文化人類学者である山口昌男さんは、本の“目利き”としても知られている。
新著『本の狩人~読書年代記』(右文書院)には、約半世紀にわたって書かれた本に関する文章から、単行本未収録のものが集められた。
未読の本がたくさんあるにも関わらず、また専門書が多いにも関わらず、すっと読めてしまう。いわば<書評の教科書>だ。
また、専門書以外にも、竹中労や小沢昭一などの著作も取り上げ、その価値をずばりと指摘しているのが嬉しい。
この何日間か続いていた「高校訪問」が、昨日で終わった。
教員が直接高校の進路指導の先生方と話をさせてもらうのだ。これは大学の広報活動の一つであり、少子化時代の入学者対策でもある。
私は、すでに北海道の大学で経験していたが、本学としては今年初めて行われた。
高校もまた、時代と共に変化しており、大学の教員が自身の高校時代のイメージのままだと、間違うことも多い。少なくとも、高校の現状に触れるという意味で、高校訪問は悪くないと思っている。
面白いのは、校門を入っただけで、それぞれの高校の、独自の雰囲気があることだ。
古い校舎でも、ピカピカにして使っている高校がある。すれ違う生徒たちが、何者か知らない我々(複数の教員で回る)に対しても、「こんにちは」と挨拶をしてくれる高校がある。非常に熱心に、こちらの説明を聞いてくださる高校がある。
本学全体も、メディア学部も、それぞれにカラーがあり、100人の高校生の全員にマッチしているわけではない。逆に、1人でも2人でも、「ここで学べてよかった」と思ってくれる学生が来てくれれば嬉しい。
新著『本の狩人~読書年代記』(右文書院)には、約半世紀にわたって書かれた本に関する文章から、単行本未収録のものが集められた。
未読の本がたくさんあるにも関わらず、また専門書が多いにも関わらず、すっと読めてしまう。いわば<書評の教科書>だ。
また、専門書以外にも、竹中労や小沢昭一などの著作も取り上げ、その価値をずばりと指摘しているのが嬉しい。
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この何日間か続いていた「高校訪問」が、昨日で終わった。
教員が直接高校の進路指導の先生方と話をさせてもらうのだ。これは大学の広報活動の一つであり、少子化時代の入学者対策でもある。
私は、すでに北海道の大学で経験していたが、本学としては今年初めて行われた。
高校もまた、時代と共に変化しており、大学の教員が自身の高校時代のイメージのままだと、間違うことも多い。少なくとも、高校の現状に触れるという意味で、高校訪問は悪くないと思っている。
面白いのは、校門を入っただけで、それぞれの高校の、独自の雰囲気があることだ。
古い校舎でも、ピカピカにして使っている高校がある。すれ違う生徒たちが、何者か知らない我々(複数の教員で回る)に対しても、「こんにちは」と挨拶をしてくれる高校がある。非常に熱心に、こちらの説明を聞いてくださる高校がある。
本学全体も、メディア学部も、それぞれにカラーがあり、100人の高校生の全員にマッチしているわけではない。逆に、1人でも2人でも、「ここで学べてよかった」と思ってくれる学生が来てくれれば嬉しい。