こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

”絶対安全”はあり得ない

2024年07月23日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
今日も猛暑の予報、昨日の疲れが残っているのにいつも通りに出勤とは一体どこまで体が持つことやら。
というよりももうヤケクソの様な気もする。

保守車両の事故のあった東海道新幹線は朝までに復旧したようだが、いったい何万人の人が影響を被ったのだろう。
大怪我をした乗務員の方を含め、お見舞い申し上げる。
まさか保守車両がこんな大事故を起こすとは考えていなかったとすればJR東海は大失態だ。
安全管理はどうなっていたのか究明して再発防止をしなくてはならない。

医療もそうだが、事故を起こそうと思って起こす人はいない。
それでも起きてしまうのが事故だ。
人間は間違える存在なわけで、故意の間違いでない限りその人のことを責めてはいけない。
ヒューマンエラーは必ずあって、”絶対安全”などという言葉はあり得ないし、そんなことを謳い文句にする事業があればそれはインチキだ。

医療界では術後の安全管理などが問題となって訴訟になることが時々ある。
注意義務を怠ったことが原因なのだろうが、日々の行程を積み重ねると数万あって、そのうちの1つがおおきな事故となる。

新幹線の事故も”絶対”に起こり得ないことが起こったわけで、これまたスイスチーズモデルそのものなのだろうし、私もかつて死にかけたことがある
チーズの穴を塞ぐことはそれこそ”絶対”にできない、謙虚な気持ちでそのことを肝に銘じて日々の業務に勤しもう。
せめて軽減できたらいいのだけど

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