人と会う約束があって、銀座に出た。
かつて存在しなかったブランドの店がいくつも並んでいるが、私には関係ない。
伊東屋で来年の手帳の中身を買い、教文館の本屋さんで何冊かを入手する。そんな、何十年前と“同じコース”、“同じ風景”に、少しほっとした。
東京の“変わらない風景”の一つに、昭和33年に完成した東京タワーがある。
近刊の『東京タワー物語』(日本出版社)は、誕生50周年を迎える東京タワーを題材にした、16篇のエッセイ集だ。
たとえば、開高健さんはその眺望を「永遠感覚」と呼び、沢木耕太郎さんは333㍍上空での電球交換作業を想像する。
また、川本三郎さんにとっては「都市の遺跡」であり、泉麻人さんは昭和30年代へのタイムスリップを語っている。
東京タワーという“変わらない風景”があるおかげで生まれた、まさに高層の競演である。
かつて存在しなかったブランドの店がいくつも並んでいるが、私には関係ない。
伊東屋で来年の手帳の中身を買い、教文館の本屋さんで何冊かを入手する。そんな、何十年前と“同じコース”、“同じ風景”に、少しほっとした。
東京の“変わらない風景”の一つに、昭和33年に完成した東京タワーがある。
近刊の『東京タワー物語』(日本出版社)は、誕生50周年を迎える東京タワーを題材にした、16篇のエッセイ集だ。
たとえば、開高健さんはその眺望を「永遠感覚」と呼び、沢木耕太郎さんは333㍍上空での電球交換作業を想像する。
また、川本三郎さんにとっては「都市の遺跡」であり、泉麻人さんは昭和30年代へのタイムスリップを語っている。
東京タワーという“変わらない風景”があるおかげで生まれた、まさに高層の競演である。
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