで「絶対にやりたいこと」を。上に浮くようなスキップではなく水平方向に進むスキップ。それも片足でできるだけ早く方向を変える。この辺りもその意味を説明しながら実施。

 

⑪スピードシザース  空中でのタメ  速いリズム


シザース DM

重心が少し前にある段階で膝の引き出しを行う(股関節を広げる)突き出し


シザース

※「膝の引き出し」で「腰の移動」が行われる。DM では「膝」が引き出されるときに DM を前に突き出すことで「腰」がついてくる感覚を作る。シザースの動きでは「引き出し」も重要だが、「タタ」の切り替えのところが重要となる。引き出して着地する際、できるだけ素早く足を切り替えること。

 

膝の引き出しとDMの突き出しのタイミングを一緒にする。膝が引き出されている間に空中で移動する部分です。スイッチングと相反する部分があるかもしれませんが。ピッチを上げながら膝の引き出しで重心移動を作り出す。最初は上に浮く感じでいいと思っています。段階的に水平方向への移動を生み出していくことが重要になるかなと。見ていると「膝が開く」選手が多い。更には股関節が開かない選手も。こうなると意味がなくなります。「膝が開く」に関しては将来的に締めれると方向が定まってくると思います。

 

見ていて「タタタターン」のほうがやりやすいなと感じたのでもう少し本数を追加。連続だと難しくても間に走る動きが入ることで助走ができる。余裕が生まれるので動きも正確にできるようになります。こちらのほうがいいですね。配布した資料の内容に「タタ」速くと書いています。ここは間違いなく「タタタターン」の前半部分のことだと思います。前任校ではかなりの頻度でやっていたのにいつの間にか忘れています。指導を離れるというのは怖いですね。自分で「必要なこと」を忘れてしまいます。

 

BDM 走

50mB×2-50mDM×2-スプリント60m


1・2本目は腕が使えない中での動き。膝の引き出しだけで体を前に進める。Bを頭の上に持ち軸を作ってからスプリントを行う。前になると前傾しすぎてしまい足が流れてしまうので注意が必要。DMは重心が身体の少し前になる。前に進みやすい形になるので膝を引き出して走る。スプリントはその感覚を生かして最大スピードを出す。

 

という練習です。まー私の好きな練習。本当はこれにT走を含めるともっと足の動きが確認できます。B走もDM走も腕が使えません。そうなると推進力を生み出すのはフォローレッグのみ。そこを意識づけるために片足スキップやシザースを事前に入れています。「なぜこのタイミングでやるのか」というのが重要だと思っています。適当に配置していると思われがちですが、重要なのは「タイミング」だと思います。他のタイミングでBDMを入れるのではなく「意識づけ」をしてからやっていくから意味がある。個人的な感覚なのでどうかなと思いますが。

 

午前中はここまで。案外動いています。こういう部分は重要かなと。普段やらない選手にとっては身体中が痛くなっている可能性があります。股関節周辺の筋肉に刺激が入っているのできついと思います。やはり詰込み型ではなくて「長期的な考え」のなかで計画的に練習をしていくことが重要だと思っています。私は適当のようでそれなりに考えています。自分の身体で体現できない部分をどうやって選手にやってもらうか。イメージだけ先行するのではなく「選手に合った内容」にする必要があると思っています。

 

長々と書きました。記録しておきます。

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短距離合宿3

2023-12-14 | 陸上競技

続きを。

 

午後からは3時間程度練習時間が確保できるということだったのでもう少し丁寧に短い距離までやろうかなと。最初は午前中の復習として。走る前の段階で必要となる動きを。毎日やってもいいくらいの練習だと考えています。

 

軸系 2 人 1 組で実施 身体のラインを意識


バランス系  「軸」と「体幹の締め」を意識する

片脚支持40回 J5 回 T 字 B40回 J5 回 倒立 20 秒


DM 投げ∞ 速く強く投げる 6ずつ

 

ハードル軸ドリル 上半身・下半身の共動 軸感覚 スイッチング

(1)ハードル 横 リズム (2)ハードル 前後 リズム

 

ハードルリズムスキップ  股関節柔軟性 上半身・下半身の共動 腸腰筋 ハードル5台

(1)進行方向の足上げ (2)逆足上げ (3)両足交互

刺激を入れた股関節周辺をできるだけ速く動かす。リズム感も必要になってきます。切り替えの早さや巧緻性なども求められる。単純に「鍛える」というのではなく「使える」ようになることが重要だと考えています。この部分をどう取り組むかですね。様々な方法を使いながらだと思っています。

