こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

私はまだまだ男性視点

2024年04月09日 | 妻の名言
細目に窓を開けて写真を撮ろうとしただけでびしょ濡れになるほどの強い風雨。
花散らしの雨とならなければ、明日からはしばらく晴天で絶好のお花見日和が続く。

昨日、駅のエスカレーターで盗撮犯を捕まえ損ねた。
私を不自然に追い越して、私の前の女性との間に入り込んだ男がいて、よもやと思い、その男の手元を覗き込んだらレンズを上に向けてスカートの中にスマホを差し入れているのがみえた。

 おまえ、なにしてるんだ

ととっさにそいつの襟首をつかんで、

 こいつ女の子のスカートの中の写真を撮ってるぞ

と叫んだら、私の後ろにいた男性も一緒に飛びかかってくれて押さえつけようとしたのだが、下りのエスカレーターの上まで引きずられてしまった。
ステップの下を覗き込んだら、このまま転がり落ちたらこちらが大怪我をしそうだと一瞬怯んだところで、振り切られ、脱兎の如く逃げていった。

ホーム上で押さえつけたら良かったのかもしれないが、残念ながら私には格闘技の心得はなく、取り逃してしまった。
役立たずといえばそれまで。
駅前の交番に、女性とその友人とで行って状況を説明した。
盗撮犯と揉み合った時に左手の薬指を捻挫してしまい、今日は朝から猛烈に痛い。

ああいうのは見逃してしまったほうが身のためだったろうか。
もしかしたら逆襲されてナイフででも刺されていたかもしれない。
そもそも私はなぜとっさに捕まえようとしたのだろうか。

妻にことの顛末を話したとき、私が

 あんな短いスカートじゃあ(そういうことをされても仕方ないよね)

と同意を求めて言ったら、

 そんなことないわよ、あれはオシャレなんだから(何も悪くないわ)

と返され、続けて、

 そもそも欲情してそんなことをする男の方が悪いのよ

とピシャリと言われた。
そうか、オシャレと考えたらそのことに罪はない。
まだまだ私は男性視点で社会を見ているのだと反省した。

偶然見えてしまうことはあっても、それを写真やビデオに撮ったら盗撮という犯罪だし、混雑した場所で体の一部が偶然相手の女性の胸や尻に当たることはあるが、それを無理にやったら痴漢だ。

李下に冠を正さず、君子危うきに近寄らず。

おかしなことにならないように気をつけることは、女性に対するマナーだ。
薬指の捻挫のおかげでそのことが分かったような気がする。
根本的に間違っている

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