こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

やっぱり、この仕事が好きなんだろう

2017年03月24日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと

診断をしていて、ふと我に返ってモニタの右下の時計を見ると17時半だった。

「もう、こんな時間か。迅速(診断)が14時過ぎだったから、それが終わってから2時間半。あっという間だなー」と思いながら、少し伸びをする。窓の外はまだ明るい。あっという間に春が来ている。

病理の検査技師と世間話をすることもなく(技師さん同士も無駄話はしていない)、半日が過ぎる。

臨床医は患者さんのみならず、いろんな人と話しながら仕事をする。ところが病理医は誰とも口をきかず、もくもくと仕事をやっているけど、こんなのって平気なものなのかなと思うが、たぶん平気なのだろう。こうやって、顕微鏡にしがみついて、所見を導き出して、診断を決め、診断書を必死に書く。そんな病理医の仕事が好きなんだろうなと気がつき、好きな仕事をやっていられることがちょっと嬉しくなる。

そして、気を取り直して、まだまだ片付かない標本の山に戻る。

 この職場もあと少し

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