 

ハードル股関節
(1)リズム抜き 10 台×6本 (6足長)

股関節を大きく動かしながら前に進む(ストライド増加の基礎)。ここは柔軟性を高めるような練習ですね。「鍛える」ことから大きく動かすことが求められます。股関節から大きく動かせるようにならないとどうしても「走り」の改善はできなくなると思います。基本的な考え方として「バランスよく強化したい」というのがあります。飽きずに色々なことをやっていくことで走りを作っていければいいなと。苦手な選手が多かったですね。上手く使えない。多分弱いのだと思います。

 

DM 投げ with 台

台から降りて力を逃がさずに DM を前方向に投げる。接地した瞬間に力を逃がさないことが重要。 午前中にやった「固定系」の練習の延長。もらった力をDMに伝えて遠くに投げるというものです。着地した時に潰れてしまったり、力を逃がしてしまう選手も出てくる。きちんと伝われば遠くに勢いよくDMが飛びます。本当は「重さ」を変えて2種類やるといいと思っていますが道具の関係上2キロだけで。

 

台ドロップ  乗り込み動作&軸固定 

午前中の復習。ここでは連続で行いました。見ていると「上から下」に入るのが難しい。台から降りるときに斜めに入ってしまうのでブレーキがかかる。台に上るときには通常よりも早く接地することになるので「上から下」の意識をするために工夫する必要があるなと。足が回る選手も多くここをどのようにして改善するかが重要になると感じました。

 

ドリル

(1)チューブもも上げ(トントン)→直線的な足運び。慣性モーメントを最小にする。

最もベーシックなドリル。チューブを使いながら直線的な足運びを覚える。やってみるとできない選手が複数名いたので「強く引く」形でも何本か実施。「切り替え」を意識したもも上げをしたいのですが、その「前段階」ができていないので「足運び」を重視した練習も取り入れる。この部分は見てみないとわからないところなのでメニューなどの変更の要因になるなと思います。


ハードル❶歩行→股関節を大きく使う。高い位置で動かして前まで運ぶ。上から下の移動。

ハードル❷サイド入れ替え→重心移動。上から下の移動。フォローレッグの切り替え。

ハードル❸連続→軸を保ったまま足を前に運ぶ。❶の動きをリズムで。体幹の締め。

ハードル❹ワンステップハードル(5足)→まとめる動き。抜いた足を前まで持ってくる。

 

ここも基本となる練習。足運びの意識から股関節を大きく動かす、切り替えるという流れ。どこでもやっている練習ですね。意識するポイントを何度か説明しながら。「どこでもやっている」というのは「やりやすい」という部分だと思います。しかし、正確にできるかどうかは大きな話だと思っています。きちんとできない学校の方が多い気はします。

 

スパイクを履いて


スティックもも上げ  動きの正確性を保ちながら最大限の速さで実施

スプリントの基礎的な動き。もも上げ。足を前まで引き出す。直線的な足運び。※速く動くとその場足ふみのようになってしまう。持ってくる足が軸足をきちんと越える。その中で最大限のスピードで動く。腸腰筋への負荷は高い。やはり「回る」選手が複数名出てくる。この前にあれこれ時間をかけてやる必要があるでしょうね。とはいえ、限られた時間の中でやるとなると「省略」される部分も出てくる。これが1回ではなく繰り返し指導させてもらえるのであれば確実に変化すると思います。陸上教室を継続してやりたいという思いがさらに強くなりますね。

 

スプリント練習

〇腰押し(2.5 足 or3 足)  構えを作って腰を押してもらう。水平方向に。

※重心の移動を大きくする。慣性の法則。一歩目の接地部分も意識。この辺りから実際の走りに必要な動きを入れていきました。一歩目でどれだけ重心が動かせるか。小さく動くのではなく膝の引き出しを使って前方向に動く。自分では十分な移動が作れないので誰かに腰を水平方向に押してもらって感覚を作る。この部分は非常に効果的だと思います。あとは接地の角度も重要になってくるのでそのあたりも細かくやりたかったのですが時間が・・・。


〇マーク 5 歩

最初の 5 歩のリズムを作る。重心移動を作ってからの動きの確認。本当は水平方向の移動を確認するためにチューブを使うといいなと思うのですが、ある程度コツが必要になるのでマーク5歩にしました。強く引っ張ってしまうと「やりたいこと」ができなくなってしまうので。最初の5歩の足運びがどれだけできるかだと思いますね。接地の角度も含めて。


