ヒノキ花粉がピークのようで、夜中のうちから目が痒くなる。外でマスクをしていたら、鼻や口は触らないでいられるが目をつい擦ってしまいそうになるので注意が必要だ。
昨日の十六夜、歩いて帰ったら鶴岡八幡宮の源氏池に大きな月が上がるところだった。こういう美しい情景をなんの心配もなく見ることができる日はいつになったら帰ってくるのだろうか。それどころか、そうやって心配なく見ることができるまで生きていられるだろうかとさえ思う。ただ、もし今新型コロナウイルス (COVID-19)に感染したら、絶対に負けないで生きるんだ、という意思を持つ必要がある。
医療従事者やその家族に対する差別が深刻な問題となっている。さすがに医者や看護師、臨床検査技師などに対して面と向かって差別的なことを行ってくる人はいないが、その家族、特に子供がいじめに近い差別を受けている。こういう職業の子弟というのは普段から親が当直、日直、急な呼び出しというので、不規則かつ無理をして仕事しているのが当たり前のことと思っている。だから、親が不在だの、疲れているだのといったことに耐えることはできるが、さすがに保育園とか学校で差別されるのは辛いだろうと思う。さらには、我が子がそんなでは親だって気になって仕方がないし、悲しい気持ちをもったままま辛い思いをして死線をさまよっている患者さんに接することとなる。
社会全体の健康を守るために、緊急事態宣言が出され、今のところ健康な人が外出自粛という形で個別に隔離されている。こんなんでは、人と人との接触8割減の目標達成は無理だろうと思っているが、それでも多くの人が頑張っている。そんななか、なくてはならない職業というのがある。物流関係もその一つで、不特定多数の人と接する可能性がある過酷な仕事だ。そんな物流関係者の家族への差別があるという話を聞いて悲しくなった。自分の地域に不可欠な物資を運んでくれている人への、それはほとんど冒涜と言える行為ではないかと思う。そんなことが、スーパーやドラッグストアに広がっていったら、どうするのだろう。差別を理由として誰もそういった仕事につかなくなったら一体どうなるのか、考えてみて欲しい。
やらなくてはいけないのは、そういう人を励まし、仕事がしやすいようにサポートすること。そのために自分達には何ができるかということを考えること。地域社会で心地よく過ごしてもらうためには、どうしたらいいかを考えて欲しい。空気感染するような病気ではない、インフルエンザやノロウイルスに対するような感染防御手順を常日頃から踏むようにしたらいい。根拠のないまま、弱いものいじめをするのは、今、国民全員、いや人類全体の力を合わせてことにあたるべき時に、百害あって一利なしの愚かな行為だ。
医療従事者や、社会インフラに関わっている人に対して、応援の言葉はいらないが、サポートしているという社会環境を醸成していただきたい。
今は足の引っ張り合いをしている時ではない
感染症に近い距離にいる私達を差別したい気持ちもわかります。でも差別している方々へ、感染した時は誰を頼るんですか?って尋ねたいです。ちょっと愚痴ってしまいました。
とにかく今は、自分が感染しないように努力するしかありませんよね。
スペイン風邪は終息まで3年かかったということですから、COVID-19も最低でも一年はかかるでしょうから、それまで長期戦のつもりで辛抱しようと思っています。
ファイトです!