あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

ロバート・アルドリッチ監督の「アパッチ」をみて

2014-09-09 14:12:36 | Weblog


bowyow cine-archives vol.692


1954年ユナイテッド・アーティスト製作の先住民が主人公の西部劇なり。

アパッチの酋長ジェロニモが投降したあとを、バート・ランカスター演じるマサイが孤軍奮闘するという、フィクションのような実話の映画化である。

面白いのは、マサイが逃亡中にチェロキー族の男からモロコシの種をもらい、これを畑に植えること。

白人と同じような安定した農業生活に入っていくことで、あれほど白人憎しで凝り固まっていた武闘派が、突如武器を捨てて帰順するという成り行きは、いかにもご都合主義のようにみえるが、ある種の歴史的必然性を踏まえていたことが、唐突に映画が終わった後で分かってくるのである。


 なにゆえに錦織選手で大騒ぎするのかいいニュースがひとつもないので 蝶人

コメント
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