〇スイッチスプリント

間をスプリントで駆け抜ける。ピッチを最大限上げるための練習。重心移動+ピッチアップ。これは少し助走をつけて最大ピッチで走る練習です。この冬に「絶対に必要だ」と思って取り入れています。これは単純に走るだけではなく「マーク」を置くことで重心移動を作る練習になります。小さく速くは誰にでもできますが、大きく速くはできません。そのために何をするかですね。ゆっくり走るというのではなく「最大スピードで走る」というのが練習の特徴かもしれません。負荷も大きくなりますが。

 

〇スイッチングラン 

10m程度の助走をつけてからのスプリント。切り替えを意識して行う。移動しながら最大限のスピードで動く。自分に合った距離で。決められた距離の中で素早く動くことが重要。間でどれだけピッチが保てるか。間を3歩の交互で走り抜ける練習。中間でのピッチアップと維持ができるように。

 

最後のスイッチングランは時間の関係で巻きで実施。本当は細かい部分を指示してやるとよかったと思いますが。走練習としてはそれほどではないのですが、かなり走っていると思います。もう少し時間があればいろいろできたのになと思っています。とはいえ、限られた練習の中で全てはできないと思っています。正直、お金は必要ないので「指導する機会」を与えてもらいたいなと強く感じました。クラブチーム化を考える必要もあるかもしれないなと結構強く感じた部分です。これだけで練習としてはかなり中身の濃いものになっています。選手にとってはプラスになっているのかどうか分かりませんが。それでも必要なことだと思っています。

 

とりあえず記しておきます。1日目はやりたいことはそれなりにできたと思います。

 

 

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短距離合宿2

2023-12-13 | 陸上競技

続きをざっくりと。

 

1日目の午前中は講義が1時間程度。そこから90分くらいの練習となりました。多くのことをやるのではなく「必要な要素」をやるだけです。やった内容をそのまま載せておいてもいいかなと思っていますが。補足を加えながら書いておきます。

 

12月9日 土曜日 1日目午前中

軸系  2 人 1 組で実施 身体のラインを意識


自分の身体の軸を意識するための練習。身体の中心部分から力を発揮することが重要。手足を押さえるが手や足を意識するのではなく身体の真ん中から行うことが重要。これはオリジナルです。毎回試合の時にやっています。身体の中心から力を発揮するための練習。案外負荷がかかります。身体の中心から力を出してそれから先の動きに繋げていくという流れですね。


バランス系 すべての種目で「軸」と「体幹の締め」を意識する

片脚支持40回 J5 回 T 字 B40回 J5 回 倒立 20 秒

ここでは片足でジャンプする練習を入れています(J5)。ジャンプしてから軸足で支える動きです。着地したときに軸足が曲がってしまうということは「力を逃がす」ことになります。先ほど作った軸の部分を「走り」に繋げていくための意識づけです。

 

DM 投げ∞ 速く強く投げる  5種目 6回ずつ

この練習はほぼ毎日やっています。人数が多くなるので難しかったですが。筋力的な差もあるのでskyの選手は遠慮して投げていました。本当は最大筋力を発揮するために強く速く投げる必要があると思っています。ウエイトなどをして筋肉を太くするのではなく「細くしなやかに」をモットーとしています。爆発力を上げるためにもこの手の練習は有効かなと。

 

固定系
 1.スクワットジャンプ  2.両足ジャンプ  3.片足ジャンプ


地面に脚が付いた瞬間に「体幹」を固めるイメージで実施。足首、膝、股関節が曲がると力が逃げてしまうので注意が必要。ここも関節で力を逃がさないための練習。回数は多くできませんが「締める」感覚を作るためには必要な要素かなと思っています。

 

反発系 地面からの反発を身体で受け止める 4種目


台から降りてのジャンプ系です。鉛直方向への力の発揮。2 人 1 組では押される力に負けないように体幹を固める。「力を逃がさない」ための練習。タンブリングは重要。地面に大きな力を伝えてその反動をしっかりと身体で受け止める。タイミングが合えば自然に足が上がってくる。このタイミングで膝を引き出せは前方向に重心移動が生まれる。という感じです。。どのように力をもらうか。逃がさないか。これを反発系として感じながら。

 

