ふつうの休みを過ごした日、近所のガーデニングショップを訪ねた(たぶんこれがふつうの休み )。3鉢育てているゼラニウムをもう少し増やしたいと探しにいったのだ。残念ながら、お店にゼラニウムはなかった。それどころか、置いてあるお花の種類がなんとなく寂しい。顔見知りの店員さんにきいてみると、今の時期は、お花はすくないとのこと。そういえば、今は”花境期”だった(花境期 - 2013/6/4)。花の季節が春から夏へと移り変わっていく6月、お花の苗を植える時期ではないのだ。妻の勧めに従って、ゼラニウムは挿し木で増やすことに挑戦することにした。
鎌倉は東京に比べたら緑が多く、自然に触れているつもりだが、朝と晩のほんの少しだけしか居ないとなるとなかなかその自然の声を聞くこともできない。四季のある日本では、梅雨時は水の恵みを得て多くの植物が成長する時期だ。ここで、たっぷりと栄養をたくわえ、花は咲き、葉は生い茂る。私たち人間のサイクルも、自然とともにあるということを意識することで、生活にもメリハリがでてくるはずだ。そして、植物たち、路傍の草一本まで、が生の営みを行なっているということに想いを馳せたら、生きる力となる。
蒸し暑くなってきました