連休を利用して、コロ健一家と両親と弟とで旅行に来た。
宿は海にほど近い場所にあり、この記事は波の音を聞きながら書いている。
父は数年前から杖をついて歩くようになった。いつも親父と私の挟まれて苦労していた母も、少々年を重ねてきたと思うことがある。
ダウン症の弟は今も元気だけど、やっぱりちょっと頑固さが増している。
仕事を離れてゆっくり休んで久しぶりに親と長い時間一緒にいると、子供の頃のこと、思春期の頃のこと、そして今のこと、いろいろなことがないまぜとなって思いが押し寄せてくる。
親父が私を医者にしたかったこと、それに応じようと一浪して1.5流私立医大に滑り込んだこと、それらのこと、どれももういいじゃないと思う。
コロ健も、そのあとの人生はそれなりに自分の考えで歩いてきた。一番は父と同じ内科医(勤務医)にはならず、病理医を選んだ。
その後のこと、いろんなことを思い出す。一体、何歳まであれこれ考えていればいいだろう。
今は両親が元気でいてくれたらほかに何も望むものは無いと思える。