ハードル軸ドリル 上半身・下半身の共動 軸感覚 スイッチング
(1)ハードル 横 リズム (2)ハードル 前後 リズム


最も基本となる「身体の軸」を体感するための練習。重心の移動を意識して接地した場所にきちんと体重を乗せていく。接地した瞬間に膝が曲がらないように「軸」を作る。接地脚が着くときには反対脚をきちんと切り替えて持ってくる。タイミングが遅れないように。※少しだけだが重心移動がある。接地した足にしっかりと体重が移動する感覚をつかむ。股関節周辺の強化にもなるので継続的に取り入れていきたい練習ですね。

 

台ドロップ  乗り込み動作&軸固定 連続 5 台 接地して固定の繰り返し


接地した瞬間に「膝」「足首」を固定する 反対側の脚を上げたときに大臀筋に力が入っておく 。※少し上に跳んでから行うと効果的。「上から下」「切り替え」の感覚を作る。着地時に軸足の膝が曲がらないように「固定」する感覚を作る。動きの基礎になる部分。「補強」の効果もある。「縦の動き(鉛直方向)」「地面に大きな力を加える」「力を逃がさない」「力の方向を変える」のすべての要素が含まれている練習。

 

と書いていますが、午前中は台を1台だけ使った練習となりました。時間がなかったので。この手の動きは難しいと思います。目の前で見ていて「できているかどうか」を判断する必要がある。どうしても「上から下」ではなく「斜め」の動きになってしまうのでやりたい動きではなくなります。潰れてしまう部分も出てくるので丁寧にやっていく。注意点はやはり「負荷が大きい」という部分だと思っています。本来であれば地面からの「反発」は「前方向に変換する」ことになります。だから「関節の固定」をしてもダメージはありません。しかし、台ドロップでは「止まる」という動作をするのでかなりの衝撃が入ります。「締める」ための練習にはなると思いますが、頻度を考えないと故障してしまうリスクもあるかなと。ここは状況を見ながらだと思ています。さらには「取りに行く」動きになること。重心が少し移動するので膝が開いてしまう選手が出る。直線的な足運びを習得できていない選手は足が回ってしまう。この手のことをしっかりと修正できれば誰でもある程度は走りが作れると思っています。

 

これだけの内容を90分程度で行う。流れが必要になります。どうしても「受け身」になってしまうので次への行動が遅くなります。ここをどうするかは大きなポイントかなと思っています。こういう練習会では普段とは異なる環境で異なる選手への指導になるからです。もっと効率よく練習ができるようになればいいなと思っています。とはいえ、やりたい動きになるかどうかはもっと重要です。人数が40人くらいであればアシスタントがいれば何とかなる気がします。

 

記録しておきます。選手に配ったメニューを参考に記事を書いています。分かりにくい部分もあるかなとは思いますが。お許しを。

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短距離合宿1

2023-12-13 | 陸上競技

やっと・・・。

 

12月9日10日の2日間、短距離合宿を行いました。高体連主催。今回は女子の短距離の指導をするということになっていました。今の私の状況の中で本当に指導の準備ができるのかという大いなる疑問を抱えたままでしたが。本当に時間がない。遊んでいるわけではないのに時間がない。これは恐ろしい状況だと思っています。それでもやるからには「意味のある時間」にしたいなと。指導することに関しては何かもらえるわけではありません。もらえるならもっとやるのかという話ですが。自分自身の時間を削ってでもなにかをやるというのは大きなエネルギーが必要になります。今は枯渇しつつあるのでそれができるかどうかという葛藤がありました。

 

土曜日の最初に「スプリントについて」という講義をしました。1時間程度だったでしょうか。これからやる練習に対しての「意味」を説明する時間かなと。専門的な指導を受けられる選手ばかりではありません。与えられたメニューを淡々と消化するだけかもしれない。もっといえば「自分で考えてメニューをする」という選手もいるでしょう。その状況で「何をしないといけないか」という話をすることは「なぜ練習をするのか」という部分につながっていくかなと。

 

「陸上競技」は「物理学」だという話をしました。やりたいことはそこに詰まっている。なんとなくやっているのではなく「~だからやっている」「これをやることで~が改善される」という部分が分かってくる。「縦の動き」「大きな力を伝える」「力を逃がさない」「力の方向を変える」という4つのテーマ。具体例などをスライドで示しながらやっていきました。進学校の選手などはかなりメモを取っていました。これは私的には面白さがあります。「欠乏」している部分に対して「与える」ことで埋めることができる。「求められる」ことに対して自分ができることをするというのが「楽しい」と感じる部分です。

 

