こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

友愛総理に期待すること

2009年10月06日 | 日々思うこと、考えること
最近読んだ本の中にこんな一節があった。
  多くの患者さんと話をすると、どの職業の人も「以前よりゆとりがなくなった」と言います。この三年くらい「自己責任」「合理化」が強調される社会となり、一九九八年以来、日本の自殺者の数は年間三万人を超しています。定年を迎える六〇代以上の人々はウォーキングや山歩きに励み、世界でもっとも健康維持に力を注いでいる国民ですが、四〇~五〇歳代の健康管理が悪すぎます。(岩波新書 腎臓病の話)

これというのは、働いている人間はそれこそ”馬車馬”のように働くことがよしとされ、定年まで”生き延びた”人間だけが、長生きしてよい生活をすればよいという社会になってきているということだろう。私自身、いつも追い立てられている気がする。変人総理が導入した競争社会、自己責任社会というのに、はじめは同調していたが、私自身も巻き込まれることになるとは思わなかった。
そして、これが“どの職業の人”も感じるようになっていたとは・・・
だけど、健康維持を定年後に始めるのでは遅すぎるので、ささやかながら、通勤にウォーキングを取り入れることにした。

政権が変わって、友愛総理(友愛社会の厳密な定義はよく知らないが)となったが、彼には今の身も心もゆとりがなくなってしまった社会を、手に手を取り合って皆で助け合いながら暮らしていける社会に変えて欲しい。