2009年11月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1373ページ
■恋する男たち (新潮文庫)
女流作家の描く男性像。「最後の恋」と続けて読んでみたが、これほど落差があるとは。細かい心理描写が欠落していて、男性心理がすごく単純化されている気がする。たしかに、男の存在意義は女性を求めることで、それをとったら大したものは残らないのだが。時代に取り残されたおじさんや、井上靖やヘッセの中に出てくるような少年の描写ではなく、家庭なり、職場なり女性と対等に存在して、頑張っている現在(今)の男性の心を描写して欲しかった。
読了日:11月28日 著者:篠田 節子,唯川 恵,松尾 由美,湯本 香樹実,小池 真理子,森 まゆみ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3946222
■最後の恋―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)
人に愛されるのではなく、人を愛せることが、男女を問わず幸せなのだと。 以下蛇足になるが、私は、"薄っぺらい細胞(本当はこの表現は誤っている)"の診断を生業としているが、病理医の仕事というか、よく知らない不可解な連れ合いの仕事も、愛の深まりとともに理解していってくれるだろうか?ちなみに、ビールをうまそうに飲むのには自信がある。
読了日:11月25日 著者:阿川 佐和子,沢村 凛,三浦 しをん,柴田 よしき,乃南 アサ,谷村 志穂,角田 光代,松尾 由美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3924029
■老人と海 (新潮文庫)
過去を糧に、前に進んでゆく老い。これから老いていく私が心に刻みたい生き様です。
読了日:11月19日 著者:ヘミングウェイ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3849327
■アドルフ (岩波文庫)
傑作。 おわり まで読んで、初めてわかります。頑張って読破して下さい。
読了日:11月12日 著者:コンスタン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3755681
■地下室の手記(光文社古典新訳文庫)
150年前にはもう、ロシアでは金と部屋さえあれば簡単にひきこもりになることができたということに驚いた。こういう「お前ら」的な人間て、昔(たぶんこれよりずっと昔)からいて、いろんなことほざいていたんだろうな。このころ、2chがあったらこの作品は生まれなかったろう。
読了日:11月08日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3704467
■クリスマス・カロル (新潮文庫)
心を入れ替えた目的が何だったのか、私にはわからなかった。
読了日:11月03日 著者:ディケンズ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/3707544
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