さらには「慣性の法則」の話や「慣性モーメント」の話まで。それをどうやって走りに生かしていくのか。できるだけ簡単に話をするようにしました。「スタートを速くしたい」というテーマであれば「何が必要か」まで考えていく必要がある。SD練習をすればそれで速くなるのかという部分ですね。スタート局面に関しても「スタートの構え」「飛び出し」「一歩目の足運び「5歩のリズム」「ピッチアップ」「身体の傾き」など多くの要素があります。単純に「SD練習」や「30m×3本」を走ったら速くなるわけではない。練習の意味を考えてやっていくことは必須だと思っています。

 

時間は限られています。2日間でこのすべての要素を指導するのは到底不可能です。定期的に動きの修正ができるのであれば問題はないと思いますが。2日間ですべての要素を改善するのは無理。極端なことを言えば「1歩目」の改善だけで数日間かかります。それでも改善できないかもしれません。冗談半分で「細かい指導は有料」という話をしました。が、本当に「学びたい」という選手であればそれでも学ぶと思います。「経験則」だけで指導しているわけではありません。「成功体験」をそのまま他者に当てはめるような指導でもない。理論的に練習をさせたいなと思っているのでこの部分は意味があるだろうなと。求められるのであれば「部活動」から離れたところで活動したいなと思う部分が強くあります。もちろん、目の前の選手たちに対して何を与えるのかというのも自分の中での課題となりますが。

 

「知識先行型」にならないようにしたいと思っています。「有名な選手がやっている」からその練習をするというのは意味がないと思っています。個人的には本数を何本も重ねるような練習もそれほど効果はないと思っています。長い距離をガンガン走るという練習は気持ち的にも身体的にもしんどい。そうであれば「より効率よく練習をする」というテーマの中で練習を組み立てる必要があるかなと。そのための「ベース」になる考え方が伝わればいいかなと。今のskyの女子には「kanekoの指導を受けたい」と思って入ってきた選手はほぼ皆無です。勧誘にも行っていませんから、入学したらたまたま私がいたというだけの話。この4月から女子の練習を別に見させてもらっていますが、それも「偶然」でしかない。私の指導スタイルや指導内容に納得してはいないかもしれません。そこは常に自問自答しながらですね。

 

多くの情報を与えないようにしました。本当に基礎的なことだけ。「ベース」になる知識と理解があれば普段の練習の中でやっていることに対しても「意識するポイント」が見えてきます。短距離合宿に参加している。ひょっとしたら顧問の先生から「行くように」と言われただけかもしれません。目指す場所がどこなのかも分からない。面識もほとんどなく関わりもない。そこに対して「何が必要か」をその場面で考えていく必要があるのかなと。

 

まーそんな感じで練習を始めることにしました。基本、メインで指導。女性の先生が1~2名いたので協力をしてもらいながらという感じです。また書けたら書きます。やはり、「意味のある時間になったか」というのが私の中で疑問です。参加した選手にとっていみがあったのか。もっとやりたいと思えたのか。自己満足かもしれないので・・・。

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現状

2023-12-10 | 陸上競技
全く時間がありません。

金曜日の舎監からの県の短距離合宿。今回は女子短距離の指導を。詳しくはまた書きたいなと思います。体重が少し減ってきたのもあってある程度お手本を示すことができました。特茶パワー。

そしてそこから再び舎監という強行日程。これはかなりしんどいですね。

ちょっと休みます。明日以降内容は記録しておきたいなと思います。書ければですが。とりあえずゴロゴロします。
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あー

2023-12-07 | 陸上競技
全く時間が取れません。本当に。これは自分の人生の中で有用なことなのか。これだけ自分自身の時間が取れない事をどこまで受け入れるのか。「やるのが当たり前」という風潮であれば「あなたがやれば良い」と強く思います。物理的にも時間的にも肉体的にも私が全てやるのは無理だと思います。

「仕事はできる人のところに回る」みたいな言い方をされることがあります。いやいや、おかしいですよね?同じ給料をもらっているのに「やらない」という選択肢をしても同じ扱いなのか。今私が全てを投げ出したらどうなるのか。どうにもならないかもしれませんが。誰のためにやるのか。その感覚を持ちすぎなのかもしれません。結構やられています。絶対的におかしい。

そんなこんなもあり「短距離合宿」のメニュー作成まで届いていません。私的に木曜日の時点でメニューが明確に決められていないというのは辛い部分です。予定がたちたませんから。結局、手伝ってもらう人たちにもやりたいことを伝えることができません。練習の質が下がるのであればやらない方が良いという気もします。

