西暦2025年如月蝶人映画劇場 その2
闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3924~28
1)エマニュエル・フィンケル監督の「あなたはまだ帰ってこない」
夫をゲシュタポに捕らえられたヒロインが耐え忍ぶ苦渋の日々を描く2017年のマルグリット・デュラスの自伝映画。せっかく夫が奇跡的に生還したというのに、別の男の子供を産みたいというヒロインは醜い。
2)イヴァーノ・マッテオ監督の「すれ違い」
富裕な初老の夫婦が義侠心からたちんぼうの売笑婦を救おうと自宅で囲っていたが、それが家族崩壊寸前にまで至る2015年のイタリア映画。
3)コリー・フィンリー監督の「見えざる手のある風景」
異星人に占領された地球で抵抗画を描く主人公と家族たちの不可思議な交流を描いた2023年の秀作。
4)ジョン・ウエルズ監督の「8月の家族たち」
メリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツなどが芸達者なところをみせる2013年作品で、父サム・シェパードの葬儀に集った家族たちの本音と建て前を抉り出している。
5)ダニー・ボイル監督の「イエスタデイ」
2019年の訳の分からん音楽映画。そもそも大停電で万人からビートルズの記憶が失われたという前提が阿呆すぎる。
来月の今日の予約を入れたけど無事行けるかは神のみぞ知る 蝶人