夏から秋にかけて南風から北風に変わる。
そのおかげで日本は季節の移ろいがわかりやすい。
先日、一気に涼しくなった時、この風は、ロシア、中国東北部、朝鮮半島などを渡ってきたものだということをふと思った。
彼の地の人たちはこんなに寒いところに年中住んでいるのかと思った。
それどころか、冬にはもっと寒くなるわけで、台風一過で涼しくなるならないどころの話ではない。
日本に生まれて良かったと思うべきなのだろうが、仮に他所のどこで生まれてもその土地、人を愛することは人間としての宿命なのだろう。
だから、ウクライナの人も、パレスチナの人も自らのアイデンティティーを自らの地に求めるために戦うのだし、一方のロシアもイスラエルも自分たちの論理があってその土地を守る。
これに宗教が加わるとさらに問題は難しくなる。
それぞれの教義を深く知らないであれこれ言うのはその宗教への冒涜となるから
どれがどうとは言えないが、私のように神社で手を合わせ、法事はお坊さんにお願いし、結婚式はホテルのチャペルで行ったような人間とは別の次元の信心というものがある。
戦争反対と言っても、譲れないものがある人にとって戦争は反対の対象ではなく、必要なものだ。
他人を殺す、排除する、そのことでしか自らを守ることができない人というのがいる。
私にはその心情を理解することはできないだろうが、そういう人たちがいるということを理解する必要はある。
民族としてのアイデンティティー
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今の仏教では、仏教徒(私はこの言葉は好きではないのですが)であっても仏教に執著してはならないと言われます。
アイデンティティも同じかもしれません。
アイデンティティを持つことはとても大事なことだと思いますが、それに執著するのはやはり正しいことではないのかなと思います。
執著がなければ多分戦争もおきない、あるいはおきにくくなるだろうし、いろいろな問題も解決するのかなと思います。
そう言う意味でも、「そういう人たちがいるということを理解する必要はある。」
これはその通りだと思います。
今の世界情勢は、私の考えられる範囲を超えています。
元々考えられる範囲なんてたかが知れていたのでしょうし、情報の伝わるスピードが上がったことも原因としてあるかもしれません。
いずれにせよ、世の中で起こっていること、そんなふうに考える人がいるということだけは理解したいと思います。