今回の合宿に関してはうちの選手にとって何がプラスなのか考えさせられます。これは言い方は悪いですが中四国合宿も同じです。経験という意味では大きいかもしれませんが、補強や動きの部分に関しては学校でざっくりやる方が効率は良いと思っています。どうせ県内の合宿は私がやるのだから。それでも全体のことを考えるとやらないといけないかなと感じています。

こういう性格だから自分自身の時間の確保ができなくて、しんどい感覚になるのだと思います。本当に身の振り方を考えないと自分自身が「生きている」というのを感じることができません。毎日毎日何かに追われるような生活。全て流しながら適当にやれば良いのであらばそれが一番楽なのかなと。そうであれば今のような生き方はできないと思っています。もう全てを「生活を成立させるための時間」と割り切れば良いだけだから。

いや、本当にやばいと思います。能力が低いからあれこれ処理できないのかも知れません。その辺りも自認しながら。とはいえ、他の人が本当にここまでできるのか。見てみたいなという気もします。それくらいの状況です。

はぁ。本当に何やってるんだろう。
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どこに向かうか

2023-12-03 | 陸上競技
全くもってblogにたどり着いていません。体調不良からの回復はそれなりにしたのですが、他のことが忙しすぎて。遊んでいるわけではないのですが。

火曜日は息子を病院に連れて行って最高にキツかったのですが舎監だったので休めず。水曜日は朝職場に行ってあれこれやってから思い切って帰ることに。もう寝るしかないという感じだったので。生徒ともほとんど話していない気がする。

ヘロヘロだけど本屋に寄りました。「汝、星の如く」のスピンオフ作品が出ていました。購入しようかどうか悩んで他の人に相談。図書室に入れてもらうことに。年末年始に読もうかなと。そこから食事へ。




一番好きな「ラーメン屋」へ。お店の名前が「ラーメン屋」です。食べてから帰宅。ひたすら寝ました。もうこれでもかというくらい寝ました。

木曜日から考査が始まる。水曜日はテスト前日なので練習は休みにしていました。この日はある程度ということで。短い距離を中心に。このタイミングで私は午後から出張でした。初任校で一緒にラーメンを食べに行っていた同僚も来ていたので現状報告を。部活動のあり方についてかなり話をしました。どうこれから先活動するか。身の振り方を考えないといけないなと。ヘロヘロになりながら帰宅。

金曜日は考査2日目。練習はトレーニング中心。私はひたすら採点に追われる。グランドにも行くことはできました。少しだけ選手と話をする。この日の夕方は「補強を教えて欲しい」という中学生に個別に対応。私がやりたいのはこういうことなんじゃないかなという気がしていました。

そのまま舎監。舎監室でひたすら仕事。本当は短距離練習会の練習計画を立てないといけないのですがそこまで届かない。はぁ。

土曜日の朝は散歩。8.5キロ歩きました。

練習はそれなりに。翌日が休みなので少し長めに。ショートスプリントと専門練習。故障から復帰しつつある選手もある程度走れるようになっています。慌てずにやらないといけません。ある程度のところで終わりたかったのですが、「少し走っておきたい」という要望が前日にありました。正直、県体が終わってから走練習といえる走練習はしていません。最大で60mくらい。今後の練習会や合宿などのこともあって不安があったようです。

短短が120-90-60。短長が120-120-90。これでも今の選手にとって不安があったようです。実際走ってみたらかなり走れる。そんなものだと思っています。最後までスピードは落ちません。選手はこちらが「大丈夫」と話しても不安になるのだと思います。今回走れたので安心したと思います。年内は最大で120で良いと思っています。T走を入れるかもしれませんが、今すぐに試合があるわけではない。まずは身体作りと最大スピード向上です。走る量で対応するのではなく今やるべきことを考えてやっていく。

そしてこの日も舎監。少し早めに行って舎監室で休ませてもらいました。夕方くらいまでグダグダ。それでも短距離練習会の準備をしないといけないなと思い立って「技術的なはなし」のためのスライドを作成。今の子供達は聞くだけでは分からないんじゃないかなと思って。まーそこまでする必要があるのかどうかです。

日曜日の朝も散歩。ここは10キロ歩きました。良い運動。




まーこんな感じです。思うことは山ほどあるのですが。自分らしく生きるってどういうことかなというのも考えながら。どこに進むかも合わせて。

記録として。




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