bowyow cine-archives vol.742
2005年製作のフランス・イタリア・ベルギー・日本合作映画なり。
「ノー・マンズ・ランド」の ダニス・タノヴィッチは映像美に凝る監督であるが、その度が横に過ぎて、主題や物語や人物の造形を前に進めることを怠るという欠点があるが、この作品でもそれが出た。
要するにエマニュエル・ベアール、マリー・ジラン、カリン・ヴィアールの3姉妹の「地獄」(原題)のような男性体験を描く映画なのであるが、彼女たちの母親役になんとキャロル・ブーケが出演しているのには驚かされる。まるで鬼婆のようでした。
またちょっとだけジャン・ロシュフォールが顔を出していたので、懐かしかった。
しかしエマニュエル・ベアールの相変わらずの体当たりの演技には圧倒されますなあ。
藤沢の「ピーターパンダ」の食パンは他のどこより美味しいパンだ 蝶人